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ボランティア活動就活の自己PRの定番と言えばボランティア活動の経験でしょう。

誰もが揃ってボランティア経験を語るので、必須の行動かと思う人もいるかもしれませんが、果たしてボランティア経験は就活に優位に働くのでしょうか。

折しもコロナでボランティア活動も制限される今、本当に就活に意味があるのかをひも解きます。

就活の自己PRとしての効果は薄い

結論から言うとボランティア活動をしたからといって、あなたのポイントが急上昇することはありません。

逆にボランティア活動をしていないからダメだとみなされることもないので安心してください。

多くの大学生がこぞって参加するボランティア活動が意味をなさない理由を挙げてみましょう。

 

差別化の効果はない

実際に面接を受けてみればわかりますが、自己PRの際にボランティア活動の経験について話す就活生は非常に多いです。(2021年の就活はコロナの影響で少ないかもですが)

つまり、あなたが学生時代に頑張ってきたことで「ボランティア活動」と言ったところで大した差別化にはならず、話し方次第では「またか」と人事担当に思われるだけになってしまいます。

誰も経験していないようなインパクトの強いボランティア活動をしていれば話は別ですが、ボランティア活動をしていれば周囲をリードできるなど思わない方が良いです。

 

アリバイ的ならボランティアではない

もしもあなたが就活のために無理にボランティア活動をしようとしているのであれば、それは時間の無駄ですのでおすすめしません。

就活で「ボランティア活動をやりました」と言いたいがためだけでするボランティア活動は、ボランティアとは言いませんので手伝われる方もいい迷惑でしょう。

あなた自身も面倒だと思いながらダラダラと時間を過ごすくらいであれば、もっとやりたいことに時間を使った方が有意義です。

 

やらされたのか、自分からやったのか

課題や研修などで実行した活動はボランティアとは言いません。

体験談として語ることはできるかもしれませんが、きっかけが自発的ではないので自己PRという点では効果がなくなってしまいます。

その課題がきっかけでその業種に興味を持ったなどのエピソードを加えることができるのであれば使いどころもあるでしょう。

 

ボランティア活動自体は良いこと

就活のPRには意味がないと書いてしまいましたが、ボランティア活動をすることは良いことです。

アピールのためにしようと思わないで純粋な気持ちでボランティア活動に参加すれば、得られるものは少なくありません。

 

人との繋がりから学べることは多い

ボランティア活動はものにもよりますが、多くの人が集まります。

その中では年齢の離れた人や境遇の違う人との出会いもあるでしょう。

協力しながら一つの目的に向かって活動をすれば、人との繋がりが生まれますので今までにはない経験も積むことができます。

目的は違いますが、こうした多様な人が集まる組織に短期間でも所属することは社会勉強になります。

積極的にコミュニケーションを取ってみましょう。

 

自分の視野が広くなる

ボランティア活動をすることで今までは知らなかった世界がわかるようにもなります。

世の中のあらゆる事柄には裏で支える人たちがいると知るには実経験をするのが一番でしょう。

こうした視点を持つことができるかどうかは企業で働く上で大きな違いになってきます。

いろいろな仕事があることを知ることで自分が進みたい道もまた見えてくるでしょう。

 

自分の志望業界に通じるならなお良し

せっかくボランティア活動をするなら、自分の志望業界に関連する分野にしておいた方がさらに得るものがありますし、就活で役に立つ可能性もあります。

現時点でまだ厳密に業界が決まっていないのであれば、関心のある業界を知るために飛び込んでみてはどうでしょうか。

ボランティア活動も何でも良いというわけではなく、就活に役立てたいと思うのなら選んでみるようにしてください。

 

ボランティア活動のアピールの仕方

ボランティア経験がそこまで就活に大きな影響を与えないとしても、せっかくであれば面接に生かしたいと思いますよね。

ボランティア経験を効果的にアピールする方法も考えておきましょう。

 

なぜボランティア活動を始めたのか

ボランティア活動をどうして始めたかという動機の部分は重要なポイントになります。

そこであなたがどんなことを考えている人なのか、主体性を持って自発的に行動をできる人なのかが見られます。

「友達と一緒に応募した」などの軽い動機で言ってしまうと、そこで学んだ経験がどんなに素晴らしくても霞んでしまうので気を付けましょう。

 

そこでの経験が仕事にどう生きるのか

ボランティア経験があるのは良いことですが、それが仕事にどのように生かされるかは採用する企業にとっては気になるところです。

自分がいかに素晴らしい経験をしてきたと伝えたところでそれは自己満足に過ぎません。

企業が欲しいのは自社で活躍する社員ですので、厳しい言い方をすれば関係ない話はただの雑談くらいに流されてしまいます。

 

ボランティア精神のPRはしない

ボランティア活動を経験することであなたの中でボランティア精神が強くなることもあるかもしれませんし、人から感謝されることに大きな喜びを見出して今後も続けたいと思うこともあるでしょう。

ですが、面接ではそこをあまり強調しない方が良いです。

なぜならボランティアは無償で行う活動ですが、企業は営利団体ですので利益を追求する必要があるからです。

業種にもよりますが、最終的に社員は利益を上げなければなりませんので、ボランティア精神は人としては良いでしょうが、会社員には強過ぎもネックです。

 

嘘はバレるから言わない方が無難

ボランティア活動をしたことがない、またはほんの少ししかしていないのに面接であたかも頑張ってきたかのように言うのは危険です。

「禁止」としなかったのは証拠の提出はないので嘘は吐こうと思えば吐けてしまうからです。

ですが、面接官もプロですのでよほどシナリオを練り込んでおかないと質問をいくつかされれば嘘は見破られます。

そんなリスクを背負うほどボランティア活動は重要ではないので別のことをアピールした方がよほど健全でしょう。

 

まとめ

ボランティア活動は大学生がこぞって行いますが、面接の観点だけで言えばそんなに固執する必要はありません。

自分で人生経験として挑戦するのは大歓迎ですが、面接で言いたいがために嫌々ならやらない方がよほどマシです。

せっかく経験した場合は上手に伝えられるように考えながらアピールしてみてくださいね。

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