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BtoB就活で企業探しをしている時に目がいきやすいのは、やはり普段から名前を知っている企業ではないでしょうか。

ですが、世の中にはBtoBの取引をメインとしているために、一般的に名は知られていなくても、その道では重要視されているという企業も山ほどあります。

そんな隠れた優良企業の宝庫、BtoB企業の魅力をご紹介します。

BtoB企業とはどんな企業

BtoBとは「Business to Business」つまり企業同士の取引のことを指します。

我々消費者向けに商品やサービスを提供している業態はBtoC、Cは「Consumer(消費者)」ですね。

消費者との直接関りがないので知る機会も少ないですが、無くてはならない企業も多く存在します。

 

企業間取引で成り立つ企業

例えば皆さんが使っているスマートフォンはどこで買いましたか?

専門の販売ショップや家電量販店で購入した方が多いと思いますが、それらの企業はみなさん消費者向けのビジネスを行っていることになります。

スマートフォンを作っているメーカーも、直接触れ合うわけではないですが消費者に届く完成形を作っているのでC向けと言うことができます。

BtoBの企業はそのさらに裏側の、各種パーツを作成して納品している企業をイメージしてください。

他にも企業は社内の仕事を効率化するために様々なシステムを構築しなければなりませんが、そのシステムを納品するのも企業間の取引ですよね。

これはあくまで一例で、1つの企業が仕事をするには多種多様な裏方を必要としていて、業種の数だけ裏方もいます。

みなさんが知っている企業がいかにごく一部の企業に過ぎないかはよくわかりますよね。

 

目立たないけど確実に必要な企業

全ての業務を自社だけで賄える企業など存在せず、必ず裏方役となる企業は存在しています。

そしてその裏方仕事がなければ、我々消費者に適切なサービスが届かないことになりますので、BtoBをメインで行っている企業は絶対に必要です。

存在に気が付かないだけで、普段の生活も様々なBtoB企業に支えられていることは覚えておきましょう。

 

BtoB企業の魅力とは

それでもやはり名の知れている企業が気になってしまうあなたのために、BtoB企業の魅力をお伝えしましょう。

自分の将来を考えた時に、BtoBは有効な選択肢になり得ます。

 

社会貢献度が高い

BtoBの企業は裏方として生活の様々な場面を支えていますので、社会貢献度は非常に高い企業が多くあります。

自分の仕事に誇りや、やりがいを求める人には格好の仕事と言えるでしょう。

自慢をする必要はないですが、友人などに仕事の内容を紹介したときに「そんな仕事もあるんだ」と驚かれるのもBtoBの仕事です。

知る人ぞ知る大事な仕事ですので、そういった陰で活躍することに喜びを感じる人にも良いかもしれませんね。

 

安定感がある

BtoBを主としている企業は、特定の取引先を持っていたり、一社が業界シェアの大半を占めているというケースも多くあります。

流行に流されやすく常に変化が起こる消費者向けビジネスと比べると、比較的安定感があるのが特徴です。

もちろん全ての企業がそうとは限りませんし、向上心を持たなければ取り残されてしまいますが、先が見えない時代に安定感のある企業というのはとても魅力的に思えるでしょう。

安定志向で選びたい人にはおすすめできます。

 

優良企業が多い

BtoBをメインで行っている企業の中には、その業界で働いていて知らない人はいないというような大手企業も多くあります。

また職場環境としても、広告費や消費者に選ばれるための過剰なサービスでお利益を圧迫されることが少ないので給与面も良い場合が多いです。

決して目立たないかもしれませんが、表に出てこない分、社員に目を向けることができているので優良企業になりやすくなるのは良いところでしょう。

 

知名度が低い分ライバルが少ない

就活の話としては、ライバルが少ない優良企業という点でもBtoB企業は狙い目と言えるでしょう。

他の就活生が名前の知られているBtoCメインの企業を中心に活動をしているとすると、倍率はどうしても高くなっていきます。

ですがBtoBの企業は一般的な知名度はそこまで高くないので、その良さに気が付かないで見逃してしまっていることは多いです。

しっかりと企業研究を行っていれば、隠れた優良企業の存在に気が付くことができ、そこまで厳しくない競争で済む可能性があります。

 

BtoB企業を受ける際の注意点

メリットが多く感じるBtoB企業ですが、だからといってそう簡単に採用されるわけではありませんので十分ご注意ください。

私がリードしておいて恐縮ですが、あまり簡単に考え過ぎてはいけませんよ。

 

業界の仕組みを理解する

BtoBの業界は表に出てこないので仕組みがよくわからない、調べても理解できないということがあり得ます。

自分で納得できるまでちゃんと調べないと、その企業の仕事をわかっていないまま面接に臨むことになってしまいます。

それでは思ったような結果を出すのは難しいですよね。

自分が関わったことがある業種なら仕事内容も想像がつきますが、なかなかそうもいなかいので、企業や業界の研究はより難しいものとなります。

 

資格や技術が必要な場合もあり

BtoBの業界は専門的な仕事になる場合も多いので、資格取得をする必要があったり技術を磨かないといけない可能性があります。

興味があってもすぐに活躍できるとは限りませんので、しっかりと準備をするようにしましょう。

入社後に磨くことができる技術もありますが、知識など今のうちに勉強できることはちゃんと覚えてから面接に挑んでください。

 

企業の実力を見誤らないこと

BtoBの魅力を主に伝えてきましたが、立場が非常に弱い企業も多くあることは忘れてはいけません。

主要取引先に依存しているようですと、契約を解消されてしまうと一巻の終わりであるために無理な条件を呑むことになり、その影響は社員が受けます。

ニッチな分野で勝負をしている企業も、そこのニーズが今後なくなると会社の将来も危ないので不安定になってしまいます。

魅力的な企業も多いですが、企業の実力を見誤ると苦労が絶えない社会人生活になってしまうのでご注意ください。

 

まとめ

BtoBに今まで注目してこなかった人にとって、今回の記事が関心を持っていただけるきっかけとなればうれしいです。

私自身もBtoBの企業でお仕事をしたこともありますが、面接を受けるまでは全然知らなかった会社であるものの、知ると面白そうな仕事だったので就職を決めました。

実際に入ってみると知らないことの連続でしたが、やりがいがあって良かったです。

BtoBの業界をすると視野は急に広がりますので、自分の可能性を狭めないためにも是非とも調べてみてくださいね!

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