履歴書やエントリーシートで登場する可能性が高いのが自分の長所と短所についての質問です。
改めて質問されると何を書いていいかわからなくなるので苦手とする人も少なくないでしょうが、自分の人物像を伝える最大のチャンスですのでうまく生かしましょう。
どのような書き方をすれば好印象を与えられるかを解説します。
目次
仕事で役立つ長所と短所ということをわきまえる
書いているのは志望する会社に提出する書類ですので書く時にはそれを理解したうえで書かなければなりません。
人間性をアピールするのも悪くありませんが、仕事や職場で役に立つかどうかを意識するようにしましょう。
一緒に仕事がしたいと思えるような書き方をする
長所短所を書いた時に読む側がどう考えるかを想像して書くことが重要となります。
長所が思いつかないという人は、自分はどのように職場で振舞いたいかを考えてみましょう。
自分は職場でどうのようなキャラクターになるかが思いつけば、それがあなたの長所となります。
明るいならムードメーカータイプ、真面目な人はコツコツできることは大きな長所です。
少し飽きっぽいかなという人も言い方によっては好奇心旺盛と言えるので職場に新しい情報をもたらすことができる人材です。
プライベートに関することは当然NG
繰り返しになりますが書いているのは就活で使う書類です。
どんなにおもしろいネタを持っていても仕事に使えないような内容では意味がありません。
先ほどの逆で、同じ長所でも仲間内でしか盛り上がらないような書き方や、自分の世界だけに籠もった書き方では意味がありません。
ありのままを書いてくださいと指示があったとしてもそれをそのまま受け止めてはダメで、きちんと仕事に合わせた文脈に変えるようにしてください。
好感をもたれる長所
自分の良いところは長所としてどんどんアピールしていくべきですが、文字数が限られているケースがほとんどですので簡潔にまとめなければなりません。
書くなら自分は採用する側が求めている人材であるということをアピールする内容にしていきましょう。
キーワードを押さえる
長所を書くなら採用する企業が求める人物像であることが大切です。
キーワードを意識して書くと、より企業と自分がマッチしていることが伝わります。
おすすめキーワード
・前向き
・努力家
・積極性
・リーダーシップ
・企業理念に合う部分
最初の4つはどの企業でも求めている人材ですのである程度使いまわすことができますが、最後の企業理念に合う部分も意識してみてください。
どの会社にも企業理念がありますので、そこで強調している言葉があればさりげなく混ぜることで印象が良くなります。
しっかり考えて志望してきていることも伝わりますのでおすすめです。
大袈裟にはし過ぎない
少しでも自分をアピールしようと思うと長所を大袈裟に書こうとしてしまいますが、それもほどほどにしておきましょう。
多少の誇張は許される範囲ですし、自己PRですから遠慮をする必要もありませんが、出来ないことまで書いてしまってはいけません。
書類選考は通るかもしれませんが、面接では確実にそこを掘り下げられますのでバレてしまいます。
良く見せるのもテクニックの1つですが、現実の自分と見比べて無理のないようにしてください。
仕事のスキルは求めていない
長所で何を書いていいかわからないと感じることがある人は、自分は仕事に使えるスキルがないから書けないと諦めてしまっていないでしょうか。
しかし企業は長所の部分にスキルを求めていません。
新卒であればそもそも即戦力を期待していませんし、中途採用ならば他の部分で仕事のスキルは質問します。
長所で書くなら職場でどのように振舞えるかや、仕事に対する意識についてのアピールに使いましょう。
短所のうまい書き方
長所を訊かれれば短所も訊かれますが、これは書き方を気を付けないといけません。
謙虚になるのは悪いことではありますが、余計なことまで書くと評価を落とすことになります。
短所を書く時のコツをお伝えします。
見方を変えれば長所とも言えることを書く
短所を書く時にはそれを長所にも見せられるように書くことがポイントです。
長所と短所は紙一重と言うこともできます。
例えば頑固な性格が短所だとしても、それは意思が強いと言い替えることが可能です。
自分では短所と思っていたとしても、他の人から見ればそれは長所に映っているかもしれません。
長所に比べると短所は簡単に思いつくという人も多いでしょう。
何でも書けば良いというものではないので、その中から精査してポジティブに捉えられそうなことを選ぶようにしましょう。
改善できることを書く
短所は自覚しているのであれば改善をしなければなりません。
つまり短所は改善出来ることを書くようにする必要があります。
短所はその部分を改善するたにどのような努力をしているかをアピールするところまでがセットです。
短所そのものよりも、改善するまでの過程が大切です。
そこまでのストーリーを考えて短所は書くように心掛けましょう。
そうすれば短所はデメリットにならず、自分をアピールするためのチャンスとなります。
短所なしは良いのか?
自分の短所が見当たらないという人はそうはいないでしょうが、取り分けて悪いということでなければ「なし」としても良いのかと迷ってしまいます。
ですが、それはあまり良いことではありません。
短所を書けないということは自己分析が出来ていないということになってしまいます。
短所のない人間などいませんので、そこは冷静に分析して短所を見つけましょう。
どうしても思いつかないのであれば友人や家族から客観的な意見をもらうと良いでしょう。
まとめ
長所、短所は履歴書で必ず出て来る項目ですので、対策を取らずにそのままにしておくわけにはいきません。
逆に言えば攻略法をしっかりと準備しておけばどの企業を受けても困ることはありません。
きちんと準備をして自分の良さをアピールしてください。