多くの企業が一堂に会する合同説明会は、あなたにとっても人生で初めて就活を意識する機会になるのではないでしょうか。
最初の一歩を踏み出すためにも大切にしたい機会ですが、計画を持って挑まなければただその場にいただけになってしまいます。
合同説明会を有意義なものにするためのコツをお教えします。
目次
合同説明会参加のメリット
合同説明会に参加したことで志望企業への就職に直接優位に働くことはありません。
それでも合同説明会に参加することはあなたの今後の就活の役に立ちますのでおすすめします。
可能であれば就活が本活化する前の1、2年生のころから参加するようにしてみましょう。
知らない企業に気がつくことができる
合同説明会に参加するメリットは今まで知らなかったような企業のことも知る機会があることです。
就活サイトをマメにチェックしていても見逃してしまう企業は必ずあるもので、合同説明会に参加したことで初めてしることになる企業も存在します。
話を聞いてみたらノーマークだった業界に興味が湧くこともあり、合同説明会に参加することで視野は大きく広がることになります。
就活の練習になる
合同説明会も立派な就活の一種ではありますが、やはり個別の企業に訪問したり面接に挑むことと比べれば心理的なハードルは下がります。
そこで合同説明会を練習の一環として場馴れのために活用することもできます。
企業の担当者と会うことは緊張しますが、何度が会っているうちに徐々に慣れてくるものです。
本格的な就活が始まった時のために少しでも練習しておきましょう。
周囲の熱気に押される
合同説明会は大勢の就活生が一堂に会する場でもあります。
そこでやる気のある他の就活生の姿を見ることは大きな刺激になります。
ペースは人それぞれですので焦りは禁物ではあるものの、否が応にも自分の就活への意気込みと比較することになります。
良くも悪くも周囲の熱気に押される形となり今まで通りでいるわけにはいかなくなってきます。
なかなか就活に身が入らないと悩んでいる人はスイッチを入れに行ってもいいかもしれません。
合同説明会の心得
合同説明会は参加するからには実りのあるものにしなければなりません。
そのためには事前の準備もが大切になってきますので、簡単に考えないでしっかりとした対策を練ってから行きましょう。
当日の行動も含めて合同説明会参加の心得をお教えします。
なるべく数をこなすようにする
合同説明会は多くの企業が集まる貴重な機会ですのでなるべく多くの企業のブースに顔を出すようにした方が良いです。
近年の就活は期間が短くなっているので個別の会社説明会に参加できる数は限られています。
そのためどうしても自分が興味のある企業ばかりに集中してしまって、他の多くの企業を見逃すことになりますのでこうした同時にみることが出来る機会は大切にしましょう。
1日で多くの情報を処理するのは大変ですが、時間の許す限りはチャレンジしてみてください。
余裕を持った計画を立てておく
多くの企業を見るためには事前に計画を立てて話を聞く順番は決めておいた方が良いです。
合同説明会の会場はかなり広いことも多いので、効率良く回らないと移動ばかりでいつの間にか終わってしまっていたということにもなりかねません。
事前に話を聞きたい企業には目星をつけておいてスケジュールを組んでおきましょう。
また、合同説明会では講演会が開かれることもありますので、興味がある場合はそちらもスケジュールに入れなければいけません。
注目の講演ですと早めに席を取らないと入れなくなってしまうこともあります。
1日を効率良く過ごすためのコツは、矛盾のようですがあまり分刻みのスケジュールにはせずに余裕は作っておくことです。
人気のある企業のブースは並ぶことになって時間が読めませんし、急にその場で気になる企業が出てくることもあります。
柔軟な対応ができるようなスケジュールを心掛けましょう。
動きやすいようにする
合同説明会を成功させるためには当日にスムーズな行動ができるようにしておかなければなりません。
服装はビジネスマナーとしてリクルートスーツにビジネスシューズなりますが、履き慣れていないと足が痛くなるので注意しましょう。
女性の場合はあまり踵の高い靴ですとすぐに足が疲れてしまうので無理はしない方が賢明です。
体調面も行動には大きな影響を与えますので、前日はなるべく早く寝て朝食もしっかり摂って望みましょう。暑い時期は熱中症対策も必要になります。
合同説明会は体力勝負な部分もありますが、体調管理も就職活動の良い練習になりますよ。
復習もしよう
合同説明会は参加して終わりではなく、その後が大切になってきます。
貴重な経験を生かすことができるかどうかは自分次第ですので、復習を大切にしましょう。
自分なりに情報をまとめる
合同説明会に参加したら極力当日、少なくとも数日以内に持ち帰った情報をまとめる時間を作りましょう。
当日はかなりの情報を得ることになるので整理をしておかないとせっかく聞いた企業の話も何が重要だったかわからなくなってしまいます。
話を聞いた企業は自分なりにノートにまとめるたりホームページを確認する等、記憶に残るようにしておいてください。
いらないパンフレットは捨てる
合同説明会で会場内を歩いていると様々な企業からパンフレットを渡されます。
断るのが大変でそのまま受け取っていると膨大な量になってしまいます。
不要な情報は混乱を招くだけですので、渡してくれた企業には申し訳ないですが一旦目を通して必要ないと思ったものは処分してしまうようにしましょう。
ただし絶対にやってはいけないのは会場で捨てることです。
企業に対しても失礼ですし、会場内でのマナーとしても最悪です。
リードした気分に浸らない
合同説明会に参加すると、なんとなく就活をやった気分になって他の就活生をリードしたと勘違いをしやすくなります。
もちろん最初の一歩を踏み出したことは立派なことですが、それに満足してしまっていては就活の波に乗り遅れます。
最初の一歩を踏み出したらすぐに二歩目三歩目を歩んで先に進むようにしていってください。
まとめ
合同説明会は就活生にとって貴重な機会となりますが、その機会をどう使うかはあなた次第です。
適当にやってもそれなりに企業の話しを聞くことはできるので就活をやった気にはなれるでしょう。
しかしそれでは身になりません。
自分の就活を成功させるために、合同説明会を有意義な時間にして最後に笑えるよう頑張ってください。