就職活動と一言で言っても、その内容はいくつもの会社説明会やインターンシップ、エントリーシートの作成等々、多岐に渡ります。
その間、色々な場面で企業と接する機会があり、様々な担当者とやりとりすることになるでしょう。
そう考えると中々面倒なことではあるのですが、企業との接点は大いに越したことはありません。
ここでは企業との接点の機会がいかに大切かを説明していきます。
目次
企業は就活生との接点を求めている
昨今、人材不足が叫ばれており、多くの企業は優秀な人材の確保に苦労しています。
そんな中、企業側としては就活生との接点を多くしていく方向にあります。これは、実際に担当者が見て、できる限り早い段階から自社に興味がある優秀な人材を囲い込んでおきたいと考えているからです。
そのため、会社説明会や学校訪問、短期から長期のインターンシップなどの様々な就活生と接する機会が設けられているのです。
全ての活動がゴールに繋がっている
前項で書きましたが、企業は優秀な人材を早めに囲い込んでおきたいと考えています。
例えば、大学3年生でインターンシップに参加したとして、もしその学生が優秀であれば、継続して連絡を取り続け話を聞いていたりするのです。
説明会やインターンシップなどは一見すると就職に直接繋がるものではないように思うかもしれません。
しかし、企業側からすると、この時点から就職活動が始まっているも同然なのです。
この点は就活生としても強く意識しておく必要があります。
たかが説明会だからと参加するのではなく、説明会であっても就職に直結する可能性があると適度な緊張感を持って参加しましょう。
接点を増やすためには?
ここまで企業は就活生との接点を求めており、それら全ての接点が就職に繋がっていると説明してきました。では、どのようにして接点を増やしていけばいいのでしょうか?
企業側が実施するイベントに積極的に参加する
企業側が就職活動に際し、実施する活動として、学校訪問や会社説明会、インターンシップが考えられます。
これらの活動には積極的に参加しましょう。これらのイベントは企業側が実施しているイベントですので、当然ながら採用活動の主たる担当者も参加していると考えるべきです。
これらの採用担当者とコミュニケーションが取れると、その後の連絡のいかん等で、自分がその企業からどう思われているかのあたりをつけることもできます。
それ次第では就職活動をどう展開していくかにも繋がりますので、大切な機会と位置付けましょう。
OB・OGを活用する
もし、OB・OGに志望している企業の方がいればそれもチャンスです。
まずはOB・OGから直接話を聞いてみるなど、積極的に接点を持ち、機会があれば採用担当者に紹介してもらうことができれば完璧です。
OB・OGとの接触は単に企業との接点を増やすということだけでなく、その企業の内情を知ることのできる数少ない機会です。
表面的なことはインターネットで調べたりすることで、知識を蓄えることができますが、企業風土や文化というものは内部にいる方から聞くのが一番ですので、そういった面からもOB・OGは積極的に活用していくべきです。
企業からの接触は逃さない
会社説明会やインターンシップに参加すると、その後、企業の採用担当者側から連絡が来ることがあります。
多くは参加のお礼等になりますが、そのような機会も大切にしましょう。
お礼のメールをいただけば、当日の対応に関する感謝の意を伝えるなど、相手に対する気配りを意識しておけば問題ありません。
また、その後の就職活動に対して興味を示されたような場合には、やり取りの中でさりげなく、質問などを混ぜていき、志望度が高いことをアピールすることができます。
さりげないコミュニケーションの中にも人柄というものは現れてきます。ちょっとした機会も有利に活用できるように普段から意識しておくといいでしょう。
気をつけること
積極的に企業側と接することはとても大切なことです。しかし採用担当者との仲が深まっていくとついつい油断しがちにもなります。
基本的に就職活動中は常に相手に対し敬意を払いましょう。ちょっと仲が深まるとついつい言葉遣いなどにそのことが出てしまいがちになってしまいます。
採用担当者と仲を深めることはその後の就職活動にとっても大切なことなので、一定の緊張感を持ち続けることを意識しておきましょう。
また、多くの就職活動では、徐々に採用担当者の上司が登場してくるということになると思います。担当者はその対応でよくても上司がいいとは限りません。
慢心せず、緊張感を持って就職活動に取り組みましょう。