実際に就職してみると、こんなはずではなかったという思いが強くなり、早期に辞めてしまう、という方も多々います。
就職活動でのアンマッチは就活生としても企業としてもかなりの痛手になってしまいます。
今回はそんなアンマッチを防ぐために、就活中にできることについて説明していきます。
目次
アンマッチを防ぐために
就活中のアンマッチを防ぐために最も大切なのは自分がなにをしたいかを明確に持っていることです。
自分が何をしたいかが決まっていれば、自ずと入りたい企業も決まってきて、そこに入社することができればアンマッチは早々起きないでしょう。
しかし、就活時点で自分のやりたいことは100%これだ!と言い切れる人ばかりではありません。
なんとなくこういうことがやってみたいけど…という状態で就職活動をしている人もたくさんいることでしょう。
そんか方でも極力アンマッチを防ぐための方法について説明していきます。
疑問に思ったことは全部聞く
会社説明会や大学訪問等々、企業から説明を受ける機会は就職活動をしていれば多々あります。
そんな機会に疑問に思ったことは全て質問としてぶつけましょう。
「こんなこと聞いていいのかな?」「これを聞いたら失礼ではないかな?」等々考えてしまう場合もあると思います。
しかし、企業側も就職後にアンマッチで離職されるのはかなりの痛手になりますので、大抵のことには答えてくれるはずです。
本当に答えられないことについては就活担当者がそれとなく言ってくれるでしょうから、就活生があまり心配する必要はありません。
また、採用の担当者も就活生から質問されなければ、何を知りたいのかを知るすべがありません。結果、企業のいいところばかりを説明してしまい、アンマッチが起きてしまうということにつながりかねませんので、疑問に思ったことはどんどん質問していきましょう。
1回でわからなかったら何度でも参加する
1回の会社説明会ではわからないこともたくさんあると思います。
また、色々と説明を聞いてから疑問に思うこともあるでしょう。
そのような場合は何度でも社員と話せる機会に参加していきましょう。会社説明会だけでなく、インターンや大学訪問、OB・OG訪問などもいい機会です。
分からないことをそのままにしてしまうのではなく、次の機会を求めて貪欲に活動していくと企業に対する理解も深まりアンマッチが発生しづらくなります。
就活担当者としても、何度も参加してくれる熱心な就活生の方が安心して色々な話をすることができます。
結果、お互いにとっていい結果につながりますので、何度も参加するのはおススメです。
採用後のキャリアステップを把握する
採用担当をしていると離職する社員でよく聞くのが、「私はこの仕事をしたくてこの会社に入ったのではない」というパターンです。
大きな企業になればなるほど、企業内にはさまざまな部署があり、部署間の異動も多くなります。
そして、本当に自分のやりたい仕事をするためには、ステップを踏んでいかなければならないということも多々あるのです。
もう少し頑張ればあんな仕事もできたのにと感じたり、離職した後に同期が魅力的な仕事をしている姿を見なくて済むように就活段階から、就職後のキャリアステップを確認することが大切です。
キャリアステップにはいくつかのパターンがありますので、それらをしっかりと聞いておくことで、就職後の自分の働く姿のイメージがより具体的になります。
とにかく遠慮しない
説明会等々でどんどん質問するということにもつながりますが、就職活動で変に遠慮してしまうことは不要なことです。
遠慮して自分の知りたかったことを知れなかったり、ともするとおとなしい人という印象を採用担当者に与えてしまう恐れすらあります。
極端に言えば、採用担当者なんて、その企業に入社しなければ二度と会うことのない人です。恥はかきすてという言葉もありますが、ちょっとくらい恥ずかしくても、とにかく遠慮なく接していきましょう。
もちろん失礼な言動は慎むべきですが、遠慮なくガツガツと就職活動を進めていきましょう。
防ぐことの難しいアンマッチ
就活段階から意識して企業のことを理解し、就職しても実際には防ぐことのできないアンマッチが発生することがあります。
それは人間関係です。企業の文化や風土を知ることはできていても一緒に働く人間まで知った上で就職することは不可能です。
人間関係の部分については就活中にできることがあまりありませんので、そういうものだと割り切っておくことが大切です。
そしてもしそのようなケースになってしまえば離職もやむを得ないでしょう。
大切なのは自分が背負いすぎて体調を崩したりしないように、最初から人間関係だけはどうしようもないと割り切っておくことです。