就活をしていて「なんで就職をしなければいけないんだ」と思ったことはありませんか?
おそらく多くの人がぶつかる壁ですが、確かに難しい問題ですよね。
社会人になってからでも何のために働いているのかわからなくなる時もありますが、そんな時に考えるべきことをご紹介します。
少し不安も煽りますが、働く意義の参考になれば幸いです。
目次
そもそも何のために働くのか
そもそも人はなぜ仕事をするのでしょうか?
「大人になったから」と言えばそうなのですが、大人だと働かないといけないだけではちょっと納得できませんよね。
個人の価値観にも左右されますが、だいたいは次の3つが理由として当てはまるでしょう。
お金のため
何よりも大きいのはお金のためという理由です。
お金と言うとなんだかドライですが、生活をしていくにはお金が必要ですのでそれを得るために仕事をするのは自然な流れですよね。
野生動物も狩りをしたり餌を探しにいかないと食べられないように、人間もお金がないとご飯が食べられません。
夢や希望を持って就活を行っているみなさんには恐縮ですが、お給料を得るためにどうにか自分を奮い立たせている社会人は多いです。
逆に言えばこれがあるから意義などを深く考えなくても働けている部分もあります。
やりがいがある仕事などはとても大切ですが、時にはそれよりも現実的なお給料に目を向けないといけないことがあるとは覚えておいた方が良いです。
自己実現のため
仕事はお金も大事ですが、やりがいを大切にしている人も大勢います。
仕事は「自分はこんなことをしてみたい」と思っていることを表現する手段としても大いに意味があるものです。
自分の人生に目標を立てて、仕事を通じてそれを実現させることもできるのです。
なので、何のために就活をしているか迷った時や、どんな分野に進むべきかわからなくなった時には、自分が何をしたいのかを考えることが重要になるのです。
目標がぼんやりながらでも見えてくると、自然と仕事にも関心が持てるようになってきますので、まずは大きな目標を立ててみましょう。
最初はそれすらも見つからないという場合もありますが、そんな時は目標を見つけることを目標に仕事を始めてみてもいいですね。
社会的信用のため
少し偏見ではありますが、学生でもなく仕事をしていない人に対する世間の目は冷たいものがあります。
個人の事情や価値観があるので本来は一概には言えないのですが、やはり働いていない人は社会的信用を得るのが難しいというのが現実です。
いわゆる「世間体が悪い」という状態ですので、そんなもののために仕事をするのかという意見もありますが、社会で生きている以上は頭に入れておいた方が良いでしょう。
仕事をしていれば立派だと断言するわけにはいかないのですが、世の中の当たり前から外れることは自分にとっても居心地の悪いものになるでしょう。
フリーターという選択肢について
就職をしない場合に、フリーターで生計を立てるという選択肢も出てきます。
仕事がないと生活ができない以上はアルバイトでもいいから仕事をしようという考え方もありますよね。
ですが、フリーターもどうしてもリスクがある選択肢ではあります。
将来的な不安
フリーターの場合、働けば働いた分だけお給料がもらえますので、特に若い時は手取りで言えば正社員よりも稼ぐことができる場合も少なくありません。
それにアルバイトの中ではシフトに入れる分だけ立場も良くなりやすいので居心地の良さを感じることもあるでしょう。
ですが、最初は良くても将来までずっとその状態が続く可能性はかなり低いです。
アルバイトの時給は上がるにしてもいずれ頭打ちになるので、年齢を重ねて経験を積んだ正社員とはお給料でもいずれ逆転されます。
それにアルバイトの場合はシフトに入らない限りはお金になりませんので、年齢を重ねて若い時ほど体力的に働くのが難しくなると収入が減ってしまうことも覚悟しなければなりません。
社会保障や福利厚生も正社員のようにはありませんので、一時的なフリーターなら問題ないでしょうが、一生それで生活をしていくのは不安要素が多過ぎます。
社会的信用がない
働く理由と重複しますが、ここでいう社会的信用は家の契約などを交わす際に表れるものも指します。
例えば住宅ローンなどを始めとするローン契約を結ぼうとした際に、年収や職業は確実に質問されます。
貸す側は返済能力があるかどうかを重視していますので、収入が不安定なフリーターにはなかなかお金を貸してはくれません。
これは高価な買い物をする時に大きな壁になりますので、自分のしたいことができなくなるとは思っておいた方が良さそうです。
逃げのフリーターではだめ
フリーターの不安を煽ってしまいましたが、私はフリーターそのものを否定しているわけではありません。
自分で叶えたい夢があって、その実現のためには正社員で働くと時間の制約があって難しいなどというケースもあります。
そうした人生で大切にしたいものがある場合に手段としてフリーターを選ぶのであればまったく問題はないです。
良くないのは就活をしたくないからであったり、責任の少ないアルバイトの方が楽だからという逃げの理由でフリーターを選ぶことです。
一時的にはそんな時期があったとしても、いつまでも逃げてばかりもいられません。
年齢を重ねると正社員として雇ってもらえる可能性もどんどん減っていきますので、安易な気持ちでフリーターを選ぶことはやめた方が良いと言っておきます。
就職しても良いことがあるのか?
みなさんの中には日本の将来に悲観して、「一生懸命働いたところで良いことがあるのか」と考えてしまう人もいるでしょう。
たしかに仕事は辛いことは沢山ありますが、ここは社会人の先輩としてそれだけではないとお伝えしたいです。
面白いことは山ほどある
仕事はお金のためなどと割り切って考えることもできますが、実際は一生懸命やることで楽しいと思えることは沢山あります。
自分か目に見えて成長していくのも嬉しいですし、仕事を通じて様々な出会いがあるのでその分だけ自分の視野も広がっていきます。
目標を持ってチャレンジすることも楽しいでしょうし、仕事仲間と遊ぶ機会だってあるかもしれません。
仕事は責任感が求められたり厳しい競争に晒されたりと、マイナス面が気になってしまいますが、面白いことも本当に多いのでポジティブに考えてみてください。
漠然とした仕事をしても楽しくない
仕事はやるのとやらされるのでは全然違います。
確かに生活のために仕方なくやっている部分もあるでしょうが、せっかく働くのであれば自分から積極的に行動を起こしていった方が得るものも多いですし楽しいはずです。
嫌だと思いながら会社に通うのは疲れてしまいますし、精神的にも苦しくなりやすいです。
それにダラダラと何も考えずに仕事を続けることも成長にはつながりませんので、息苦しさを助長するだけになってしまいます。
本当に小さな目標でもいいので、自分で頑張ることを見つけながら前向きに取り組んだ方が必ず自分のためになります。
まとめ
仕事をしたくないのは誰だって同じです。
世の中には仕事が好きで仕方がないという人もいますが、大半の人は仕事をしなくても済むならその方が良いと思っているでしょう。
それでもみんな自分を鼓舞しながら頑張っています。
最初は迷いもあるでしょうが、あなたも絶対に頑張れるようになりますので、今は前向きな就活に取り組んでくださいね。