就活に限らずですが、大変なことがあると誘惑に負けてしまいそうになりますよね。
特に長期戦になりやすい就活で集中力を維持するのは大変です。
ですが、ここで誘惑に負けてしまってはあなたの目標は叶わないことになってしまうかもしれません。
押し寄せてくる誘惑に打ち勝つための方法をご紹介していきます。
目次
誘惑に負けそうになるのはよくあること
まず誘惑に負けそうになる自分に対してあなたは自己嫌悪に陥っているかもしれませんが、それは決して恥ずかしいことではありません。
誰だってちょっとしたことで誘惑に負けてしまうことはありますので、その理由を知っておけばきっと気持ちが楽になりますよ。
楽な方に流れたいのが普通
目の前の問題が面倒であればあるほど楽な方に流れたいと思うのは自然なことです。
一説によれば困難な方よりも安全で楽な方に流れるように本能ができているとすら言われていて、生き延びるためにわざと困難を避けているのです。
現代社会では目の前の困難から逃げた方が後々困るので理性でそれを抑える必要がありますが、本能に抗うのはなかなか大変ですよね。
最終的にはどこかで折り合いをつけないといけないとしても、自分だけが弱いわけではないと思っていた方が気持ちも楽になりますよね。
未来に期待してしまう
人間はどうしても明日の自分に期待をしてしまうところがあります。
今日できなかったことも明日ならできると信じてしまうために先延ばしができてしまうのです。
ですが、今日できなかったことは明日になってもなかなかできないことは経験上わかっていますよね。
どうして同じことを繰り返してしまうのか自分でも不思議になってしまうこともあるでしょうが、人間の心理的にも起こり得てしまうことなのです。
不安があるからこそ流される
就活中は不安が尽きることはないでしょう。
本当に就職できるのかという不安や、このまま就職しても自分は社会人として通用するかどうかなど、迫りくる未来に対して自信満々という人の方が珍しいはずです。
そんな不安な気持ちに押しつぶされそうな時に気を紛らわしたいと思うのは当たり前のことですので、それが結果として誘惑に流されているように見えるわけです。
これについては気分転換とも言えるので、あまりに頻繁でもなければ誘惑に負けたとは言えませんので気にする必要はないでしょう。
誘惑への対策を自分で準備する
誘惑への対応の仕方は人によってベストなものが違うので、絶対にこうしなさいということはありません。
今までの自分の行動パターンなども踏まえながら対策を考えてみましょう。
場所を変えて誘惑を断つ
例えばエントリーシートを書く時や筆記試験の勉強をするなど、短期的な集中をしたいのであれば、誘惑をしてくるものから距離を取るのが一番です。
学校の試験勉強などでも経験があるでしょうが、テレビや漫画が目の前にあればついついそちらに気を取られるという人は少なくないはずです。
図書館や喫茶店など、そうした誘惑が少ない場所に移動してしまうのは最も効率的な方法です。
当然スマホも持ち歩きはするものの手元には置かないようにすることです。
切り替えができる人は息抜きの道具は身近にあった方が無駄な時間は省けますが、そんなに得意でないなら物理的に距離を取ってしまうのが一番です。
流され方をコントロールする
誘惑にはあえて負けてしまった方が良い場合もあります。
我慢してもストレスになるだけですし、流されるところは流されてスッキリしてもう一度やり直した方がうまくいくことも少なくありません。
無暗に全部我慢してしまってもそのことが気になってしまうので結局ソワソワして集中力を欠いてしまうくらいであれば、終らせてしまった方がまた集中できるでしょう。
誘惑に負けるのは決して悪いことばかりではないので、大切なのは自分でコントロールしながら負ける時は負けるというメリハリをつけることです。
ズルズルと負けてしまうのと、自分で考えながら負けるのでは内容が全然違います。
自分へのご褒美を楽しみにする
先ほどの説明とは逆行しますが、ひたすら誘惑に抗うという方が向いている人もいるでしょう。
我慢して我慢して、目標を達成した暁には自分の好きなことをするというルールにしていた方が集中力を発揮することができるタイプであれば、この方法がおすすめです。
焦らした方が楽しさは何倍にも増しますので、自分の中でご褒美を設定しておくことでモチベーションのアップにもつながりますね。
ご注意いただきたいのは私がそのタイプだからなのですが、楽しみ過ぎて下調べなどをしてしまわないようにすることです。
ちょっと調べて気持ちを引き締めるなら良いですが、調べ始めるとソワソワしてしまう人には向いていませんね。
セルフコントロールを覚えよう
誘惑に負けて自分でも思わぬ展開にならないためのコツはとにかくセルフコントロールをすることです。
ここまでもご紹介してきたように、誘惑に流されたくなるのは自然なことですので完全に食い止めることはかなりの精神力を要します。
それであれば誘惑には負けるものと考えて、負け方を工夫することの方がよほど大事です。
「メリハリ」「オンオフ」「息抜き」など、言葉は違えどどこかで就活を頑張るタイミングと好きなことをするタイミングの切り替えが重要であることを説いた言葉ですよね。
自分でコントロールをできずに、楽な方にばかり進んでしまうと特に就活では挽回する時間がなくなってしまうのでそこだけは気を付けましょう。
反対に張りつめ過ぎている人はリラックスの仕方を覚えないとどこかで破裂してしまいます。
セルフコントロールは一朝一夕でできることでもないので、何度か失敗しながら自分にピッタリな方法を模索していきましょう。
試験勉強や受験や部活動での経験もこうしたところで生きてくるかもしれませんね。
まとめ
誘惑に負けるというタイトルにしてしまったせいで少しネガティブな印象を与えてしまいましたが、誘惑は決して悪い面だけでもありません。
長期戦である就活を勝ち抜くための休憩だと思って上手に誘惑と付き合ってみてくださいね。