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営業職営業職と聞くとノルマに追われてとても辛い仕事のだと思ってはいませんか?

特に大卒文系は約7割の人が営業職と言われていますので、就職が不安になる理由の1つに営業が怖いというものがあるかもしれません。

確かに厳しい側面があることは事実ではありますが、営業職には営業職の魅力がありますのでそれを伝えていきたいと思います。

 

営業職にも種類がある

まず営業職と一括りにしても、その中でいろいろな種類があることを覚えておく必要があります。

企業の募集要項にも「営業職」と書いてあっても企業によって仕事内容は全然違うことになりますので、どんな仕事をしているかはしっかりと把握しておかなければなりません。

ちなみにお店の定員さんなどは「販売職」となりますので今回の話題からは割愛させていただきます。

 

法人向けの営業

つまり企業向けの営業のことを指します。

企業同士の取引に、あなたが自社の窓口として担当しますのでなかなか責任重大なお仕事です。

ですが、相手も企業の看板を背負っていますのでビジネスライクな取引になることも多いのが特徴です。

業種によっては動かすお金も大きいのでやりがいを感じることもできるでしょう。

自分が対峙している担当者に決裁権があれば話はスムーズですが、多くのケースでは相手が社内で取引をして良いかどうかの相談をしなければなりません。

どうしたら相手の企業にメリットを与えられるかを伝えて、担当者が社内で通しやすいようにするなどの気配りが法人営業では求められます。

 

個人向けの営業

例えば保険の勧誘など、個人相手に自社の売り込みをしていくパターンもあります。

自分は仕事として話していても、相手はプライベートな話題として受け止めていますのでそういったギャップを埋めて相手に寄り添うことが大切になる営業スタイルです。

相手も自分のお金ですので、たとえ少額であっても法人営業以上にシビアなやり取りが求められる可能性は高いです。

お客さんが休みである週末の営業がメインとなる場合も多いので、週末は絶対に休みたい派の人は考えた方が良いかもしれません。

個人向け営業は人柄で勝負することもできるので、信頼を掴むことができれば成功しやすいという面もあります。

場合によっては知り合いを紹介してもらってお客さんのネットワークが広がっていくということもありますので、信頼される人物を目指しましょう。

 

新規営業とルート営業

さて、法人営業も個人向け営業もさらにその中で新規開拓とルート営業と分かれてきます。

新規開拓営業は文字通り新しい顧客を獲得するために営業をしていくので提案対象も多いですし、断られてしまうことも非常に多いのでなかなか大変です。

その代わりにゼロから売り上げを上げていくので加点式で実績を積み上げていくことができます。

一方のルート営業は主には既に顧客となっている人に対してフォローをしたり、追加の提案を行いながら売り上げを上げていくことになります。

マメな性格であればうまくいきやすい営業スタイルでもあります。

既に関係性ができているので簡単に思えるかもしれませんが、競合に乗り換えられないように常に工夫が必要ですし、もしも顧客を失った時のダメージは大きいので甘く見ないでおきましょう。

ルート営業がメインの企業でもずっと顧客の顔ぶれが変わらないことはまずありませんので、新規開拓も一定の割合で入ってくることも忘れないようにしてください。

 

営業職には魅力がある

例えばニュースサイトを見ていたり、SNSや掲示板で社会人が書いた書き込みを見ていると営業系のネガティブな話題に溢れています。

実際のところはネガティブな話題の方が人の目を引きやすいという事実があるからそうなっているだけですので、ここでは前向きなポイントを挙げていきましょう。

 

多くの人と出会うので成長する

営業は取り扱っている商品によっても違いますが、かなり多くの人と出会うことになります。

あまりそういう経験がないとそのこと自体が大きなストレスになるでしょうが、私の経験からするとこれは慣れです。

だんだん新しい人に出会うことに慣れていくと、自然と自分のスキルもアップしているものです。

特に新人の頃は年上のお客さんを相手することが多くなりやすいので、それだけでも貴重な経験となるでしょう。

今は不安かもしれませんが、仕事を通じて格段に成長することができるのが営業職の魅力です。

 

学ぶべきことが多いので成長する

営業は自社の商品やサービスを相手に買ってもらわなければならないので、知識やセールストークを磨かなければなりません。

世の中のトレンドを知ったり競合他社のことを勉強することも必要ですので、とにかく学ぶべきものが多いです。

また、ビジネスで人と会うわけですので相手は良くも悪くも相手がフレンドリーとは限りません。

そんな相手に対してどうすれば相手に喜んでもらえるかを考えることとなりますし、少し苦手なお客さんがいても対応はしないといけないので色々と工夫をすることになります。

仕事を通じて世の中の仕組みや人とのコミュニケーションを学ぶのは想像以上に面白いことです。

 

歩合でお給料が良い仕事もある

営業職が最も良いお給料をもらっているという企業も多くありますので、割り切って金銭面に魅力を求めるのも一つでしょう。

ハイリスクハイリターンではありますが、歩合制を敷いていて売り上げによってお給料が全然違うという営業系の企業も少なからずあります。

若くして高収入を目指せるという点では営業職は夢のある職種とも言えます。

営業は数字で成果が表れるので、歩合制の企業以外でも実績を残していれば評価がされやすい職種ではあります。

逆も然りではあるものの、努力がしっかりお給料に跳ね返ってくるのはやる気に繋がるのではないでしょうか。

 

営業職の注意点

営業職をおすすめする形で書いてきましたが、少し注意点も挙げておかなければフェアではないですよね。

世の中に営業職はいくらでもありますが、自分に合うかどうかは冷静に判断しなければなりません。

 

ブラックも多いので注意は必要

営業はどんどん成果を上げていなければならないので、突き詰めていった結果としてブラック体質になりやすいという問題点もあります。

価格競争となり利益が減った結果としてお給料が下がったり、顧客の信頼を獲得するために無茶な条件で仕事を受けてしまったりすることがあります。

それらは全て社員が被害を被ることになるので不満が膨らみやすくもあります。

優良企業でも営業部署だけはハードだったりということもあるので企業選びはより慎重にならなければなりません。

 

営業に向いていない人もいる

残念ながら営業がまったく向いていないという人もいます。

それは自分の意志で努力ができない人です。

コミュニケーションが苦手な人や、気配りができない人など条件としてあまり営業向きではないタイプの人もいますが、それらは努力で解決することも可能です。

ですが、それをせずに受け身で仕事が上手くいかないことを自社商品や世の中のせいにしている人は営業で成功するには無理があります。

もっとも努力ができない人は他の職種でもそんなに活躍はできないので、自分を変える必要がありますが…。

営業に向いていないわけではないものの、営業以外の方が能力が発揮できる人もいますので、そういった方は別の方向を目指してアピールしてみてください。

 

まとめ

実は私自身も新卒の時に営業職で入社しています。

厳密には営業職に配属されてしまっただけなのですが、人と話すことが大の苦手でしたのでとても苦労して毎日辞めたいと思っていました。

ですが1年もするとなんとなく自分なりのやり方が見えてきて、それが年々アップデートされていくので意外となんとかなりました。

大変なイメージはあるでしょうが、私の経験からも営業職は頑張ればきっと上手くいくと言うことができます。

不安があっても前向きに捉えて頑張ってくださいね。

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