仕事をする上のキーワードとして「ライフワークバランス」という言葉があります。
仕事をしつつプライベートも充実させるのは理想の働き方として就活中のみなさんも目指したいところでしょう。
ですが、ライフワークバランスはその意義を理解していないと就活では思わぬ失敗に繋がってしまいますので、そうならないための方法をご案内します。
目次
ライフワークバランスとは
ライフワークバランスの言葉の意味をまずは理解することから始めましょう。
勘違いをしていると誤解を招くことになるので十分に気をつけてください。
仕事とプライベートのバランスを取ること
ライフワークバランスとは、仕事とプライベートのバランスを整えて両方を充実させるということです。
普通に考えれば当たり前ですが、仕事が充実していないとなかなかプライベートを楽しむことができませんし、プライベートに問題を抱えていては仕事どころではありません。
少し前までは仕事は長時間働けば働くほど偉いとされてきて、プライベートを犠牲にすることが美徳とすらなっていました。
その考えはすっかり変わってプライベートも大事にして仕事の効率を上げようというのが今の主流です。
プライベートを重視することとはき違えない
ここで間違えやすいのが、プライベートを重視することが大事だと思ってしまうことです。
プライベートのために仕事の時間を削るのではなく、プライベートの時間を捻出するために仕事のスピードをアップさせる必要があります。
そう考えると、ライフワークバランスを取るのはそう簡単なことではないということがわかりますよね。
間違ってもライフワークバランスという言葉を武器に仕事を疎かにしても良いという考えを持ってはいけません。
ライフワークバランスは仕事に繋がる
ライフワークバランスを取ることは結果的に仕事の成果にも繋がりやすい点が注目されています。
適切な休息を取ることで調子が良くなることもメリットですが、プライベートの時間に勉強をしたり本を読むなどができることも見逃せません。
リラックスした状態の方が良いアイデアが生まれることもありますので、就活に行き詰った時もライフワークバランスを心掛けると良いでしょう。
面接でライフワークバランスについての質問があったら？
ライフワークバランスは面接でも質問される可能性は十分にあります。
ですが、この質問は言葉を選ばずに言えば罠になってしまうこともあります。
面接で質問が来た場合には慎重に回答するようにしましょう。
仕事を優先すると言うべき
「仕事とプライベートのどちらを優先しますか？」という意地悪な質問をしてくる面接官もいます。
そんな時の回答は当り前ですが「仕事優先」です。
ライフワークバランスについての質問ですので、何があっても仕事重視というのはあまり適切な回答ではありませんが、重要な局面では仕事を大事にするということを伝えるようにした方が良いです。
ここでどんな時でもプライベートも大切にしたいと言うのは企業が求めている回答ではないので、メリハリを意識していることをアピールしましょう。
バランス感覚を求められている
先述したものと同様となりますが、ライフワークバランスについて質問するということはあなたがバランス感覚を持っているかどうかを確認したいということです。
つまりプライベートも大切にしながら仕事を頑張ることができる人物像を示さなければならないのです。
ライフワークバランスの感覚を持っているということは自己管理ができることのアピールともなります。
仕事ができる人はオンとオフの切り替えが上手なものです。
企業としては難しい問題
遮二無二働く人の方が好ましいのが企業の本音ではありますが、ブラック企業を除けばそうも言っていられないのが実情です。
企業にとってはライフワークバランスというのは重要性はわかっていてもなかなか難しい問題ですので、取り扱いに慎重になっている状況が続いています。
ライフワークバランスを軽視すれば優秀な人材が集まることはなくなりますが、あまりに労働者の権利を守り過ぎても収拾がつかなくなってしまって仕事になりません。
企業もまたバランスを取ることに苦心しているのです。
そんな企業の苦しみを汲んだ回答が好ましいと言えます。
ライフワークバランスを重視したいなら
面接対策を考えるとライフワークバランスは扱いが難しいですが、本音としてはやっぱりプライベートも充実させながら仕事がしたいですよね。
そうしたライフワークバランス重視の仕事をしたい人は働き方を考えて就活を行いましょう。
福利厚生が充実している企業を選ぶ
ライフワークバランスを大事にしている企業は、社員に対する福利厚生もしっかりとしています。
なので志望企業を選ぶ際には福利厚生面にも注目して企業研究をしてみてください。
また、育休や産休の精度が充実している企業やテレワークやサテライトオフィス勤務など、多様な働き方を認めている企業もライフワークバランスが取りやすいと期待できます。
口コミを確認する
ライフワークバランスについては実際に働いている人の声を聞くのが確実です。
制度があっても使えないということは多々ある話ですので、募集要項だけではわからないことも多いです。
OB・OG訪問が望ましいですが、会える人がいるとも限りませんし今はあまり積極的に動きにくいかもしれません。
ネットの口コミは誇張されている可能性もありますが、ある意味リアルな声ですので参考になるでしょう。
柔軟な働き方ができるようにしておく
企業にライフワークバランスを求めるのも良いですが、自分自身のスキルでライフワークバランスを確立させることも考えるべきです。
入社してすぐというのは現実味がありませんが、スキルがあれば独立やもっと良い条件の企業に転職ということも考えることができます。
長い目で見て資格の取得や手に職を付けることができそうな業種を選ぶのも手です。
まとめ
ライフワークバランスを重視することは、そもそも何のために働くのかという部分にも繋がるので大切なことです。
若いうちはがむしゃらに働くように言う大人もいますが、私は若いうちから自分の働き方は考えて人生設計をしていくことも必要だと考えています。
就活の時期は一番将来に考えを巡らせる時期ですので、これを機に自分の理想の働き方を考えてみてください。
もちろんある程度は懸命に仕事をすることも必要ですよ！