2年前の就活ではあまり気にすることがなかった就活マナーにマスクが挙げられます。
以前はよほどの事態でなければ面接でマスクをするのはマナー違反でしたが、今はマスクに対する考え方がまったく違います。
その中でも本当に正しいマスクマナーはどうなのかは気になるところですので、まとめてみました。
目次
マスク着用は問題ないがケースバイケース
新型コロナウィルスの脅威が世界中を席巻している現在ではビジネスシーンであっても誰かと空間を共有する場合はマスクをするのがほぼ常識となっています。
そのため少し前なら多少の風邪や花粉症の時はどうすべきかで悩むこともありましたが、今はそこで悩む必要はありません。
※そもそも風邪症状があったら就活禁止です
しかし企業によって対策は様々ですので、その場に応じた対応を心掛けましょう。
ルールに従うこと
全ての会社が出しているわけではないですが、面接や説明会の参加条件にマスクの着用が明記されている可能性は高いです。
書かれている以上はそれがルールですので迷うことなくマスクを着用して参加するようにしましょう。
先日大学の共通テストでマスク着用のルールに従わないで失格になった人が話題となりましたが、悪質と判断された場合はそうなる可能性は十分にあります。
仮に自分を貫こうとしたところで、企業に悪印象を与えたら採用されるわけがありませんので、ここは従うのが当たり前のことかもしれませんね。
対策を取っている企業もある
例えばよくテレビなどであるような透明のパーティションで面接官と区切られているような場合もあります。
やはり相手の表情は見たいということで、わざわざ用意をしている場合もあるのでその際には相手の意向に沿って面接時にはマスクを外して行うことになります。
パーティションはあってもコンビニのレジのようなビニール式のものもあり得ますので、それですとやや不安ですよね。
気になる場合は面接官にマスクを着用して良いのか、または自分はマスクを外したいが問題ないかを確認するようにしましょう。
オンライン面談ではマスクはしない
オンライン面談の場合は基本的にはマスクは外しましょう。
対面ではないオンライン面談は感染リスクがないのがメリットですので導入している企業は非常に多くなっています。
画面越しなので表情が伝わりにくいなどのデメリットはマスクを着用している場合に少し似ていますが、オンライン面談慣れもしておいた方が良いですね。
オンライン面談はマスクをしないということは、オンライン面談は周囲に人がいない静かな場所で行うことが前提だということも忘れないでください。
マスク面接の心得
それではここからは面接ではマスクを使用する場合の心得についてお話を進めさせていただきます。
マスクをすることは顔の半分を隠し、面接で非常に大きなウエイトを占める声を制限されることになりますので、マスクなしの面接以上に注意点は増えます。
一度顔を見せると好印象
マスクで面接をすることはもはや当たり前とはいえ、面接開始前には一言断っておくことが好印象を与えるコツです。
さらに踏み込めば、周囲との距離感にもよりますが一度マスクを外して顔を見せるとより気遣いができる人だと思わせることができます。
もちろんいきなり外すと驚かれてしまいますので、「一度マスクを外してご挨拶させていただきます」などと言い、マスクを外してから無言で礼をすると良いでしょう。
声は大きくハッキリと
マスクをするとどうしても声が籠ってしまいますので普段以上に大きな声でハッキリと喋るようにしてください。
恐らく距離も取っているでしょうから少しやり過ぎかと思うくらい大きな声で話してもちょうど良いくらいになるかもしれません。
私の個人的な悩みですが、口元を見られるのが嫌いであまり大きな声を出すことができない時期がありました。
そう考えるとマスクで口が隠れていた方が思いっきり声が出せるんですよね。
見えないことにメリットを見出してみるのもおすすめです。
マスクでも笑顔を意識する
マスクは顔の半分が隠れるので表情がわかりにくいです。
特に口が隠れているので笑顔を見せようとしても見えないのであまり意味がないものに感じられてしまいます。
ですが、口元の動きは目にも連動していますのでちゃんと笑えば目も笑っているように見えます。
逆に中途半端な笑顔になってしまうと目が動いていなくて無表情と思われてしまいますのでしっかりと笑えるように鏡で確認をしておいてください。
マスクの注意点
マスクを使用するからにはその取扱いにも気を付けなければなりません。
まだ正式なマナーが定着していないので手探りではありますが、大切なのは気遣いと準備です。
デザインは無地でシンプルなもの
現在は様々なマスクが発売されていますのでデザインにもこだわりが見られるようになってきました。
ですが面接はやはりビジネスシーンですのでマスクは白やベージュの無地のものが好ましいです。
なるべく無難なものを選ぶようにしてください。
汚れや壊れた時に備える
マスクは紐が切れてしまったり、汚れてしまったりすることも十分あり得ます。
そのため必ず予備のマスクも持ち歩くようにしておきましょう。
特に白いマスクは汚れが目立ちますので食事の後などには気を付けるようにしましょう。
マスクケースはあった方が良い
面接ではマスクを外すように求められることもあります。
そんな時にどこにマスクを置くべきか迷いますが、マスクケースを持っておくのが望ましいです。
ウイルスに対する考え方は個人差が大きく、菌が付着しているかもしれないマスクが無造作に置かれることに不快感を覚える人もいます。
ポケットに丸めて入れてしまうのも綺麗とは言うことができませんので自分のマスクとはいえ丁寧に扱うようにしましょう。
まとめ
マスクの取り扱いはコロナウィルスの流行によって生まれた新しい就活マナーの一種です。
そのためまだ正解が確立されていないので難しいところではありますが、マナーとは本来相手を気遣う行動です。
ちゃんと気遣いができていることが伝われば心配いりませんので、必要以上に怯えないようにしましょう。