面接ってどう頑張っても緊張してしまうものだと思います。しかし、面接は言わば「憧れの職場で働けるかが決まる、戦場」とも言えます。面接の際に気をつけないと一気に不採用と判断されるポイントをお伝えします。
目次
前髪が目にかかっているのはアウト!今すぐ切りましょう
私が人事担当として面接に呼んだ方で印象的な方が、「前髪がすごく長い方」でした。
事前に送付頂いた履歴書の写真ではすごく整った前髪で特に問題ないと判断していたため、来てビックリという感じです。
面接の内容はスムーズで職務経歴も人物像もそこまで悪くない印象でした。しかし、どうしても前髪が長いと最初は「暗そう」という印象を持ってしまいました。
人事担当も正直何人も面接する中で忙しくなってしまい、第一印象で判断して面接時間を予定していたより短くするかどうか、予定通り行うかどうかを判断します。
ただ、前髪が長いだけで本来ならアピールできた内容がアピールできないとなると本当にもったいなく感じてしまいます。また、前髪が長いのは女性の方に多いです。
もし長い方はワックスやピンで留めるなどして見た目のキッチリ感を出したほうが、最低限第一印象はそこまで悪くはならないでしょう。
また、暗いだけでなく、前髪が長いと不真面目という印象も持たれかねないので注意が必要です。
夏は注意!面接会場に入る前にクールダウンして汗を退かせよう
これは本当に夏に注意してもらいたいのですが、弊社の面接に来られた方で来た当初から汗がダラダラ流れ、面接中もずっとタオルで汗を拭いながら受け答えをしていらっしゃる方がいました。
こうなってしまうと人事担当としては、
- 第一印象としてすごく汗っかきな方
- 面接会場まで余裕を持たせずに走って来られたのかな=計画性のない方なのかな
と感じてしまいます。
実際、複数人で面接を行うのですが、満場一致で最初に出た面接者の印象が「汗っかきな人」でした。新卒の方は特に夏場の暑い日に面接のハシゴをする方も多いと思います。
あまり汗を拭いながら受け答えをしすぎると、人事担当としても「早めに切り上げたほうが良いかな」と感じてしまうため、面接会場に入る前に最低限のマナーとして水分補給をしてクールダウンをしてから入室して欲しいものです。
人事担当によっては清潔感を疑われてしまう可能性もありますので、注意しましょう。
自分がやってきたことはしっかりアピールしよう!
今までの職務経歴は人事担当が一番気になるポイントです。新卒であってもどんな経験をこれまでしてきて、それが仕事にどう役立っていくのかを人事担当は気にしています。
だからこそ、ここがアピールできないと次に全く進めないと言っても過言ではありません。
以前、弊社の面接で中途採用の面接に来た方がいらっしゃりました。
その方はこの道10年のベテランさんです。
しかし、イマイチ独り立ちして仕事をしていたエピソードがありませんでした。ここで人事担当として判断したのは、
- この人は能力が足らなさそうだな
- 能力が経験に満たないため、常に大事な場面は誰かが付いていたんだな
というものです。
特に経験者採用する場合は最低限、
- 経験がある場合で2年以上の場合は1人である程度業務をこなせる
- 且つそのような経験があるか
を基準としています。
年数だけあって例えベテランと言われるような方であっても、1人である程度こなせないような方であれば弊社では必要ないです。これは相当人に余裕がある会社以外は大抵そのような考えになってくると思います。
だからこそ「転職したい」となれば、自分の経験をしっかり洗い直すところから始めて面接に挑んでもらえたらなと感じてしまいます。
やはり第二新卒でも経験者となってくると、新卒と違って出すお給料の額も多くなってくるため、余計にシビアになってくるんだと思います。
もし、どうしても経験面で不安がある場合はその業務に関して必要な資格取得や勉強面をアピールすることでまた印象が変わってきます。
資格によってはベテランでもなかなか取れないものもありますので、そのような難関資格を勉強しているだけでも人事担当の印象は良くなります。
もちろん資格の勉強だけでなく受験日や合格可能性も最低限アピールする必要があります。
お茶は出されたら必ず飲もう!
面接の時には待っている間にお茶を出されることがあります。
弊社でもお茶を出すようにしているのですが、それを全部飲むことが結構最低限のマナーだと捉えています。
何故かと言いますと、お茶にもいくらか経費がかかっています。もちろんお茶を出す時間は他の業務を止めて出しているわけですから、その分の経費もあるでしょう。
そのようなお茶を一切飲まない、又は残すということはある意味その分の経費を会社に無駄に使わせたと言っても過言ではないのです。
ちょっと細かすぎると思われるかもしれませんが、人事担当は結局そのような細かなところを見ています。
人事担当は営業のように会社の利益に直接貢献する部署ではないので、余計に細かなところで経費が気になるのかもしれません。
またお茶を出すというのも会社がその面接者への好意としてやっているようなところもありますので、一切飲まれないとその好意を踏みにじられたと大袈裟ですが感じてしまいます。
だからこそ余計な印象を持たれないようにするためにも、最低限出されたものは飲むのが大事です。