自分をアピールする絶好の機会でもある履歴書。
履歴書を通して「この人と会ってもっと詳しく話を聞きたい!」と思ってもらえる履歴書を作成しましょう。
自分をアピールするため、新卒の皆様は素晴らしいアピールポイントを書いてくださります。
内容ももちろん重要ですが、それ以前に大切な「写真」や「みやすさ」、また
「内容に関するアドバイス」についてご紹介させていただきます。
目次
内定を勝ち取る「写真」について
履歴書をまず手に取り一番最初に見るのが「写真」です。
実際に会っていなくても、自然と第一印象につながります。
表情・服装・髪型が重要事項だと思いますが、正装に関しましては新卒の皆様の受ける企業のジャンルによって調べると思いますので、NGな写真について紹介します。
前髪が目にかかっている
目を見ればひととなりがわかると言いますが、面接の際にも面接官は目を見てハキハキと応えてくれるかをポイントとしています。
どんなに良い内容が書かれていても、落とされてしまう可能性が高くなります。女性の方は必ずしも前髪をピンで止めろとは言いませんが、表情がしっかりとわかる髪型で撮影すると良いでしょう。
写真全体のバランスが悪い
このことに関しては写真やさんの編集の腕がかかっています。
「他の企業を受ける際は、他の写真を使用したほうが良いよ」とアドバイスした学生さんもいらっしゃいました。写真屋さんの中には、広告関係を受けるかを事前に聞いたりして、編集を使い分けているところもあるそうです。
写真が第一印象になることはどのジャンルの企業を受けても変わらないことなので、妥協せず納得のいく写真を履歴書に貼ることをおすすめします。
履歴書のみやすさに関して
履歴書のみやすさに関して説明します。履歴書の内容は短すぎても、長すぎてもだめです。
また根本的なところから指摘しますと、修正テープの使用や誤字脱字がありますと、「本当に入社する気があるのかな・・・」と思われてしまいます。
その際は修正テープを使用することはないですが、誤字脱字を見落としがちになるので注意が必要です。
また、内容は自分が「これだ!」と思うポイントにしぼって書きましょう。一旦自分の今までの経験を振り返り、アピールしたいポイントを3つ程度に絞るといいと思います。
アルバイト、サークル、卒業研究、部活とアピールしたいポイントがたくさんあることがいいことですが、その分ひとつひとつの内容が薄くなってしまうので、せっかくたくさん書いたのに「結局この人がどのような人間なのかわからない」という結果を招いてしまいます。
自己分析を怠らず、一番自分が伝えたいことを履歴書に書くようにしましょう。
書類から、「もっと話を聞きたい」と思ってもらえるはずです。
学歴について説明します。
浪人時代のことをつっこむようなことは私の経験上したことはありません。つまり重要視していないということです。
履歴書にわざわざ書くと目立ってしまうので、浪人の年だけ空けて書くことをおすすめします。企業によっては「大卒以上」等、制限がある企業もあります。求める能力に応じて設定しています。
足切りがある場合、条件に満たしていない学歴の方は自動的に落とされる可能性もありますが、学歴関係なく能力があるとみなされれば書類選考を通る事例もありますので、興味のもった企業には諦めずに応募してみましょう。
学歴は条件を満たしていないけど書かれた内容に興味が惹かれる場合もありますし、「絶対に条件を満たしていなければ落ちる」といったことはよほどの大企業でなければないです。最初から妥協せず、納得のいく就職活動をしましょう。
「見る人のことを考えた履歴書」として、字のバランスは重要になってきます。ありがちなのが、たくさんアピールしようと思って小さい文字でぎっしり書く、といったパターンです。
書類選考の内容に関するアドバイス
新卒の皆様は素晴らしい長所や今までの経験で活かせること、一生懸命書いてくださると思います。
しかし数多く応募された書類を全部しっかりと読んで、内容から判断する時間までは残念ながら人事担当の日々の業務の中でとれないことが現状です。履歴書に書かれたアピールポイントに関しては実際に対面する1次面接以降に詳しく聞かれることが鉄板になっております。
最後に、「一緒に働くイメージができる人」を人事担当は採用します。
受ける企業がどのような人材を求めているのか、その需要にあった自分のアピールポイントを書けば「企業研究もしっかりしていて入社する意欲がある」とも捉えてもらうことができます。
履歴書を作成する前に、資料や会社説明会から企業研究を重ね、その企業に合う履歴書を作成することが、採用への近道だと思います。頑張ってください。