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就職活動をしていると「学歴フィルター」という言葉を聞くことがあるでしょう。これは企業側が最初から一部の大学に絞って採用活動を行なっていた実態を揶揄した言葉です。

就活生からすればこのような「学歴フィルター」が存在しているのか気になることもあるかと思います。

ここでは「学歴フィルター」が気になっている人に向けてアドバイスを送ります。

学歴フィルターは存在するのか?

学歴フィルターは存在するかと問われて、存在しますと答える企業はまずないと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。

ニュースなどでは企業説明会が大学名によっては満席と表示されることがあるなどと話題になっています。このようなニュースを見ると確かに存在しているのかもしれないとも思います。

しかし、この働き手不足の時代にこんなフィルターを設けること自体、企業にとって百害あって一理なしと言えるのではないでしょうか。一歩社会に目を向けても、活躍している人と学歴とに必ずしも関係性があるとは伺えません。

よって、あるかないかと問われれば、「あるかもしれない」が答えで、あったとしても企業にとってメリットがあるかと問われれば、「むしろない」という答えになるのではないでしょうか。

こう考えてみると、学歴フィルターというものの存在自体そんなに気にするほどのものではないのかもしれません。

とはいえ、高学歴が内定をもらいやすい!?

有名大学を卒業した人が、大企業に就職するという話はよくある話だと思います。そのようなイメージが学歴フィルターがあると感じる要因になっていると思いますが、実態としては、単に高学歴の人に優秀な人材が多いというだけのことだと思います。

特に差が出やすいのがエントリーシートです。

一般的な企業では、まずエントリーシートを提出し書類選考。その後書類選考に合格した就活生を面接試験に進めていくという流れかと思います。まずは書類選考に合格しないことには先につながらないのです。

このエントリーシートの内容に学歴差が出やすいと私は考えています。差が出やすい理由は2つあり、一つ目は語彙力の問題です。

書いてあることは同じようなことでもその書き方でよく見えるというのはよくあることです。スティーブ・ジョブズのようにプレゼンテーションが抜群にうまい人が存在するのと同じように、文章を書かせたらとてもいい文章を書くという人が沢山います。実際に読みやすいエントリーシートと読みにくいエントリーシートというのは存在し、それは稚拙な言い回しなどが原因であったりするものです。

高学歴の人たちは厳しい受験を勝ち抜いていますので、その過程において語彙力が増え、表現力が高まっている結果、書類選考に受かりやすくなっているのだと思います。

二つ目は経験です。どんな大学でも卒業研究はしていると思うのですが、それがより高いレベルで行われていることにより、結果としていろんなことが書きやすく喋りやすいということにつながっています。言うならば高学歴の人の方が、経験を積む機会を与えられやすい環境にいる、ということです。

履歴書の文章力

学歴差を埋めるためにどうするか?

これはもう、学歴差をうめるというよりは能力差をうめる努力をするしかありません。学歴の問題と考えるのではなく、能力差と考えれば努力で埋めることができます。

まず、語彙力の差を補うためにどうするか?と考えるならば、個人的にはたくさんの本を読むことがおススメです。プロが書いた本にはたくさんの表現が散りばめられていますので、表現力が身につきます。また、最近ではインターネット等でプレゼンテーション動画を見ることもできますので、それもおススメです。人を惹きつけるプレゼンテーションではどんな言葉を使っているのか、どんな表現をしているかを見ると自分をどう表現すればいいかにつながるでしょう。

そして、エントリーシートなど書いた文章は目上の他人に見てもらうということが最も大切です。自分が書いた文章を他人に見せるのは恥ずかしくもありますが、目上の方であればきっと有効なアドバイスをくれるはずです。

経験の方は大学だけではなかなか埋めることが難しいでしょう。これは大学の外で頑張る方が得策かもしれません。打ち込んだスポーツ、アルバイトの経験、留学の経験など何かに強く打ち込んだ経験を得ることが大切です。どんな経験であっても、自分はこれに打ち込んできたと強く言えること、さらにそこから何を学んだのか、そこで何を実現できたのかが表現できればいいと思います。

まとめ

今回は学歴フィルターについて書いてきました。現代では学歴のみで採用結果を左右するような企業はほとんどありません。しかし、学歴で能力差が出やすいことは確かです。希望の企業に内定をもらうためには、この「差」を埋める努力をするべきです。

「学歴が〜」と嘆くのではなく、できることをしっかりやることが、就職戦線を勝ち抜く最大のポイントです。

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