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学歴就活生の悩みの中に飛び出してくるのが「学歴」ではないでしょうか。

日本は昔から学歴社会と言われていますので、思うように就活がうまくいかない時には学歴を気にしてしまいますよね。

ですが本当に就活で「学歴」は重要視されているのでしょうか。

少しシビアな話ですが、企業目線で採用と学歴の関係をご説明します。

採用は失敗できない

私はそれほど学歴が良いとは言えなくても優秀な人を大勢知っていますし、反対に期待されながら成果も残せず会社を去っていった人も見てきました。

そんな私の経験からも学歴は会社に入ってしまえばそれほど当てにはなりません。

学歴で人を判断することが出来ないことは多くの企業がわかっています。

しかしそれでも学歴を重視した採用が行われるのは、採用活動に失敗は許されないからです。

 

新卒は判断材料が少ない

新卒を採用しようとする際に企業は様々な試験を課しますが、ハッキリ言ってそれだけでその就活生の実力や将来性を見抜くことは不可能です。

面接の印象やエントリーシートの内容くらいしか判断材料がありませんが、それでは心もとないというのが本音です。

そこで判断材料の1つとして出て来るのが学歴で、優秀な大学を卒業予定の就活生ならば仕事面でも優秀な可能性が高いのではないかという判断になります。

自己アピールは人事担当へ判断材料を提供するものですが、学歴もアピール材料となるということです。

 

採用する(した)理由にしやすい

採用担当の仕事はなかなか辛いもので、最終決定権は役員クラスにあるわけですが新卒に何か問題があった時に責任を問われるのは採用担当です。

ストレートな言い方をさせていただきますが、例えば新卒がまったく仕事に馴染まず入社1ヶ月で辞めたとします。

その時にあまり優秀とは言えない大学の出身者のであると「何故採用した」となります。

良い大学の出身者であれば同じ怒られるにしてもまだ言い訳ができます。

また、採用前に候補者を推す時にもやはり学歴が良い方が、進言する理由にしやすいのが本音です。

採用担当としては困った時には学歴は良い方が助かるのです。

 

現代企業には時間がない

良い大学に入るには環境や運など様々な要因も絡みますが、やはり本人の努力と才能は必要になります。

学校の勉強と実際の仕事はまったくの別物ですが、良い学歴を手にした人には仕事にも必要な能力は備わっているものです。

  • 努力する能力
  • 継続する能力
  • 効率良く動く能力
  • 頭の回転の良さ

これらは仕事を通じて学んでいくこともできますが、企業にはじっくり育てている時間はそんなにないのが現状です。

即戦力とはいかなくても3年以内には結果が欲しいところですので、下地が出来ていると思われる就活生の方を選びたくなるのは自然なことです。

 

 

学歴を重視するのは企業文化次第

企業が学歴を重視しているかどうかの質問の答えは「どちらかと言えばYES」です。

表立って「弊社は学歴重視です」と言い切る企業は滅多にありませんが、実際には学歴を考慮している企業は多数を占めています。

そして、その基準は企業文化によって違ってきます。

 

伝統的にブランド重視

企業によっては伝統的に大学のブランドを重視しているケースがあります。

なぜなら以前はそれが当たり前で、その学歴社会を生き残ってきた人ばかりが会社の中心にいるからです。

自分が勝ち抜いてきた学歴社会が、本当の実力者をみつけるのに最適だったか否かをどう捉えるかで企業の姿勢は変わってきます。

 

意外と根強い出身大学

一度は耳にしたことがあるとは思いますが、企業内には少なからず派閥というものが存在します。

そしてその派閥は出身大学もポイントの1つになっていることが多くあります。

つまり派閥を大事にしている企業になればなるほど、出身大学は評価の対象になってきます。

この場合は学歴というよりも出身大学がどこであるかに左右されますが、出世するような人を輩出している大学ということはキーになりそうです。

 

学歴不問は試験がハード

もちろん学歴など問わずにあくまで実力重視を貫く企業もあります。

その判断は本来の採用活動の形としては平等で正しいように思えますが、学歴という一つの基準がなくなってしまいますので就活生の実力を把握するために採用試験の内容はシビアなものになります。

学歴を問わない企業だから誰でも入ることができると甘く見ていたら痛い目をみることになります。

 

建前の可能性はある

学歴を重視した採用活動は世間ではそんなに歓迎されることではありません。

古い体質の企業だと思われてしまいますし、自信が持てないからと早々に諦めてしまう就活生も出てしまい機会損失になります。

そうならないために企業は建前として学歴不問という形をとりますが、結果的に高学歴の就活生が残るということが往々にしてあります。

 

受かる人は学歴に関係なく採用される

学歴を重視している企業でも、本当に実力がある人であれば学歴に関係なく採用します。

実力がある新卒が欲しいという希望はどの企業も同じであり、その判断基準の1つに学歴が入っているだけです。

他の項目がずば抜けていればたとえさほど有名な大学を出ていなかったとしても関係なく採用されることになります。

 

 

学歴を逆転するには

学歴の重要性を説明してしまいましたが、既に大学生になっているみなさんからすれば「いまさら言うな」といったところでしょう。

再三お伝えしている通り学歴は1つの判断材料にはなるものの、それが全てではありません。

学歴以外で頑張れば希望の企業に入社することは十分可能です。

 

筆記試験で頑張る

学歴が気にされる理由の1つには一定の学力や常識的な知識を持っているかどうかがあります。

これをアピールする絶好の機会は筆記試験ですのでここで良い成績を収めれば、好印象を与えることができます。

目立つためには合格点を取るだけでは物足りないので、高得点を目指せるように日々筆記試験の勉強はしておきましょう。

 

誰もが認める実力を手に入れる

企業が欲しいのは優秀な就活生ですので、能力があると思わせれば学歴など関係なくなります。

そのためには面接やグループワークで出来る人物だと思われるように積極的な発言などでアピールしていきましょう。

まだ就活まで時間がある人は、自己アピールになるような経験を今のうちに積んでおくのも良いでしょう。

自分は勉強以外の分野でどれだけ頑張ったかをアピールすることができればまったく問題はありません。

 

 

まとめ

読んでいて気を悪くされたら申し訳ありませんでした。

それでも書いたのはやはり就活と学歴は切っても切れない関係だと私は思っているからです。

ただしそれはあくまで与える印象の話ですので、自分の学歴で安心したり諦めたりは絶対にしないでください。

重要なのは就職してからですので、今後大きな差がつくかどうかはこれからのあなたの努力次第です。

いたずらに心を乱しておいて申し訳ありませんが、あなたが希望の企業に入社できることを祈っています。

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