仕事は人生の大きなウエイトを占めることになります。
こう聞くとうんざりしますが、仕事を通じて理想の自分を叶えることが出来れば人生はより充実したものになるとも言えます。
そのためには社会人になる前からキャリアプランを描いておくことが大切で、面接でもよく出る質問の一つです。
キャリアプランの重要性について説明していきます。
目次
キャリアプランを描くことは大きなメリットがある
キャリアプランを描くことは仕事をしたことがない状態では難しいですが、メリットだらけですので是非ともしておきたいところです。
就活を抜きにしてもこれからの社会人人生に必要になってきますので、まずはキャリアプランのメリットから考えてみましょう。
自分が何を目標に働くかが整理できる
仕事は大変なものですので、いくらお金のためとは言えども目標がなければ良い仕事を続けていくことは難しいです。
キャリアプランとは言い換えれば自分がどんな仕事をしていきたいかということですので、キャリアプランを描くことで自分の仕事のあり方が整理されていきます。
もちろん自分の好きな仕事ばかりが出来るわけではありませんが、与えられた仕事を漫然とこなすのと、将来の展望を持って与えられた仕事から何かを学ぼうとするのではモチベーションが大きく変わります。
キャリアプランがあることで前向きに働くことが出来るようになるのです。
自己PRの材料になる
キャリアプランを就活前から考えておくことは自己PRを考えることにも関係してきます。
キャリアプランを考える上で自分がどんなタイプの人間で、どんな仕事ができるかを考えることになります。
そうしているうちに自然と自分の強みや特徴が見えてきますので自己PRの材料も発見できることになります。
後述しますがキャリアプランは面接でも質問されることがありますので、キャリアプランを描くところから取り組んでも良いかもしれません。
自分のやるべきことが逆算される
キャリアプランを描いたら今後は自分の現在地を確認していくことになります。
そうすると自分が立てた目標に対して何をしていけば良いかがわかりますので、今やるべきことが見えてきます。
とても簡単に例えると将来的に海外の支社で働きたいと思っているなら英語を勉強しなければいけませんよね。
キャリアプランを描くということはそうした具体的な行動を決めやすくするのです。
面接ではキャリアプランを質問されることも
キャリアプランについては面接でも質問を受けることがよくあります。
転職ならこれを無くして考えられないくらいのものですので絶対に無視できませんし、新卒でも人物像を知るためにも面接官としては気になる部分です。
面接対策としてのキャリアプランの話し方をご説明します。
仕事を通じてどうなりたいか
キャリアプランは仕事を通じてどうなりたいかが重要です。
ただの将来の夢ではありませんので仕事に関係したものでなければならず、そんな人はいないとは思いますが「将来は高級マンションに住みたいです」などと言っても笑われてしまうだけです。
仕事をしながらどうやって成長していくかを述べていく必要があり、そこに企業理念が組み合わさっているとより良いものになります。
具体的に話をするためにはその企業のことを調べておき、自分がやりたい仕事を見つけなければならないので大変ではありますがそれだけの価値があります。
面接のためだけではなく自分がその企業に入って本当に活躍できるのかを意識するきっかけにもなるでしょう。
そのために何かをしているのか
キャリアプランで威勢のいいことを言ったとしてもそのための行動が伴っていなければ絵に描いた餅となってしまいます。
キャリアを積むのは仕事が始まってからであったとしても入社前から出来ることはいくらでもあります。
転職を考えているのであれば尚更で、今の仕事で何をしていてそれを新しい仕事でどのように生かしていこうと考えているかのビジョンが欲しいところです。
企業は計画性がある人が好きですので描いたキャリアプラン実現のための最初の一歩は進んでいることをアピールしておきましょう。
本音と建前の使いわけ
キャリアプランは人それぞれのものですので本来他人がとやかく言う必要はありませんが、面接は別物です。
仕事を通じてノウハウを蓄積した暁には独立を考えていたとしても、面接でそれを言ったら「いずれ辞める」と宣言していることになるため、そんな人を採用したいとはなかなか思えないものです。
自分の中で将来的な転職を視野に入れていることは何も悪いことではありませんし、珍しい話ではないので面接官もわかってはいます。
だからこそ本音と建て前はうまく使いわけて、あなたのキャリアプランを聞かされた人が気分を悪くしないようにすることもテクニックとなります。
キャリアプランを描くためのコツ
キャリアプランを描いて就活に臨むべきということはわかっていただけたと思いますが、ではキャリアプランとはどうやって描けば良いのでしょうか。
自分の将来の展望ですのでそんなに難しく考える必要はありませんが、大事なポイントだけは抜け落ちないようにしておいてください。
短期的と長期的に持つ
キャリアプランで目標を立てることになりますが、その際には短期的な目標と長期的な目標を立てることが基本です。
1年、3年、5年、10年と期間を区切って考える癖をつけておいた方が良いです。
新卒の場合、1年後の自分であれば申し訳ありませんがそこまで大きな期待は持つことができません。
それが普通なのですから問題はなく、焦らずに足元を固める時間としてプランを立てて、その先の3年や5年につなげましょう。
5年で役職が付くような風土の企業であればそれを目標としても良いです。
10年後ともなれば少し大きな目標を抱くくらいでいた方が頼もしいと思われます。
10年後の自分のことなどまったく想像がつかないでしょうが、それだけ可能性はいくらでもあるということです。
実現可能な目標にする
キャリアプランが目標であると言っても、現実味がないものにしていては計画的とは言えません。
非現実的な目標を立てることは最初からその目標を放棄しているのと同じになってしまいますが、普通に仕事をしていれば出来そうなことも同じく意欲が低いと思われます。
少し困難かもしれないけれど、頑張ればあり得ないものではないというくらいがちょうど良いものとなるので、考えたキャリアプランが本当に正しいかは確認するようにしておくべきです。
修正はいつだって可能
キャリアプランを描くときに気を付けたいのは、一度設定したキャリアプランを変更してはいけないと思ってはいけないということです。
仕事をしていれば状況はいくらでも変化して、自分の関心も変化していくものです。
描いたキャリアプランに固執しては行動に制限をかけることになってしまうだけですので、キャリアプランは変更可能であることは忘れないようにしましょう。
まとめ
キャリアプランは仕事には欠かせないもので社会人になってからも事あるごとに問われます。
他人に問われないとしても自分の仕事のやりがいにも影響してくるので、思い立ったらすぐにでも考えるようにしてみてください。