面接で多くの応募者の方を見ていると、もっと話したい、話が聞きたいという人と、そうでない人に分かれます。こういった人をみわけるのはなかなか難しいのですが、基本的な事柄を実は見られています。面接を受ける前に就活生のみなさん、チェックしてみましょう
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人事担当が面接でチェックするポイント
人事担当者として多くの面接をしてくると、とても基本的な事柄からその人の人間性や態度、社会性や人となりまで分かってしまいます。考え方ややり方などまで推察できてしまいます。とても基本的なことばかりですが、次のような事柄がそれにあたります。
あいさつができるか
あいさつができるかどうか。
小学生じゃあるまいしと思われるかもしれませんが、人事担当者を長年やっていると、実はこれが出来ない人が最近増えていることに気が付きます。
- おはようございます。
- よろしくお願いします。
- ありがとうございました。
そんな基本的なあいさつや相手への言葉を発することができない、そんな新卒の方や第2新卒の方でさえも多くいらっしゃいます。
もしかすると、緊張で忘れてしまったのかもしれませんが、どうぞあいさつは基本中の基本ですので忘れないでください。
面接時にも、ひとことのあいさつが合否を分けることさえあるのです。
声が適度に大きいか
声が大きいというのも大切なことなんです。
もちろん、張り上げるように大きな声で答える必要なないのですが、適度な声の大きさは自信を表します。それから声の安定感といいましょうか、適切な抑揚や間の取り方で声が聞こえやすいということも大切なんです。
これは心の落ち着きや、相手が聴きやすいようにという配慮を表すので、こういったこともとても大切になります。蚊の鳴くような小さな声の人は、本当にマイナスポイントとなります。
- 自分に自信がない人
- 不安感が強い人
- 積極性が無い人
という全ての悪い印象がつきまといます。ハキハキ大きな声て答えてください。もじもじ小さな声で良いことを言われても、残念ですが、内容が良くても響きません。
姿勢が良いか
これも外見的なことですが、実は内面を表しています。
常に正々堂々としていて、規律が正しく、自分に厳しく何事も妥協をしない人。そんな印象を抱きます。
姿勢が悪い人は、内向き、内向的、自分に自信がないという印象を持ちます。こういった方は、本当に損をしてしまうので、意識的に姿勢を正しく保つようにしましょう。
猫背の人は、是非普段から、姿勢を正して歩くようにしておくといいかもしれません。
スポーツなどで鍛えた方は姿勢が正しいのでなんとなく見ていて気持ちが良いものです。合わせて、歩き方なども少し意識するとよいかもしれません。着席するまでの歩き方も意外と見られています。
モデルのように周りの目を意識して歩く必要はないのですが、モジモジして前かがみに歩く姿はあまり見栄えが良いものではありません。堂々と前を見て歩くようにしましょう。
貧乏ゆすりや指を動かしたりしていないか
これも緊張のせいか、たまにしている人をみかけます。面接の時に貧乏ゆすり?と思われるかもしれませんが、不用意に足を動かしたり、手の動きに落ち着きが無かったりする人は、つまり精神的に乱れていることを表しています。
こういった方はイライラ感が強いか、精神的に不安定なところがあるかどちらかです。不安なあまり足を動かしてしまったり、手を何度も顔の近くにもっていったりするのもその表れです。
緊張していて、つい無意識にそういった行動をしてしまう方は、是非意識的にしないようにしてください。
人から見ていると、こういった行動は意外と目につきます。女性の場合は髪に何度も手をやったりするものその一つです。
足をぶらぶらしたり、足を組んでしまったり、クロスさせてしまうのもNGです。落ち着いて見せるには、あまり動かないことが重要です。
表情が適度に豊かであるか
面接で、満面の笑みを浮かべていたり、にこにこ愛想笑いを浮かべている必要はないのですが、程よい表情の豊かさは好印象を与えます。
こちらの質問に対して、顔色一つ変えずに、ロボットのような答え方をする人がたまにいるのですが、これは本当に最悪の印象です。まるで人と話している感じがせず、用意してきた答えを早くいってしまいたいような印象さえもってしまいます。
ですので、質問されたときに考え、それを答える、そしてそれの応じた表情であることも重要です。
面接で喜怒哀楽をはっきりと表すことはないのですが、ある程度は自分の表情を意識的につくることも重要です。ただし、怒や哀はネガティブムードですので、厳禁です。
たとえ少し不満感をもたらされる質問を受けても、そこはそつなく答えることです。また、悲しい思い出話をするのに、あまり悲しい顔をするのも避けてください。
過去にこういう辛い経験をしたけれど、今はそれを乗り越えましたというような元気なところ見せるために、表情を作りましょう。表情を作るといいましたが、あまりにもわざとらしい表情もまた逆効果になりますので、あくまで自然な表情であることが必須です。
このようにとっても基本的な項目ばかりですが、意外とこういう基本的なキーワードが大切です。
面接に遅刻した場合の対処方法
遅刻してしまったのですが、面接で理由を言ったほうがいいでしょうか?
もちろん、お詫びと理由は必要です。
ですが、あまりにも長々理由を話すと、まるで言い訳をしているように聞こえて逆にマイナスな印象になるので、できるだけ短く簡潔に理由を伝えてください。
その程度で十分です。それから、遅刻したことで、すごくそれが悪いことをしたように感じて、面接中常にどうしようと思う必要はありません。
遅刻してしまったのは、仕方がないことです。
それはいったん忘れて、面接に専念するようにしましょう。遅刻をして動揺をして不安感を見せるほうが負のイメージを持たれます。