コロナウイルスの猛威が止まりません。
毎日のように新たな感染者が発表され非常事態宣言がいつ出るのかと物々しい雰囲気も漂ってきました。
そんな中でも就活を考えないといけない立場のみなさんは大変な苦労と悩みを抱えているかと思います。
最新の動向を元に今後の就活の展望をまとめましたので、対策の一助になれば幸いです。
目次
2021年度採用は明暗が分かれる可能性が高い
今まさに就活真っ最中の2021年卒のみなさんはこの状況が恨めしくも思えるでしょう。
就活生は誰しもが影響は受けていますが、人によってはそのダメージを最小限に抑えることも出来ています。
どうすればこの危機を乗り越えられるのか考えてみましょう。
早く動いていた人にはそこまで影響はない?
就活の解禁は3月1日からとされていますが、まさにちょうどそのタイミングでコロナウイルスの影響は全国規模となり各地でセミナーなどの自粛の動きも出始めました。
ですがこの解禁日は経団連で決められたものであり法的拘束力はまったくありませんし、そもそも経団連に所属していない企業には守る理由もないものです。
そのためコロナウイルスが席巻する前に就活の目星がついていた人もいるので、その人からすれば今回の影響は最小限で済んでいます。
今更悔やんでもどうにもならないことですが、今後は先手を取ることを意識してください。
柔軟な対応力でピンチも切り抜けられる
今回のコロナウイルスにより就活の方法もイレギュラーなものとなっていますので、従来のやり方がまったく通用しない場合も多くなっています。
スケジュールは大幅に変わり、会社説明会も行われない中で判断をしなければならなかったり、Web面接が行われたりと予想外のことばかりです。
ここで柔軟な対応が出来るかどうかは就活の明暗を分けることとなりますので、この記事を読んでいるあなたは是非ピンチを切り抜ける側になって欲しいです。
これまでに準備してきた対策に固執してしまうと残念ながらこの苦境に対応できなくて大きく差を広げられることにもなりかねません。
業種の見直しも視野に
コロナウイルスは様々な企業に影響を与えていますがその範囲は業種によってもバラバラです。
壊滅的なダメージを受けている業種はしばらくは立て直しのために投資を減らす可能性が高いので採用は狭き門となるでしょう。
経営難に陥るリスクも捨てきれないので慎重に企業も見極めなければならず、場合によっては志望企業や業界の再検討も必要になります。
もちろん自分が強く志望している業界であれば今後の再建に向けて活躍を目指すのも素晴らしいことですが、良くも悪くも絞り込めていないのであれば時流を読んでみても良いでしょう。
気を付けておきたいこと
就活に限らず気を付けなければならないのはコロナウイルスに感染しないことももちろんですが、軽率な行動で周囲の人を不快にさせないことも大事です。
特に大学生など若い人はウイルス感染拡大の原因のように言われていますので快く思わずに行動をチェックしている人も中にはいます。
気軽にSNSに友達と遊んでいる写真や外出していることがわかる書き込みは炎上騒ぎになって企業にも届いてしまう恐れもあります。
内定取り消しが現実のものに
コロナウイルスの脅威が拡大しつつあった頃から企業の業績悪化による内定取り消しが懸念されていましたが、4月の入社を目前にしてその不安は現実になりました。
ごく一部の企業だけではありましたが、2021年卒はその影響がより濃く出そうです。
2021の採用枠は流動的か
2021年の新卒採用の枠については大枠では決まっていたはずですが、今回の件でその枠については見直しが図られることもあるでしょう。
終息の気配がないため損失がどのくらい出るかも予測不能な中で企業としても採用活動はしにくいものです。
採用枠を拡大している企業をチェック
このような経済危機による就活生の苦境を救うために特別な採用枠を設けるなどの措置をしている企業も増えつつあります。
自分が思っていた通りの就活が出来ていない人はそうした企業の動向も随時チェックして与えられたチャンスを最大限に生かすことも考えておきましょう。
内定取り消し者には相談窓口もありますので、どうして良いのか迷ってしまった時には大学やハローワークに連絡してみてください。
いますべきことは何か
現在の状況は非常に難しいものになっており、外出自粛要請により活動も限られていますので何をしていいか途方に暮れている人も多いでしょう。
それでもいま出来ることはありますので自分がするべきことをしながら終息後に備えてください。
2021年卒のあなたへ
2021年卒のあなたは予期せぬ事態に苦しい就活を強いられているでしょうが、少し冷たい言い方をすれば仕事をするようになれば大なり小なり自分ではどうにもならない苦境は訪れます。
そんな時は自分に出来る最大限の対処をするしかありませんので、今回もそれと同様に自分が何を出来るかを考えてみてください。
情報収集をすることやWeb面接の準備をするなど状況が変わってもすぐに対応出来るようにしておきましょう。
2022年以降に卒業するあなたへ
2022年以降の就活についてはまだ読めないところがありますが、今回のことを受けてWeb面接などは一般的になっていく可能性が高いですし、在宅勤務を進める会社も増えて働き方も大きく変化しそうです。
そういった動向には敏感に反応して自分の就活をイメージしておくようにしてください。
インターンシップなどの開催も危ぶまれているので新しい時代の就活の始まりになると思って準備を始めておきましょう。
終息の日は必ず来る
私は医療関係者ではありませんので軽率なことは言えませんが、このコロナウイルス問題が終息する日は必ず来ると信じています。
今は自分もどうなるかわからないので不安な日々を過ごしていますが、いつか日常が戻ってくると思っていれば前向きにもなれます。
ウイルスを甘くみてはいけませんが、解決する日のためにここで暗くなってしまうのではなく前向きな就活を目指してください。
まとめ
結果的にこの記事が不安を煽っただけであれば申し訳ありませんが、コロナウイルスの脅威は誰もが経験したことがない未知の領域に入っています。
ですがその中で強く生きている人は大勢いますのでそうした姿勢が就活でも役に立ちます。
現在の動向には随時アンテナを張って柔軟に求められていることに対応していきましょう。