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第二新卒の方が転職活動で書類作成を行う際のポイントを人事担当の目線で解説していきます。第二新卒でも転職活動を上手く進められる人の共通点に触れながら、具体的なアドバイスを紹介していきます。

第2新卒の魅力あるエントリーシート

第二新卒というと、「新卒よりは職務経験を積んでいるけれど、まだ即戦力ではない」という先入観を持たれている方が多いです。ただ、実際に人事の立場で第二新卒の方とお話をしていると、しっかりと目的意識をもって転職活動を行われている方とも多くお会いします。新卒よりも魅力的な人と出会うことも少なくありません。

人事側から見て、「採用したい」と思える人のエントリーシート、履歴書には共通点があります。今回は、第二新卒で転職を上手く進めるために重要な書類作成のポイントを人事目線でご紹介していきます。

エントリーシートでは、「なぜ早い時期から転職をするのか」を明確にする!

第二新卒で転職となると、新卒で入社してから1~2年ほどで転職をすることになります。人事から見ると、まずは「なぜ早く転職をするのか」という点を明確にする必要があります。

大半の方々は、「自分のやりたいことができなかった」や「職場の環境に馴染めなかった」との記載をしてくれます。これらの記載から、正直、転職希望者の本当の意思は明確にできません。

なぜならば、どれも自分の過去をベースにして回答しているため、「これからどうしたいか」という未来のビジョンが明確でないです。

新卒の際は、就業経験がないために「未来」をベースにして記述するしか選択肢がありません。ただ、一度社会人を経験するとどうも自分の体験をもとにして転職理由を話す人が多いのです。第二新卒ではなく、何十年も働いてきた人が過去をベースにして転職理由を述べるのは問題ありませんが、経験値が不足している場合は、過去をベースに話しても人事担当にはあまり響きません。

エントリーシートには「別の会社に転職して、そこで何をしたいか」ということを具体的に記載するようにしましょう。この際、まずは「具体的に」というのがポイントです。何をしたいかを明確に意思表示すれば、それに賛同してくれる偉業は採用してくれますし、逆に賛同しかねない場合は採用しません。

これが重要なことで、ビジョンを明確に述べれば「転職のミスマッチ」をあらかじめ防ぐことができるのです。せっかく第二新卒で転職をしたのに、また自分の思っていた仕事ではなかったとなるも、時間を消費するだけになってしまいます。時間は有限ですので、そう何度も転職活動をする訳にもいきません。

 

自分でも言い過ぎているというぐらい、エントリーシートでは未来へのビジョンを具体的に述べたほうかがよいです。少なくとも、他の転職希望者よりも印象に残ります。多数の転職希望者がいる場合、如何にして人事担当の印象に残るかという点も大事になってきますので、インパクトを残せるよう明確に意思表示をしてきましょう。

第二新卒が履歴書を書く際のコツ

第二新卒となると、「履歴書に書くことがあまりない」とおっしゃる方も少なくありません。さきほど、人事担当者向けのエントリーシートには「未来へのビジョン」を記載するべきだと書きました。過去をベースにして記述しても人事側の印象には残りづらいためです。エントリーシートでは未来ベースの話をして、履歴書で自分の過去を記載するようにします。

そもそも、履歴書というのは「自分が今まで何をしてきたか」を説明するツールですので、履歴書に「将来何をやりたいか」ということを記載するのはお門違いなのです。履歴書しか提出書類がない場合は、履歴書にも未来へのビジョンを記載するようにしてください。

自分の過去の経験を記述する際は、淡々と過去に行ったことを記述するのではなく、「その経験によって何が得られたか」という点を強調するようにしましょう。何を得たかという点を説明することで、自分の人間的な特徴を人事にアピールすることができます。

よく、「自分は忍耐強い人間です」、「周りを巻き込むタイプの人間です」など自分で自身の特徴をアピールする人がいますが、自分がどういう人間であるかを判断するのは、あくまでも人事サイドです。

人事担当が主体的に「あなた」という人間の特徴を読み取れるよう、履歴書で判断材料を提供するのです。

例えば、「仕事の納期が遅れそうになり、すぐに上司、取引先へ相談して事なきを得た」という記載をした場合、「仕事のスピードが遅い」という判断がされる一方、「何かトラブルがあったら、すぐに報告、相談をしてくれる」という評価を得ることもできます。後者の評価は、仕事を協力して進める職場の場合は非常に好評価です。この時点で、「報連相がしっかりできる」という加点につながります

過去の経験を記載する際は、変に着飾る必要はありません。経験したことから、何を学び、どのような結果になったかを具体的に述べれば、自ずと「自分の人間性」をアピールすることができます。

第二新卒の転職活動で陥りがちな罠

第二新卒の採用を行っていると、魅力的に感じない人の共通点も浮かび上がってきます。最も顕著な共通点は、「文字が乱雑で整っていない」という点です。「社会人として、丁寧に書類を書くのは当然だ」と考えている方が多数だと思いますが、以外にも第二新卒の履歴書、エントリーシートでは文字が殴り書きで記載されている等、丁寧に書かれていないケースが目立ちます。

どんな仕事も共通ですが、第一印象で相手の評価の半分ほどは決まってしまいます。もちろん、その後の面接で挽回できなくはありませんが、総じて、きちんと書類を書けていない場合、魅力的な未来のビジョンを持っている人は少ないです。第二新卒は、「社会人である」という認識がなされていることを忘れずに、書類の作成を行うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。人担当者の目線で第二新卒の転職活動のポイントを述べてきました。第二新卒の転職では、エントリーシートに未来のビジョンを明確に記載することが最も重要なポイントです。「自分は何をしたいのか」具体的に述べるようにしましょう。履歴書には、自分が今までやってきたことを記載するようにします。着飾る事なく、過去の経験を述べるようにしましょう。

 

 

 

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