面接の際に新卒人事担当者が好感を持つ、合格にしたいと思うような学生さんの特徴やポイントをお伝えします。特に大切なのは「第一印象」。こちらを改善することで内定率アップ!?
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【第一印象が大事といわれる理由】
新卒採用の面接において、人事担当者は1日に何人も、年間を通じて何万人という学生さんとお会いすることになります。その時に、面接でまず何を判断の重要ポイントとしておくかというと自分がこの人と一緒に働きたいと思うか?という点がとても重要です。
自分のことに置き換えてみればわかると思いますが、人間が初対面の人と話すときにどんな人だろう?とか、どういう人かな、と想像するときに判断するポイントで一番最初に来るのは第一印象ですよね。
深く付き合っていくうちにその人となりを理解することはあると思いますが、まず相手に興味を持つきっかけは第一印象であることは間違いありません。そして、それは新卒採用の面接の場でも変わりはないのです。
第一印象が良い学生の特徴①:挨拶
それでは第一印象が良いと思われる学生さんの特徴をお伝えします。
人事担当者は毎日さまざまな学生さんと顔を合わせます。その中でまず第一印象が良いなと思われるのは、きちんと「挨拶」ができる人です。
当たり前だと思われがちですが、意外とこれが出来ていない人が多いのでちゃんとできる方はとても印象に残ります。
学生でいるうちは、家族の方や学校で会う友達やアルバイト先などある程度のコミュニティが限定されており、初対面でないからこそわざわざ挨拶をする方は少ないと思います。
しかし、社会人になると取引先や外部の方、日々新しく会う人が増えますし「会社」の顔として色んな方と会うことが増えます。そういった意識をもって、学生自体に生活をしているかどうかということも「挨拶」を通して知ることができるのです。
第一印象が良い学生の特徴②:聞く姿勢
2つ目は、話を聞く姿勢です。面接といっても、人対人のコミュニケーションの場です。
質問に対して受け答えをするだけ、だと思われがちですが面接ではその人にコミュニケーション能力が備わっているかどうかをチェックしています。
たとえば、当社は〇〇の事業が強みですが、逆に当社の弱みはなんだと思いますか?という質問をしたとします。このような少し考えなければ答えるのが難しい質問がきたときに、無言になってしまうのはNGです。
すぐに回答が出来ない場合は「申し訳ありませんがすぐに回答が出てこないので少しお時間をいただけますか?」と切り返すことできちんと質問を聞いて理解をしているんだな、と面接官は判断します。
これが無言になってしまうと、何を考えているのかわかりませんし、まずコミュニケーションが取れない人、と判断されてしまう可能性も高くなります。
合格にさせたいと思う学生の特徴とは?
面接に合格させたいと思う学生さんの特徴として、第一印象とお話しましたが最終的にはどのくらい自分の会社のことを気に入ってくれているのか?理解しているのか?という点が面接官の心を動かします。
たとえば恋愛に置き換えてみても同じように、相手が全く自分に関心がないような態度をとっている人とそれ以上仲良くするのはかなり大変なことだと思います。
逆にいえば、自社のことを事前にきちんと調べてきていたり、どういう点で自分とあっているかをきちんと説明できる学生さんが高評価になります。
もちろん面接の場なので、ある程度の自己PRは重要ですし自分の能力をうまくアピールすることは大切です。しかし、ほとんどのことは履歴書に書いてあることを読めば理解できますし、面接で見ている点というのは経歴ではなく人柄と熱意です。
どのくらい、自社に対して興味関心を持ってきているのか、そして入社したあとのことまで想像できているか。もし応募者のうち、採用人数が決まっていた場合に一番の比較となるポイントはこの「熱意」にかかっていると思います。全く同じ条件、同じ能力ということはあまりありませんが、同じような2名でどちらを合格にさせるか悩むという場面はあります。
その時に、AさんよりもBさんの方が自分たちのことをよく調べていたし、興味を持ってくれていたからBさんにしよう、ということは往々にしてあることです。
合格率をあげるために出来ることとは?
第一印象を上げるということについて。
まずは、きちんと相手の目を見て挨拶をするようにしましょう。ハキハキとした口調で言うことが苦手な方でも、「こんにちは」「宜しくお願いします」「ありがとうございました」だけはきちんと言えるように練習しましょう。普段、練習をしていればいざ使う場面になったときでも緊張で小声になってしまったり、言い忘れたりということは少なくなるはずです。
次に、話を聞く姿勢ですが、これは相手の話にきちんと耳を傾けるということです。具体的な動作ですと、たとえば身体の向きを質問する面接官の方向ける。面接官が話をしているときは適度なタイミングで相槌を打つ。質問をされたあとに、「はい」と言ってから回答をする。などのリアクションを意識するようにしてみてください。
最後に「熱意」の伝え方ですが、まずは面接を受ける会社のことをしっかりと事前に調べてみましょう。
もしかしたら、そこまでまだ興味は持てないかもしれませんので、興味を持っているかどうかはそこまで面接官も重要視はしていませんが、事前に準備をしてきているかどうか、は意外と面接官はわかるものです。そんなに時間も手間もかからないことで合格率があがるのであれば、ぜひ事前にインターネットなどで調べられる一般的な情報くらいの知識を取得しておくことをおすすめします。