自分の作ったものが目に見える形で残り続ける建設業界、その規模によっては地図に残る仕事を手がけることだってあります。ここではそんな建設業界で働きたいと考えている方に今建設業界はどんな人材を求めているのか、そのための採用活動では人事担当者がどんなところを見ているのかを解説していきます。
目次
建設業界が求める人材
昨今、建設業界は深刻な人手不足に悩んでいます。ということは、建設業界を志望する就活生にとってはチャンスであるとも言えます。求める人材像にマッチすれば早めに就職活動を終わらせられる可能性が高くなるのです。
まずは建設業界が求めている人材像について紹介していきます。
根性がある
いきなり「根性がある」とか、スポ根マンガみたいなことを書いてしまいましたが、事実として根性がある人を求めています。
先にも書いたとおり、現在建設業界は深刻な人手不足です。外国人労働者の雇用等でなんとかしのいでいる部分はありますが、建設業界では施主や職人さんなどコミュニケーションを取らなければならない範囲が多岐に渡るため、言語の壁というものは特に大きくなってしまいます。
そんな建設業界ですので、採用したらできるだけ長く働いて欲しいと考えているのです。現場作業でちょっと辛いことがあると辞めてしまう、という社員は雇えないと考えていますので、根性がある人材を求めているのです。
コミュニケーションが取れる
先にも書きましたが、建設業界では多岐に渡りコミュニケーションをとる必要があります。さらに細部のディティールの部分などではちょっとしたコミュニケーションのミスがそのまま施工不良へとつながってしまいます。
そんな業界ですので、色々な人と臆さずコミュニケーションを取れ、仕事を円滑に進めることのできる人材を求めています。
行動力がある
建設現場では作業が順序だてて工程どおりに進められていきます。したがって、やるべきことをやるべきタイミングでできないと大きな手戻りになったり、大きな損失を生んでしまうことにつながります。
言うべきことを言うべきタイミングで言えて、やるべきことをやるべき時にやれる、すなわち行動力があるというのは建設業界にとっては重要なことで、そのような人材を求めているのです。
人事担当者が見ているポイント
ここまで求める人材像について説明しましたが、ここからは実際に人事担当者が就活生と相対した時にどんなところを見ているのかについて説明します。求める人材像に合わせて見ているポイントが異なりますので注意が必要です。
人材像:根性がある
根性があると一口にいっても、面接でそれを見抜くのはなかなか困難です。当然就活生は面接では良いことばかりいいますので、「根性ありますか?」と聞かれれば「根性あります!」と答えるでしょう。
実は人事担当者は普段からの何気ないやり取りの中で就活生がどういう人間かを見ているのです。普段のやり取りでバイトはどんな感じなのか、とか、学校生活はどうか、とかサークルは?とかあまり就職活動に関係のないような質問をされることも多いと思います。
このような質問から一つのことに打ち込める人材なのか、長く働いてくれそうかなどを見極めているのです。ですのでESや面接で良いことを言うばかりでなく、普段のやり取りでしっかりとやり遂げられる人材であることをさりげなくアピールすることが大切です。
人材像:コミュニケーションが取れる
これは面接試験が最たるものであると言えるでしょう。聞かれたことに対し、きちんと答えられているかが見られていると思って間違いありません。
答えた内容がどうこうというよりも聞かれた質問に対する答えとして適切か、と言う点が一番重要です。よくある悪い例で、質問の回答としてはちょっとずれたことを長々と説明してしまうということがあります。
質問の意図をしっかり理解し、要点を押さえて簡潔に回答することで、コミュニケーションがしっかり取れるじんざいであることをアピールできます。
人材像:行動力がある
これについては面接や普段のやり取りからも見られていますが、最も重要なポイントはエントリーシートでしょう。
エントリーシートは大抵の場合、これまで頑張ってきたことなどが盛り込んであるはずです。どんな問題に対し、どんな対策を講じ、どう解決に導いてきたのか、この部分を特に見られています。
面接試験でも同様のことを質問されるということは多いと思いますが、エントリーシートに書いているのであればそれを細くするだけですし、この点についてはエントリーシートでしっかりとアピールしておくべきです。