今回は、エントリーシートを人事担当者がどのような視点で見ているのかということについて書いていきたいと思います。
エントリーシートで面接への切符を掴み損ねることのないようにしていただけたらなと思います。
目次
新卒が魅力的なエントリーシートの書くには、その方法とコツ
今回は新卒の学生の方のエントリーシートについて買いていきたいと思います。
エントリーシートは、私たちの会社では、重要な書類として認識しています。なぜならば、エントリーシートでしか、その学生がどのような人物であるのかということを判断できないからです。
さらにそのエントリーシートを見て、面接に来てもらう学生を選んでいかなければなりません。ですので、非常に重要な書類になるわけです。では、どのようなエントリーシートが印象が良いのかということについて紹介していきたいと思います。
打ち込んだことはなぜ頑張ろうと思ったか!?そして乗り越えた理由を書く
学生時代に打ち込んできたことについて、盛り込んでいただきたいなと思うことは、何を頑張ってきたのかということと、それをなぜ頑張ろうと思ったのかということです。
特になぜ頑張ろうと思ったのかに関しては大切だと思います。
その学生さんがどんな価値観を持っているのかということを知ることができますので、なぜ、そのことを頑張ろうと思ったのかについては、しっかりと書いた方が良いと思います。
そして、どのように頑張ってきたのかについてを書くようにすると良いと思います。
これが書いてあると、その学生さんは、苦しい状況でどのような考えや、力を発揮して、乗り越えていったのかということが、わかりやすく伝わってくると思いますので、ここは是非しっかりと書いてもらいたいポイントになると思います。
最後にその体験から、自分は何を得ることができたのかという点になります。
これは、その体験から自分はどのように成長できたのかということについて書いていただきたいです。エントリーシートの、学生時代に打ち込んだことという項目は大体このような形で書いていただければ良いと思います。
ただ、エントリーシートを見ていると、例文として、アルバイトのリーダーをやっていました。というように大切な、アルバイトリーダーの何が困難で、それをどのように克服して、最終的に自分がどう成長できたのかという大切な部分をしっかりと書いてない場合があります。
アルバイトリーダーをしていましたというだけでは、そのような学生さんは、他にもたくさんいるでしょうし、私たちがエントリーシートで見ても、目に留まらないことがほとんどです。
大切なことは、こちらにとって、印象に残るような内容であることです。
ですので、アルバイトリーダーがありきたりで良くないということは全くありません。
そのアルバイトリーダーとして、他の人とは違った視点などで活躍されてきたという内容が私たちにとっても、ん?もうすこし詳しくこの話を聞いてみたいなと思うことになりますし、エントリーシートで通過する確率も高くなっていきます。
ここでは、いかに自分を表現することができるかが大切になってくると思います。
また、例えば、アルバイトリーダーをしていましたという文章よりも、アルバイトリーダーを目指して、このようなことを頑張ってきましたという文章の方が、この人は、しっかりと目標を持ってやれる人だなという印象を持ちますし、続きを読んでみたいなと思います。
ですので、ダラダラと事実を書き連ねるよりは、ストーリー性を持たせて、読んでいる人にとって、この人は面白いかもしれないと思われるようにすることも、コツではないかなと思います。
自己PRは端的に一番アピールできる部分を!
次に自己PRについてですが、こちらもしっかりと見る項目になります。
自己PRは、もちろん、大いに自分をPRする欄ですが、あまり、あれもこれも書いてあるのは、正直、自分を良く見せようとしているなという印象を受けてしまうことがありますので注意が必要です。
新卒の学生さんであれば、大学生活中にあったことを書いていくと良いと思います。
それよりも昔の話を書いてしまうと、逆に、大学生活では何もなかったのかなと思われてしまいますので、大学生活の間のエピソードであったり、アピールの内容であるべきだと思います。
あくまでも、自慢大会をしているわけではありません。
見ているところは、これから、私たちと長い時間一緒なね働く仲間として見た時に、適しているのかどうかということを見ています。
ですので、経歴や表彰がとてつもなくすごいという場合でも、エントリーシートの段階で、面接に来てもらわないという判断をしてしまうケースもあります。
それよりも、中身が大切です。
今回はエントリーシートでどこを重要視しているかについて書いてきました。
少しでも参考になれば幸いです。
「学生時代に打ち込んで来たこと」:エントリーシートの例文をご紹介します
学生時代に打ち込んできたことは何ですか?
私は学生時代に、学祭に向けて仲間と映画をつくることに力を入れてきました。
毎年学祭になると映画を一本作っていましたが、私は監督をやらせてもらいました。
監督として、一番苦労したことは、キャストの人たちのスケジュールを合わせてできるだけスムーズにロケを進めていかなければならないというところでした。
キャストの人にも、それぞれ、アルバイトや、プライベートなどで時間が限られている中で、いかに効率よくまとめていくのかということがすごく気を使いましたし、大変でした。
しかしながら、周りの協力してくれたスタッフのおかげもありまして、段取りも良かったので、キャストの方に迷惑をかけることなく映画をつくることができました。
やはり、周りの人たちの協力なしでは、一つの大きなことをやり遂げることは難しいと思い知らされました。ですので、その経験を活かし、協力する気持ちや、感謝の気持ちを常に忘れないようにして、社会人としても、取り組んでいきたいなと思っています、
周りの人の支えというものがこんなにも、自分にとって、大きな力になっていたのかということを学ぶ機会になりました。