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就活の書類選考の際に人事担当者が見ているポイントを全て教えます。
ESをまだ書いたことがない方や、なかなか書類選考が通らない方に向けても分かりやすく書いています。

これから説明するポイントを押さえて、ライバルに差をつけてしまいましょう!

そもそも新卒採用におけるESの役割とは?

殆どの企業で書類選考は実施されます。人気企業になると書類通過の倍率は10倍にも。つまり10人のうち9人は通らない計算です。

どうしても就活では面接対策に意識が向かいがちですが、書類選考は選考の始まりにして大きな壁でもあるのです。

ではなぜ企業は書類選考を実施するのか?その理由は3つあります。

基本的なビジネスマナーを判断するため

1つ目の理由は、応募者の基本的なビジネスマナーを判断するため。ESで判断できるの?と思われる方もいるかと思います。

しかし実はESを見ている側からするとその差は明らか。ESの書き方は後述しますが、社会人としての基本的なマナーがESから感じ取れない学生は、
なかなか面接に進むことはできません。誤字脱字はもちろん、問われている質問の答えになっていないものも少なくないのが現実。

社会人になるとビジネスメールやプレゼン資料など、誰が見ても分かりやすい文章を書くべき機会は非常に多いです。
面接だけでなく、ESの文章一つ取ってもビジネスマナーが判断されていることは肝に銘じて置きましょう。

面接時の参考資料とするため

書類選考を実施する2つ目の理由が、面接時の参考資料とするためです。
面接が進むにつれて、始めにESをチェックした人事担当者以外が面接官になるケースが往々にしてあります。

そのため、どういう学生かを口頭で共有しなくて良いように、必ずと言っていいほど面接官の手元にESは置かれます。

これは最終面接も一緒。つまり最終面接に社長が出てくる会社は、自分が書いたESが社長の手元に置かれるという訳です。

もしそのESが分かりづらいものだったら社長はどう思うでしょうか?ESは書類選考の時だけに使用される、という誤った考えは捨てましょう。

人事担当の手間を減らすため

3つ目の理由は人事担当者の採用における手間を減らすため。

面接に応募者全てを呼んでしまうと、面接だけでかなりの労力を要してしまいます。そのため採用を効率化するためにES選考を用いているというのが採用側の本音。

逆に言えば新卒採用では、選考を効率化しなくてはならないほどたくさんの応募が来ると言うこと。

面接に進む数はコントロールできてもESの受け付けは断れません。そのため人事担当者は多くのESを見る必要があります。その中で人事担当者の目に留まるESを書くには?そのことを意識するだけでもアピールできるESを書くことができます。

通りやすいESとは?

ありきたりな内容は書かない方が賢明

通りやすいESのポイントは、他の学生が書かないことを書くこと。簡単に思うかもしれませんが、実はこれがなかなか書けません。

例えばサークルで代表経験をした学生は想像以上に多いもの。多くのESを見る人事担当者は「また代表の話か」とうんざりしてしまいます。
そのためどんなに素晴らしい成果を収めていたとしても読み飛ばされてしまう可能性が高いのです。

そこで通常とは逆の話をするように意識しましょう。_

「サークルの代表としてチームをまとめた」ことはどんな代表でもやっていることのため、強いアピールにはなりません。
逆に「サークルの代表としてチームをまとめられなかった」経験を書けば、読みとしては興味が惹かれます。

なぜまとめられなかったのか?その後どうやってサークルを建て直したのか?と書き手が示さなくても、勝手に想像をしてくれるのです。また社会人には失敗がつきもの。成功をしている人よりも、失敗から学びそれを次に活かすした経験がある学生の方が、社会人として活躍できると見なされる傾向にあります。

どうしてもありきたりなESの内容になってしまう方は、逆のことを書くことをおすすめします。

結論から示す

結論を先に書いてしまうのもESを書く際のポイントの1つです。前述したように人事担当者は膨大な数のESをチェックしなければいけません。

その中で言いたいことが最初に書いてあるESと最後に書いてあるESでは、面接官から評価されるのは圧倒的に前者。

結論が最後に書いてあると、これは何を言いたい文章なのだろう?と人事担当者は不安なまま読み進めることに。

そして仮に人事担当者が想像した結論と書いてある結論が違う場合、その文章は一貫性がないものとしてマイナス評価をされてしまいます。

そのため「この文章はこの結論を基に書いていますよ」と先に示すことで、読み手を自分の結論に導いてしまいましょう。読み手は最初に示した結論を基に読み進めるため、お互いの認識の齟齬はなくなります。

分かりやすい文章が書けないと悩む方は、結論から書き始めてみましょう。

自分の個性を示すために文章の工夫を

書類選考は、面接で詳しく話を聞いてみたい学生をスクリーニングするツール。そのため面接に呼んで詳しく話を聞きたい、と思ってもらえるような書類作成を心がけましょう。

履歴書の趣味や特技の欄もできれば空白にはしたくないところ。会社は画一的な人材だけでなく、色々な個性を持った社員が集うことで多様なアイデアが出ると考えられています。特に新入社員は会社に新しい風をもたらしてくれる存在として期待されています。そのため書類では自分の個性を十二分に出すことを意識しましょう。

 

例えば趣味の欄に「読書」とだけ書くより、「村上春樹の最新刊は発売初日に必ず書店に並んでいます」と書いた方が読書好きなことが伝わりますよね。

少しの文章の工夫で他の就活生と差をつけられますのでおすすめです。
もちろん個性を出すことを意識し過ぎて、肝心の自己PRが出来ていないと本末転倒ですので気を付けましょう。

書類は自分の顔

書類選考では応募者の表情が見えないため、履歴書とESが100%自分の顔になります。そのため誤字脱字は自分で自分の顔を汚していることと一緒。書き終えたら何度も読み直すようにしましょう。
あまりにも誤字脱字が多いと、この人は働いてからも大事な書類でミスをしてしまう人という烙印を押されかねません。また提出前に友人や親に見てもらうのも良いですね。なかなか自分では気づかない文章のクセなども指摘してくれるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?就活の書類選考で人事採用者が見ているものは、社会人としてのマナーがあるのかどうかです。

まずは読み手のことを意識して書くようにしましょう。相手のことを考えることは社会人として必要なマナー。

分かりやすく書く、興味を惹くように書くことはそのマナーを自分が持っていますよ、ということを人事担当者にアピールすることに繋がります。

今回は書類選考の際に人事担当者見ているポイントを詳しく説明してきました。ポイントを押さえた魅力的なESを書くことで、書類選考通過の確率が上がることを願っています。

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