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家業を継ぐ自分の親などが営んでいる家業がある場合、事業継承をするかどうかは大きな悩みの種となるでしょう。

良くも悪くも無視できない存在で、就活中も将来の選択肢に挙げないわけにはいきません。

そんなお悩みを抱えているあなたが家業とどう向き合うべきかについてまとめました。

家族にとってもベストな方法を選ぶ参考になれば幸いです。

家業をどうするかは相談すべき

家業がある場合、特に家族全体でその事業に取り組んでいるようであると、あなた自身にとっても家業を継ぐのはごく普通の流れのように思えてくるでしょう。

ですが、自分の中で就活への想いがあるのであれば、そこは家族とも相談すべきです。

 

家族の意向も聞くべき

家業がある場合、家族の中でもあなたに期待している役割というものもあるでしょう。

すぐにでも跡取りとして育てたいと思っている場合もあれば、例えばまだまだ親が現役なので自由に就職をして欲しいと思っているケースもあります。

そこはよく話し合っておかないと家族内で揉めることにもなってしまいますのでご注意ください。

「自分の人生なんだから好きにしたい」という意見はごもっともなのですが、あなたに対して何かしらを求めてしまう家族の気持ちも当然のことと言えます。

就職するにせよ応援をしてもらえた方が何倍も頑張れると思いますので、まずは家族の意思疎通を大事にしてください。

 

自分の考えも示すべき

家族の中であなたに対して期待している部分があったとしても、必ずしもそれに応えなければならないということはないでしょう。

もちろんそれは家庭の事情によって様々ですので私が無責任なことを言う筋合いはないのですが、自分の中に持っている考えがあるのであれば言葉にして伝えることをお勧めします。

他にやりたいことがあったのに無理して家業を継いだとしてもあまり仕事に身が入らなくなりますし、将来的に損をすることにもなりかねません。

反対されたとしても自分の強い意志があれば誰かは味方をしてくれるかもしれません。

家業があってとしても、自分の意見は持って良いのです。

 

継いで当たり前とは思わない方が良い

実家が家業をやっていると当たり前のように継ぐつもりでいるかもしれませんが、先に述べたのと同様にちゃんと話し合っておいた方が良いでしょう。

自分はその気になっていても、未熟なままで仕事を手伝わせる気がまったくないということは十分にあり得ます。

それに念のために伝えておきますが、家業であっても仕事は仕事です。

甘い気持ちで就活もせずに流れで通用するほど簡単な世界ではありませんので、卒業後は家で働こうと思っていても真剣に準備をしてからにしましょう。

むしろしっかりやっていかないと仕事がなくなってしまい、将来的に自分が困ることにもなりかねません。

 

就職するならどこへ行く?

卒業後にダイレクトに家業を行わずに就職するとした場合はどの企業を選ぶのが正解でしょうか。

いずれは家業を継ぐことも考えているのであれば新卒でどんな企業を選ぶかは重要なポイントになってきます。

 

同じ業界は良くも悪くもある

将来的に家業を継ぐことを前提に考えるのであれば、同業他社に就職して修行をしようと考えるのは自然な流れでしょう。

同じ業界で働いておけばノウハウもわかりますし、人脈も作りやすくなるでしょう。

自分の家の仕事の課題も見えやすいので、自分で働くことになった時も対策が取りやすいです。

また、なんとなくでも業界のことがわかっているので新卒時の就職先でも活躍しやすいというメリットもあります。

ですが、就職先と自分の家の企業規模があまりに違い過ぎた場合はギャップに苦しむことになる可能性が高いです。

資金も人材も豊富な大企業であれば簡単にできたことも、中小企業になると途端にできなくなってしまうということは少なくありせん。

そこも含めて勉強と考えるようにしないと、理想と現実の差に負けてしまいそうです。

 

他業種の方が視野は広がる

敢えて自分の家業とはまったく関係ない業種に進むというのも手です。

将来的に進む道が決まっているのであれば、他に就職している期間は別の仕事を経験しておいた方が視野も広がって人生勉強ともなるでしょう。

他の世界も見ておいた方が家業を継ぐことになった時にも新しいアイディアなどが生み出しやすくなります。

特に経営者の立場になるのだとすると、外の世界を知っているのと知らないのでは物の考え方が全然違うものになります。

自分でセミナーに参加するなどをして学ぶこともできますが、この貴重な期間を生かすことも考えてみてはいかがでしょうか。

その代わりに、いざ家業を継いだ時にはまったく別の業種に飛び込むことになるので覚えるまでは時間がかかることは覚悟しておいてください。

 

面接で言うかは企業次第

就活中にいずれ家業を継ぐつもりであることを言うのは慎重になった方が良いです。

将来の幹部候補生を探している企業からすれば「辞める」と言っている人を採用するのは、将来性という面ではあまり得がありません。

調べれば実家が自営業であることはわかるので隠す必要はありませんが、新卒を大事にするタイプの企業だと歓迎されないことは覚悟しておきましょう。

ですが最近では終身雇用制度は崩れているので、転職する人はまったく珍しくないことは企業もわかってはいます。

いずれは辞めることがわかっていたとしても、在籍中にいかに貢献できるかをアピールすることができればそれほど問題にはならずに済むでしょう。

また、最初から将来的に独立する人が多いタイプの企業を選ぶというのも手です。

実力主義で大変かと思いますが、学ぶことはかなり多くあります。

将来的に自分で家業を大きくしたいなどの展望を持っていた方が歓迎されますので、修行の場としては適切でしょう。

つまり、相手によって将来家業を継ぐということは好印象にもつながるということです。

 

まとめ

家業を継ぐことはあなた自身だけの問題ではありませんが、それでも何よりも優先されるべきなのはあなたの気持ちです。

自分にとって納得のいく選択肢を選んで、その上で就職活動を行うようにしてみてください。

家業があることが自分の強みにもなり得ますので、言い方は悪いですがうまくそれを生かしながらベストな就活をしましょう!

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