近年、インターネットでの申し込みが当たり前になってきたことや、短期のインターンが登場したことにより、インターンは気軽に参加できるものになりました。
今では多くの就活生が活用していることと思いますが、気軽に参加できるからと隙を見せてはいけません。ここでは気軽に参加できるからこその注意点を説明します。
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気軽と気楽を勘違いしない!
インターネットで簡単に申し込めたり、日帰りで1日だけ参加できるようになってインターンはより便利なものになりました。志望している企業の細かいところを知るためにはもはや必須の手段といっても過言ではないくらいです。
しかし、気軽に参加できるようになったからこそ、緊張感なく気楽に参加している人も増えている感じがします。
気軽に色々な企業に参加することは大切です。しかし、緊張感もなく参加することはその後プラスになりません。むしろ本当に受験したいと考えている企業であればマイナスになってしまうことすらあります。
気軽と気楽を混同しないように以下の点には注意してインターンに挑みましょう。
インターンの内容はその後に影響することを自覚する
インターンを会社説明会くらいに捉えて気楽な気持ちで参加しようと考える方もいるかと思います。確かにインターンは企業が自社のことを就活生に知ってもらう場であり、採用活動の場ではありません。
しかし、ほとんどの企業がインターンに参加した就活生について記録しています。「この人は積極性があった」とか、「この業界に興味がありそうだ」などという風に見られていると思うべきです。
もちろん全ての企業がこうだとは言えません。そして、インターンでマイナスなイメージだったとして、それをその後の就職活動で必ずしも取り返せない訳でもありません。
しかし、一般的にマイナスをプラスにするというのはとても労力のかかることです。できることであれば、最初からいい印象を持たれていたいと皆さん思うことでしょう。
気軽に参加したインターンもその後に影響していくのだという点を自覚した上でインターンには参加しましょう。
挨拶・姿勢・服装・時間を守る、当たり前のことは当たり前に
気軽に参加できるからといって、当たり前のことをおろそかにするようではいけません。
インターンでは人事担当者のほとんどが目上の方ということになるでしょう。普段から当たり前に目上の方に接するようにきちんと挨拶しましょう。
また、姿勢や服装についても同様です。就職活動の一環であるという気持ちで緊張感を持ち、場をわきまえた出で立ちにしましょう。
気軽に参加できるとはいえ、時間を守るのは当たり前のことです。5分前には会場入りする、万が一交通機関の遅れ等で遅れてしまうような場合には連絡をいれるなど、自分が社会に出て当たり前にやるべきだと思うことはきちんとやりましょう。
緊張感がかけると人はどうしても軽率な行動をとりがちです。インターンでは人事担当者もフランクに話しかけてきますし、そういう場を作ろうとしてきます。それに乗ることは悪いことではありませんのが、適度な緊張感を持ち続けてインターンに挑みましょう。
多くの人が貴重な時間を割いていることを理解する
インターンは企業にとっても負担の大きいものです。複数の人事担当者が就活性の応対をしなければなりませんので、その社員はその間業務ができないからです。
このことをきちんと理解しておくことが大切です。
インターンをやってもらって当たり前、企業がやりたいと思ってるからそれに参加しているだけ、という気持ちがあるとそれがどうしても態度に出てしまいます。
多くの人事担当者は純粋に、就活生に自分の思う道を選択して欲しいと考えています。もちろん優秀な就活生に自社に入社して欲しいとも考えていますが、自社には合わないであろう優秀な人を無理に入社させるような勧誘をすることはほとんどないでしょう。
欲を言えば自社のことをよく理解し、それでも自社を希望して欲しいと考えてインターンを実施しているのです。
インターンに参加すれば複数の人事担当社員が対応してくれます。これに対する感謝と敬意を忘れずにインターンの活動に取り組めば自ずと相手にとっても失礼のないものになると思います。
でも、できるだけ参加するべき
ここまで緊張感を持ってインターンに参加してほしいと説明してきましたが、あまりに固く考えて、参加をためらうようでもいけません。
行動を起こすということは時に勢いを必要とするものであったりもします。これまでの内容を意識しつつも、時に勢いで参加しましょう。
思わぬところで参加に踏み切っていい出会いがあるかもしれません。迷った時には参加する!くらいの気持ちでできる限り参加しましょう。