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起業学生生活を終えて仕事をするというのは、企業に就職することだけが全てではありません。

自分で会社を立ち上げてそこで働くという選択肢も存在します。

起業は特別な人だけができるというわけではなく、誰でもいつでも可能と言えば可能です。

就職活動をせずに会社を立ち上げる際の心得をお伝えします。

就職経験がなくても起業はできる

将来的に起業を志していたとしても、まずは就職活動をして何年か働いてから独立するというルートが思い描きやすいものでしょう。

ですが、起業という行為自体のハードルはそこまで高くないので、絶対に就職を経験しなければ起業はできないとも限らないのです。

 

起業は資金がなくてもできる

起業にはお金がかかるイメージが強いかもしれませんが、業種によってはほとんどかからずに始めることも可能です。

一部の業界では供託金があったりしますが、個人事業主で起業する場合などは0円スタートというケースすらあります。

まずは自分がどんな仕事をしてみたいかを考えて、創業資金を計算してみましょう。

ただし、これはあくまで起業にかかるお金の話です。

起業がほぼ0円でスタートしても、備品を揃えたりする必要がありますし、軌道に乗って利益が出るようになるまでの資金は確保しておかないとたちまち立ち行かなくなります。

 

学生で起業する人も少なくない

大学卒業を待たずに起業をする学生起業家も珍しい話ではなく、仕事が軌道に乗っているのであれば就活はせずに自分の会社を大きくするために邁進するパターンも多いです。

そう考えると起業に社会人経験の有無は関係ないことがわかりますよね。

学業との両立は大変ではありますが、比較的時間はあるのでやりたいことがあるのであれば頑張りやすい時期ではあります。

就職をしない選択肢を検討しているのであれば、卒業を待たずして動き出しておいた方が良いでしょう。

 

起業に大切なのはアイディア

起業をするのに必要な要素はありますが、何よりも大事なのはアイディアです。

資金力やノウハウ、人脈なども当然多いに越したことはありませんが、それらが揃っていてもアイディアがなければその企業は伸びていきません。

ましてや何の実績もない新しい企業が社会に出ていこうとすれば、他の人が考えいないことや、ニッチな部分を突いていくようなアイディアが求められます。

アイディアだけ出すのは案外できなくもないですが、そこから採算が見込めるかを調整するのはかなり大変です。

ですが、そこをクリアできれば社会人経験がなくても成功を収められる可能性は十分にあります。

 

起業の心得

わかっているとは思いますが、起業をするには相応の覚悟が要ります。

あなたの進路ですので私が起業を薦めないということはありませんが、しっかりとした覚悟の元でチャレンジしてもらいたいと思っています。

 

逃げの起業は成功しない

就職活動をやったけれど上手くいかなかったから自分で起業する。組織で働くのは嫌だから自分で会社を興す。など、ありがちな動機ではありますがそんな逃げの起業が成功する可能性は高くありません。

就活を通して本当に自分がやりたいことが見つかったであったり、自分の能力を最大限に発揮できるのが独立だと判断したなどであれば1つの答えなので良いでしょう。

就職は大変ですが、起業も信じられないほど大変です。

こう言っては失礼かもしれませんが、就活から逃げたような人が作った会社が上手くいくとは思えません。

 

成功も失敗も自分のもの

起業の良いところであり最も恐ろしいところでもあるのですが、全ての責任は自分に降りかかります。

立ち上げた事業が大成功すれば若くしてお金持ちになることも夢ではありませんが、反対に大失敗をしたら路頭に迷うことになります。

これが企業に属していると、大活躍しても年功序列などでお給料に反映できる限界があったりしますよね。

逆に大損失を出しても、良いわけではありませんが一社員が全損害を被ることはまずありません。

どちらが魅力的だと思うかはあなた次第ですが、自分の事業は大袈裟に言えば人生そのものになってしまいます。

 

経験の少なさをどう補うか

就職を経験せずに起業する際の最大の課題は、経験値の少なさをいかに補うかです。

大学で経営学を学んだり、本やセミナーで勉強することもできますが、実践はまた別の話です。

取引先との交渉などは駆け引きなので経験値の差が出ますし、若過ぎることで信用してもらえないこともあります。

早い起業はその懸念はしばらく付きまとうことになるので、信頼できる相談相手を探すなど工夫も必要です。

 

もしも起業に失敗したら

起業は社会人経験が豊富な人でも失敗することはあるので、そんなに甘いものではありません。

もし失敗してしまったら、その後どう振舞うべきかは考えておいた方が良いでしょう。

 

新卒には戻れない

新卒のタイミングで就職をしなければ、当たり前ですがあなたはもう新卒ではありません。

現在の日本のシステムでは多くの企業が新卒を重視する傾向はまだ根強いので、その大きな恩恵を受ける機会は失われてしまいます。

就職しないで起業するときに一番怖いのはここだと私は思っていて、新卒であればビジネスマナーの研修を受けたりして基礎を勉強できます。

また、多少のミスをしても上司や先輩に守ってくれるので、実践で学ぶものも多いでしょう。

ですが起業に失敗したので就職をすることにしたとしても、その時には中途採用なので即戦力扱いでビジネスマナーもできて当たり前の扱いになっています。

長い社会人生活での、大事な時期を経験しないリスクはどうしてもあります。

 

経験が優位になることも

仮に起業の結果が失敗に終わったとしても、その経験は確実にあなたに根付いています。

自分で考えて会社を興したということはなかなか経験できるものではありませんので、その経験を高く買ってくれる企業は少なくないでしょう。

起業をするとほとんどのことを自力でやらないといけないので、経営者の感覚を持って仕事ができるようになっていて、それはとても貴重な人材と言えます。

その失敗も、あなたが新たなステージで輝くための大きな武器になってくれることでしょう。

 

まとめ

起業はいつだって大変なことですが、社会人経験がなければその大変さは何倍にも増すでしょう。

良い面も悪い面もあるのでおすすめも否定もしませんが、これだけは言えるのが、自分で悩みぬいて出した答えなら大丈夫だということです。

その仕事がうまくいくかは運などにも左右されますが、しっかり考えた結果ならその経験値で今後もいくらでも活躍はできます。

自分で可能性を潰さないで、世界を広げてみてくださいね。

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