就活は孤独な戦いになりやすいですが、そこに友達がいたら心強いですよね。
就活を通じて新しい友達が出来ることもあるので、そうした縁はぜひ大切にして欲しいです。
ただ友達との関係も度が過ぎると就活に支障が出てしまうこともありますので要注意です。
お互いに刺激し合って最高の結果を求めるための理想の友達関係についてお話します。
目次
一緒に就活をする際のポイント
友達と就活をすることは良い点と気をつけなければならない点が混在しています。
基本的には仲間がいることは心強いことですので、そのメリットをうまく活用できるようにポイントを押さえておきましょう。
情報交換がしやすい
一人で就活をするのと友達と就活をした場合で大きく差がつくのは情報収集の量です。
お互いに持っている情報を交換することでその情報量は2倍にも3倍にもなります。
同じ業界を志望してしれば手分けをして業界研究をすることもできますし、説明会などの情報も集めやすくなります。
志望が違ったとしても就活のちょっとしたコツや注意点などを共有することも有効です。
ただし自分でもその情報を確認することはおすすめします。
友達を疑うわけではありませんが、友達が間違った情報を仕入れてきてしまうこともあるからです。
友達の言う通りにして失敗することがあってはお互いに不幸ですので念のために自分でも見ておきましょう。
お互いに合わせ過ぎないこと
友達と就活をしていると心強いのでついついスケジュールを合わせて一緒に行動をしたくなってしまいます。
まだ方向性も決まっていない最初のうちはそれでも良いかもしれませんが、自分の志望業界まで友達に合わせて考えてしまうようになっては大変です。
就活で一番大事な自主性が失われてしまうことになってしまうので就活の成功は望めなくなってしまうでしょう。
自分の意思を見失わないようにすることは忘れてはいけませんし、友達の意思を無視して強引に巻き込むのも禁止です。
話したくなさそうなことは訊かない
いくら友達でも何でも話せるというわけではありません。
特に就活の選考状況などはあまり話したくないと思う人もいますので、相手が話したくなさそうにしていることを無理矢理聞きだそうとするのはマナー違反です。
相手が愚痴を言いたそうにしていれば聞いてあげればいいですが、強引に訊くのはおせっかいというものです。
友達が悩んでいる時は話を聞く姿勢だけを示して話をするかどうかは相手次第です。
就活で友達を作るコツ
就活の会社説明会やグループワークなどの試験は新しい友達を作るチャンスでもあります。
同じ境遇にいる就活生同士、通じ合うものがあるので意気投合しやすいものです。
人脈を広げることは新しい世界を開くことにもなりますので、この機会を生かすことも考えてみてください。
積極的に話しかけてみる
友達を作りたいのであればやはり自分から積極的に話かけるのが一番です。
なかなか知らない人に声をかけるのは勇気がいりますが、就活の場では少なからず緊張して心細く感じているものですので話しかけられれば気持ちも楽になるというものです。
同じ会社に関心を持っているというだけで十分な共通点がありますので話題も弾みやすく初対面の人と話すのが苦手という人でもある程度は話すことができるはずです。
人事の目がある場ではやめておく
就活中に友達を作ろうと積極的に話しかけるのは悪いことではありませんが、場はわきまえなければなりません。
自分の本来の目的は就活だということを忘れないようにしましょう。
特に面接の控室や会社説明会の会場のような人事の人も見ているような場所では多少の会話をするくらいなら構いませんが、あまり夢中になって話をしてはいけません。
人事の人からすれば遊びに来ているように見えてしまっても文句は言えず、自分の評価を落とすなら自業自得で済みますが話しかけられた人にも迷惑がかかります。
そのようなシチュエーションでは本来友達になれたであろう人でもみすみす機会を失うことになってしまいます。
帰り道で話しかけるなど、タイミングは考えるようにしましょう。
一人で就活をしたい人もいる
あなたは友達が欲しいと思っているかもしれませんが、誰しもが就活で友達を作りたいと思っているわけではありません。
一人で集中して就活をしたいと考えている人もいますし、同じ会社で出会った相手はライバルと捉えている可能性もあります。
そんな相手に対して無理をしても迷惑に思われるだけですので、そういった考えの人もいるということは覚えておいてください。
就活が原因で友達関係が悪くなることも
友達と就活をすることは励まし合うこともできて絆が強くなりそうですが、逆にこれまで築き上げた友達関係が崩れてしまう可能性もあります。
そう考えると友達とは就活をしない方がいいという考えも出てきます。
人はついつい比較してしまう
特定の友達と常に就活の状況を確認し合っているとつい比較したくなってくるものです。
同じくらいの規模の企業で同じような進捗状況であればそう問題はないですが、差がついてしまうとどうしても雰囲気が悪くなります。
自分が友達に対して劣等感を抱いてしまうこともありますし、逆に無意識のうちに自慢気な態度になってしまって友達を傷つけてしまうこともあります。
就活はストレスが大きいのでその当たり先が友達になってしまっては関係が崩れるのは確実です。
口では友達を称えても気持ちの整理はなかなかつかないものですので距離感は大切にしたほうが良いです。
片方が早々に内定が出るとギクシャクする
友達と就活をしていて怖いのは片方だけが早々に内定をもらって就活を終えてしまうことです。
苦しい就活を終えると解放的な気持ちになってしまうのは仕方がないことですが、残された方は一層苦しい想いをしてしまいます。
自分であれ友達であれ残った方からすれば寂しさがあり、内定が出た方からしても相手の前では喜びたくても喜べないという窮屈な感じになり、次第に距離を置くようになります。
一度関係がギクシャクすると修復に時間がかかる可能性もあるので信頼関係にヒビが入らないように気を付けてください。
まとめ
友達と就活をすることは心強くもありリスクもあります。
あくまで就活は自分で考えて行動するものだと考えて、その中で友達と協力できるところは協力するという距離感がベストでしょう。
就活を通じて新たな友達との出会いの機会もありますので、上手なバランス感覚を身につけていくようにしてください。