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ブラック企業を見極めるのは非常に難しいです。人によってそう感じる価値観も様々です。大事なことは自分に合った企業を見つけること。その簡単な方法をお伝えします。

良い企業の見分け方「企業を知る!」

就職活動をする上で大切なことは、企業を知ることです。特に新卒の場合は学生ですから当然世の中の企業のことはわからないはずです。しかしメディアに露出している企業や、自分が使っているものを作っている企業、いわゆるBtoC企業のことは知っているつもりになっているかもしれません。

そして、そう言う会社はよく見えるかもしれません。そのような外側のイメージだけで判断すると、実は入社してからとんでもないブラックだった、とか働いている人の雰囲気が全く違う、と言うことになりかねないでしょう。私は人事担当として、約10年間上場企業で新卒採用に関わりました。そこで実感したことをお伝えしたいと思います。企業を知るための方法は大きく3つあると考えています。

  1. まず一つ目は学内合同企業説明会に行くこと
  2. 個別説明会に参加すること
  3. 職場見学やOBOG訪問をさせてもらうこと

学内説明会に参加する

一つずつご説明します。

まず1つ目。学内説明会というのは、その学校の学生を採用したいという企業が参加しています。採用意欲が高いのです。またOBOGが就職している会社が多いので人事担当だけでなく、OBOGが参加しているケースがあります。そして少人数です。したがって、人事担当と近い距離で話をすることができる、実際に働いている先輩の話も聞くことができるのです。

距離が近いと何がいいのか、というと質問がしやすいのです。100人参加の会社説明会でみんなの前で質問するのは恥ずかしくても、10人以下であれば少し勇気を出せば質問できるかもしれません。質問すれば、その答えや対応でどんな会社なのか知ることができます。

個別説明会に参加

次に2つ目の個別説明会に参加すること。これは大半の皆さんが行なっているはずなので敢えていう必要はないのかもしれませんが、大切なことです。私の場合は会社に直接来てもらうからには、合同企業説明会でできないことをしようと考えてていました。

機械メーカーだったので実際に機械を動かしているところを見てもらい、体験してもらいました。また複数の先輩社員に参加してもらい、自身の体験談、仕事内容などを話してもらいました。

人事担当が良いことばかり伝えてもしかたありません。実際に働いている人の話や仕事を聞くことは非常に重要なことです。

 

私は他部署の従業員といい関係を作っていたので、説明会の時も学生さんの前で参加している先輩社員と談笑していました。そうすると、学生の皆さんから、皆さん仲が良さそうで雰囲気がいいと思った、という意見をいただきました。会社に行くとそのような自然な雰囲気も知ることができます。

ある学生さんが、とある有名企業の説明会に行ったら、その企業の方ではなく外部の委託先の社員が説明をしていて、誠意を感じられず受けるのをやめた、と話してくれました。そのようなことも参加していなければわからないことですよね。

一言に説明会といっても性質が違うのです。

職場見学やOBOG訪問をすすんで行う

最後の3つ目。職場見学やOBOG訪問をさせてもらうこと。説明会に行けば雰囲気がわかるとお伝えしましたが、やはり限られた時間です。そして多くは会議室で行われるため実際の仕事の現場の様子はわかりません。

職場見学に行けば現場を見ることができます。そして、OBOG訪問では、直接先輩に様々な質問をすることができます。

この三つ目は、少し勇気を出して、積極的に企業にお願いしてみることをお勧めします。そんなこと忙しくてしてもらえるはずがない、と思うかもしれません。

ですが、おそらくほとんどの企業は快く受け入れてくださると思います。

私の場合は、OBOG訪問の際、採用担当が途中席を外すことにしていました。そうすれば先輩社員も本音で話すことができますし、ある程度学生さんもリラックスできるのではないかと考えていたためです。

以上が企業を知る簡単な方法です。ブラックなのかどうかを見極めるのは非常に難しいと思います。しかし、上記の3つを行うことで、企業を直接見ることができます。社員が働きやすい環境なのか、イメージとのギャップがあるのかないのか、少しでも知ることができるでしょう。

会いに行く時の質問ポイント

そして、どの場面でも質問をすることが重要になってきます。こんな質問をしたらダメかな、と遠慮しがちかもしれません。変な質問をしたら採用に影響があるかもしれない、と不安になるかもしれません。しかし、なんでも聞いていいのです。その企業の採用試験を受ける前な本当に自分に合う会社なのか、疑問や不安を払拭する必要があります。

後になると質問もしづらくなりますし、企業理解が進みません。勇気を出して質問しましょう。その気持ちに応えない企業は誠意が足りないと判断して良いと思います。

わからないことは聞く、仕事を始めてからも重要なポイントです。

 

さらに企業を知るためには多くの企業を知る必要があります。最近は学内説明会でもあらかじめ決めた企業のみの説明を聞く学生が増えていると聞きます。

多くの企業を見ること、知ることで、いい会社だけど自分には合わない、同じくらいいい会社だけど、より条件に合うのはどちらか、など比較がして判断することができます。いい会社と自分に合う会社は違いますし、いい会社とはどんな会社なのか、多くの企業を知る事で自ずと知ることができるはずです。今まで知らなかった企業をとの出会いは説明会に多くあると考えています。たくさんの人の意見を聞くこともできます。この出会いを貴重な機会として捉え、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

まとめ

今の世の中はインターネットの情報があらゆるところで手に入ります。有益な情報も多いでしょう。ただし、人それぞれ感じ方も受け取り方も異なります。ですから、それに惑わされ過ぎないようにしてほしいと考えています。自分で見て、聞いて、判断する。就職活動では自分の行動と判断が鍵を握るのです。ぜひ勇気を出して行動してください!

自分が一生働くかもしれない会社選びです。後悔のないよう、頑張ってください。

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