就職、転職活動で一番の「壁」が履歴書の書き方です。手書きは意外と労力がかかり、インターネットで調べてもどれも同じ内容になりがち。そこで、「キラリ!」と光、ひと目で採用担当者が目に付く、書き方の「ツボ」と「コツ」を一流企業の採用担当だった私がお伝えします。
これさえ抑えれば大丈夫!履歴書を描くときのツボとコツ
就職活動は、大学・高校など「新卒者」、どこからの会社から他に移る「転職者」に分かれます。世の中は売り手市場と就職希望者側が有利とされる世の中に変わってきましたが、しかし、名の通った一流企業はいまだに「狭き門」となっているのが現状です。そこで、他者よりも少しでも個性を発揮し、「おぉ!」と履歴書だけで目立ってしまいましょう。
そこでツボとコツを3つ紹介しますのでご参考にしてみてくださいね。
書き始める前に注意する2つのコツ
履歴書を書くのが初めて、または久しぶりという方は、書き始める前に以下の2点に注意しながら、基本的な書き方をおさえておきましょう。
紛らわしい情報に注意
メールアドレスや電話番号など、数字の「0」とアルファベットの「o」、数字の「1」と「7」などが誤認されないように気をつけて書きます。0(ゼロ)については、O(オー)と混同しないよう、0(ゼロ)の中に斜線を入れて表記する方法もあります。
日付は提出日を記入
欄外にあるので意外と抜けやすいポイント。提出する日付(または投函日)を書きましょう。西暦でも元号でもかまいませんが、学歴を書く欄の年号の書き方と統一しましょう。
これは「基本中のき」です。
ツボ1:他者と同じことは書かない!
そこで「ツボ1」を伝授します。「他者と同じことは書かない!」ということです。
履歴書の中で一番重要となるのは「志望動機」です。例文としては「私は〇〇」と始まるのが一般的ですが、ここで他の人と同じ書き出しだと、採用担当者からは「あぁ、またか」と流されてしまう可能性が高いのです。
そこで、特に新卒者は「私は」ではなく、いきなり
- 〇〇がやりたいのです。
- 〇〇にかける思いは負けません。
など、情熱的に思いを書くことで、「やる気」を受け取ってもらう確率が高まります。
ツボ2:だらだら書かない
「ツボ2」では、「だらだら書かない!」です。
新卒、既卒含め、就職先の担当者に「自分の思いをたくさん伝えたい!」と思うのは当然です。しかし、採用担当者の立場から考えてみて欲しいのです。採用者側は1日多い時で何百通、トータルで何千通といった履歴書に目を通すことになります。
そこで1人のために何十分も時間を要するは正直、「疲れる」のです。
採用者も人間です。今後AIやロボットが見極める時代が来ると別ですが、今は人間が採用を担当しているので、「疲れ」させる文章はなるべく避けるべきです。
ツボ3:自分なりの思いを一生懸命「つづる
最後の「ツボ3」は、文章が下手でも、自分なりの思いを一生懸命「つづる」ということが大事です。
今はスマートフォンやパソコンを使いGoogleなどの検索エンジンで「履歴書 書き方」などと検索するとものすごい量のメソッドがインターネット上に掲載されています。
そこを「コピペ」し、あたかも他人の言葉の例文を自分の言葉のように使うのは間違いです。
採用担当者は「コピペ」には敏感ですし、もし発覚した場合は「他の内容をまねしたな」と速効で不採用になるので、マイナス面が大きいということを理解すべきです。
小学生のころを思い浮かべてください。夏休みの思いで、楽しかった運動会など、一生懸命書いた作文を認めてもらい喜びにつながった経験はありませんか。その「一生懸命」さを採用担当者は見ているのです。
そうはいっても書けない・・・という人のために・・・履歴書参考文
そうはいっても、「書けない!」。「少しでも参考にしたい!」と思う人はいます。
記載する内容は、このままのコピペは絶対しないと約束していただける方のみ、見てください!コピペした場合は不採用だと思ってください。
まずは、おさえるべきポイントを記します。
企業の採用担当は、1日に何枚もの履歴書を見ています。履歴書も「文書を作成する」というひとつの作業ですから、過去の応募者の履歴書と比較して、その人の人となりや仕事ぶりも想像してしまいます。これまで私が実際に採用担当として見てきた履歴書の中で、マイナスの印象になりやすかったポイントご紹介します。
字が走り書きで雑
履歴書は相手が読むものだということを想像して、綺麗に丁寧な字で書ける人は、それだけで好印象になります。パソコンで作成する履歴書も増えてきましたが、「文字で人柄が判断できる」として自筆の履歴書を指定する企業もあります。
忙しかったり、たくさん履歴書を書いていたりすると、つい書き方が雑になってしまうかもしれませんが、一枚一枚集中して、丁寧に整った文字を書くように心がけましょう。
シミや汚れがある
履歴書の端が折れていたり、また謎のシミや汚れがついていたりすることがあります。面接直前にカフェなどで書いたりすると、テーブルやドリンクの水滴を履歴書がすぐに吸ってしまいますので、外で書くときは、まず机をよく拭いたり下にファイルを敷くなど、十分に気をつけましょう。また履歴書用紙は書く前後とも、ファイルなどに入れて折れないように保管します。
顏写真が曲がっている、ズレている
顔写真を貼るときは、枠に収まるように丁寧に貼りましょう。
せっかく履歴書が綺麗に書かれていても、写真の縦横がまっすぐではなかったり、枠からズレたり傾いて貼られたりしていると、悪目立ちしてしまいます。慎重に貼ってください。
修正液で修正した箇所がある
履歴書を書いていて間違えてしまったら、基本的には新しい履歴書に書き直しましょう。
修正箇所が目立つと、「仕事でも間違いが多い人なのかな」とか「書き直すのも面倒な人なのかな」という印象を持たれる可能性があります。手書きの場合は書き損じてもいいように、何枚か履歴書用紙の予備を用意しておくと便利です。
実例
製造業
マスコミ・報道
建設(ゼネコン)
ホテル・飲食業
何度も書きます、言いますが、この例文は、あくまでも「例」であり、絶対にまねして「コピペ」はしないでくださいね!!