こちらからシェアできます!

長年、人事担当者として面接を担当しているとその人に人となりや人間性は、面接会場に現れた時からなんとなくわかるものです。第一印象を見事に裏切られてしまうことがないわけではありませんが、大体は的中します。今回は、第一印象でわかるその人の人間性などについてお話します。

面接で判断するのは一瞬!!どこを見ているかを暴露!

人事担当者を長年していると、面接でその人を判断するのは、それほど時間がかかりません。なんとなくといっては言い方が悪いかもしれませんが、それはもう熟練の勘のようなもので、一目見てわかるものが多いです。

見た目で判断するとか、容姿が良いかどうかというようなことではなく、どこかしら人を惹きつける要素がある人やあるいはうちの会社に必要だと感じられる人、それは一目見てわかるということなのです。

そこで今回は、面接に感じることや、第一印象についてお話してみたいと思います。

最初に目が行く場所 それはやはり目です

これはもしかすると、面接だけに限った話ではないかもしれませんが、最も最初に人を見る時に目が行くのは、やはりで目です。

新卒や第2新卒の方は、どんな目をしているかといいますと、私が感じたところでは、新卒の方は社会に出る不安や期待、そして第2新卒の方はこれから次のステップを歩もうとするやる気や自信など。

こういった目をしている方がとても多いです。人事担当者として見ているのは、いかにこういう将来への願望や熱い思いをもっているかということです。

目をみれば、その人の熱意は十分に分かりますので、これだけは面接のテクニックや受け答えの上手さではカバーできないところです。

立ち振る舞いには育ちや生来の性格が表れます

面接時に先立ち、性格検査や適性検査などを行いますが、これでだいたいの性格がわかります。

ですが、やはりそれを実際に目で確かめるために、その人の振る舞いなどを見ます。

振る舞いというとなかなか難しいのですが、これはもう訓練や意識してなにか改めるというものではなくて、自然に出てくる行動とでもいいましょうか。

  • 会場に入ってくるときの歩き方
  • 椅子への座り方
  • 振り返り方や立ち上がり方

など全ての動作を含みます。

こういう動作を取る人が良いと言い切ることは出来ないのですが、長年いろいろな人の動作を見ていますと、自然でスムーズな人と、どこがぎこちない人の2通りがあります。

ぎこちがない人の共通点としては、社会不安を抱えていたり、人間関係に支障がある、そういった傾向があります。まだ家庭での育てられ方もなんとなくそれでわかるのです。

 

大切に丁寧に育てられたご子息、ご令嬢なのか、そういでないか。これはお金持ちとか不裕福であるということではなくて、健全な家庭で育てられたのかということです。

受け答えからわかる思慮深さや思いやり

そしてもう一つ重要なのが、思慮深さや思いやり、誠実性です。

これは、質問やこちらからの発信に対する受け答えでわかります。受け答えの丁寧さや相手への配慮がある答えたが出来るのかが問われます。

このような方は、社会人としてはなくてはならない素養を兼ね備えており、特に総務や人事系のポジションやアシスタントなど、心配りが全ての業務の成り行きを左右するようなところへの配属を期待されてるなら、これを一番重視します。

言葉遣いの丁寧さだけではなく、相手がこの言葉を発したらどういう風にかんじるだろうかと考えながら常に言葉を発することが出来る人。これが理想です。最近は、残念ながらこういった人が少なく、一度自分が言おうとしていることをあたまで考えてから口を開くというタイプの人よりは、思いついたままに言葉を発する人の方が多いので、こういう思慮深い方に合うと本当に魅力を感じます。

面接でも、こういう人に会うと全ての仕事において、信頼して任せることができると感じてしまいます。

どことなく人を惹きつける魅力やセンスがある

これもなかなか言葉で表現するのが難しいのですが、その人が元来もっている人間的な魅力は、年齢に関係なくあるものです。

カリスマとか自然と人を引き寄せる人といってしまえばそれまでですが、面接でいろいろな人を見ていると、そういう人間的なカリスマ性を時々感じることがあります。

それは、おそらく会社に入ったら、努力とはまた別の才能として発揮されます。特にこのような方はクリエイティブな部署やマーケティングや企画などで才能を発揮してくれます。

また会社にはいってから、その人がやるとなぜか事業が上手くいくとか、幸運に見舞われる、そういう人ともなります。そして、センスが良いというのももう一つの特徴です。選ぶものや選択肢が良い、人が真似をしたくなるような感じです。

今回お話しましたのは、なかなか訓練ではどうもならないことが多いのですが、残念ながら借りてきた猫で当日なんとか繕っても、本質的な部分は隠すことが難しいです。

ですので、私が言えることとしましては、あまり取り繕っても分かってしまうので、いつも通り自然な感じで向かえばよいということです。

 

緊張せずに普段通りに答えることができれば良いので、マニュアル通りの答えを用意してガチガチにならず、リラックスして落ち着いて答えれば大丈夫です。それがきっと良い結果をもたらすことになります。

まとめ

このように今回は、人事担当者の本音や裏話。あるいは実話のお話でした。

そんなこと対策仕様がない、と思われるかもしれませんが、何も対策などする必要はないということです。

努力はする必要はありますが、小手先の面接術などは無用だということです。そんなことに時間をかけるのなら、自分を磨き、しっかりとアピールできるところを見つけることに時間をさいてみてくださいね。

関連記事


こちらからシェアできます!