今回は、企業で人事担当として毎年新卒の方の履歴書を見ているわたしが、履歴書についてどのようなとこれに気をつければ印象が良くなるのかということを紹介していきます。
履歴書の重要なポイント
今回は、新卒の学生さんが履歴書をつくるときに重要なポイントについていくつか紹介していきたいと思います。
わたしは企業で人事担当をしていまして、たくさんの新卒の方の履歴書を毎年目にしています。そこで、わたしが思ったことや、このように書くと印象が良いのではないかということを紹介していきたいと思います。少しでも参考になれば幸いかなと思います。
履歴書について
履歴書自体についての話ですが、履歴書は市販のものもありますが、大学で用意されている履歴書もあると思います。そんなときに大学で用意されている履歴書は、見た目も高級感がありまして、市販の履歴書よりも目立ちます。
履歴書の顔写真について
履歴書を拝見していますと、1番はじめに目が行くのが履歴書の顔写真のところになります。
その際に、気になるのは、証明写真でとった写真と写真館などで撮ってもらった写真との違いになります。
証明写真だからといってダメだということはもちろんありませんが、写真館で撮ってきた写真はやはり出来栄えがよいなというような印象を受けます。
また、写真を履歴書に貼る場合についても、枠にきっちりと収まるようにしましょう。
はみ出してしまっている場合や、写真が小さくなってしまっているのを見るて、印象としてはあまりよくないです。
こちらも細かいことかもしれませんが、これから社会人として企業で働く場合に、相手の気持ちをしっかり考えて行動できるかどうかということはすごく大切なポイントになります。
履歴書は、これから入社を希望している会社に向けての、いってみればラブレターということになると思います。ですので、相手が見て、きれいなものであるべきだと思います。その辺りの気配りができるかどうかというポイントもわたしは見るようにしていますし、他の企業においても見られるポイントだと思います。ですので、細かいところまで気をつけて履歴書をつくることが大切になります。
自己PRについて
履歴書の内容において、他の人と差がつくポイントとして、自己PRがあると思います。自己PRは希望的に何をどう書いてもよいですので、うらを返せば、差がつくポイントになります。
その際に、わたしが見ていて思ったことは、あまりダラダラと長文を書き連ねるよりも、短く、端的に書いてある方が、中身が頭の中に入ってくると思います。
また、ここぞとばかりにいくつもアピールポイントを書いている学生さんも見受けられますが、アピールポイントをいくつも書かれていますと、実際のところは何が言いたいのだろうかと疑問になってしまうことがありますし、あれもこれも書いてありますと、印象に残りにくいと思います。
ですので、自己PRは自分を大いにアピールするところではありますが、こちらも、相手が読むということを考えた上で、読みやすいように配慮すると良いかなと思います。
志望動機について
志望動機については、わたしとしては、どれだけ私たちの会社のことについて理解しているのかということを見るところだと思って履歴書を拝見しています。私たちと同じことをしている会社というのは他にもたくさんあります。その中でなぜ、うちの会社にエントリーしたのかということを書いていただきたいです。
ここで、同業他社がたくさんある中で、私たちの会社がどのようなところに強みを持っているのかということを学生さんの立場なりによくわかっている場合はやはり評価が高いと思います。
私たちの会社について、理解や研究をしているなということになりますので、これは、その学生さんが私たちの会社に入ってくれた場合の仕事の取り組み方であると思ってみることにしています。他の企業の場合もそうだと思いますが、志望動機のところは、よく考えて書いていく必要があると思います。
文字について
最後に履歴書の全体の文字についてですが、見た目としましては、小さい文字で所狭しと書いてある履歴書よりも、大きな字で、しっかり揃っているものをみる方がこちらとしても、この履歴書を読みたいなという気持ちになります。
ですので、履歴書は大きめの字で書いていくようにするとよいと思います。また、近年はパソコンなどで入力してある履歴書をよくみるのですが、パソコンで入力してある履歴書よりも、手がきでかいてある履歴書の方が、わたしとしては、気持ちが伝わってきますし、やる気があると感じています。
維持が人事担当のわたしからみた新卒の方の履歴書について思うところということになります。細かい点なども多々ありますが、大切なことは、みてもらう人のことをしっかり考えられて履歴書が作られているかということになると思います。
履歴書の作り方で、ふるいにかけられる企業もたくさんあると思いますので、せっかく優秀な人材でも、履歴書の評価が低いがために不採用になってしまったということのないようにしていきましょう。