面接の際に面接官が見ているところや、質問に対する受け答えの仕方、採用になりやすい人の特徴などを教えます。
目次
人事担当者から見た、受かる新卒者!
わたしは現役で中小企業の人事を担当し、面接に立ち会う事も多いです。そこから見た受かる新卒者の特徴を説明します。
まず面接官が見ているのは服装と清潔感です。
服装は受ける業種に合わせて変える必要がありますが、わたしが勤めている会社では無難な紺のスーツが好まれる傾向にあります。
新卒にしか出せないフレッシュ感を服装や女性ならメイクで出すことが大切です。
学歴重視の会社は古い
もちろん今でも学歴重視の企業は多いですが、大手になればなるほど人物重視になる傾向にあります。
わたしの会社でも人事担当者が高卒ということもありますし、わたし自身も地方国立大卒なので、特別学歴が高いというわけではありません。
自分の出身大学では無理だろうと最初から諦めていると、その気持ちが面接官に伝わってしまいます。
面接に受かる履歴書の書き方
面接の前に面接官や人事担当者は履歴書を見ます。
中途採用の場合はパソコンで履歴書を作ってくる人も多いのですが、新卒者は手書きがオススメです。
文字からはその人の人柄が伝わります。
上手くなくてもいいですが(もちろん字が綺麗なことにこしたことはないです)丁寧に一文字一文字を書いている人の履歴書には好感が持てます。
たまに資格の欄を埋めたいがために山程資格を取得してくる学生さんがいますが、その資格が何の役に立つのか、その資格を使ってどのように会社に貢献できるのかしっかり説明できないような資格は書かない方が良い場合もあります。
なぜその資格を取ろうと思ったのか、その資格をどう活かすのかを答えられるようにしておきましょう。
圧迫面接の乗り越え方
わたしが勤めている会社は、最終面接の1つ前の面接が、いわゆる圧迫面接です。
とにかくどんな回答をしても否定的な意見を言われます。
どんなに企業研究を重ねていても、細かいところを鋭く責められますし、見ているこちらがハラハラすることもあります。泣き出してしまう学生さんも毎年たくさん見ます。
それまでの面接は人事担当者の一般社員が行うので、比較的和やかな雰囲気で行われるので、突然の圧迫面接に驚く新卒者が多いのですが、最終面接の1つ前なので一般社員ではなく部長クラスが担当しているため、そもそも雰囲気が圧迫感満載になってしまうのです。
応接室に案内して後ろや横の席で立ち会う人事担当者も、隣や前に上司が座っているということなので、ミスは許されないとピリピリした空気を作ってしまうのですが、決して圧迫面接で落としてやろうと思っているわけではありません。
ちなみに面接中に泣いてしまっても、重要なところでしっかり受け答えができていれば落ちない人もいます。
最終面接で見られるポイント
最終面接まで来れば会社の雰囲気なども少しわかってくると思います。
わたしが勤めている会社の最終面接を担当するのは社長です。
とにかく語りたがりな社長なので、最終面接は社長の話をしっかり聞くということが大切だと思います。
もちろん自分の意見を伝えることも大切ですが、同じ会社の社員として新卒者を迎え入れるにあたって、社長と社員が同じ方向を向いているということを重視しているので、社長の考えに共感できない人は採用されません。
共感しているふりをする人もいるのですが、社長は何年も面接をしている面接のプロです。
一般社員の人事担当者にはもしかしたらわからないかもしれませんが、社長はこの子は共感してくれていないとすぐに見抜きます。
採用されるために取り繕っても入社後にギャップに耐えられずに辞めてしまう新卒者も多いので、面接の時点で合わないなと感じたら、辞退する勇気を持つことも必要です。
最終面接はお互いの意思をすり合わせる場なので、入社の意思があること、前向きに仕事に取り組む姿勢などを伝えましょう。
面接質問のサンプルとその模範解答
自分の短所はどこだと思いますか
とてもマイペースなところが短所だと感じています。
現在アルバイトをしていますが、自分のペースに合わせて仕事を進めるのではなく、周りの状況をよく見て、周りに合わせて仕事をすることを意識するようにしています。
就職後も、マイペースに進めて大丈夫な仕事はマイペースに、周りに合わせないといけない場面ではしっかりと周りを見て行動できるように、先輩方の仕事を見て学んでいきたいと考えております。