マンダラチャートというものをご存知でしょうか?
簡単に言えば、自分の目標を達成するためにやるべきことを整理した表のことを指します。
企業の研修などでも使われているのですが、もちろん就活にも役立つので早くから覚えておくと自身の成長に繋がります。
今回は自己目標実現のためのマンダラチャートの活用法をご紹介します。
目次
マンダラチャートとは?
マンダラチャートはマンダラートとも呼ばれる、目標をわかりやすく整理した表のことです。
3×3のマスがあり、それぞれのマスにやるべきことを書き込みますが、さらにその外側に3×3のマスを作って目標を書き込みます。
その見た目が仏教の曼荼羅(まんだら)模様に似ていることからその名前で呼ばれています。
このマンダラチャートで有名なのが、プロ野球やメジャーリーグで投手と野手の二刀流で活躍する大谷翔平選手が高校時代に作っていたというエピソードです。
彼はドラフトで8球団に1位で指名されることを大目標にして、そのためにはどうすれば良いのかを整理してクリアしていったのです。
その結果はみなさんも知るところではあるでしょうが、日本のみならずメジャーリーグでも注目を集めるような偉大な選手となったのでした。
マンダラチャートの作り方
さて、では実際にマンダラチャートを作成する場合の方法に移りましょう。
実際に私が書いた例を貼りますが、イメージをしやすくするために書いただけですので中身は参考にしなくて結構です。
自分のオリジナルにしてください。
完璧に仕上げる必要はありませんし、いつでも修正は可能なので気負わずにチャレンジしてみてくださいね。
大きな目標を立てる
まず最初に真ん中に大きな目標を立てます。
例であれば「内定5社」の部分ですね。
これが全てのスタートとなりますので、自分が何をしたいのかを書きますが具体的であればあるほど良いでしょう。
絶対に入りたい企業や業界が決まっていれば、自ずとその次の項目も簡単に思いつきます。
逆にまだ自分の目指すところが見えていない人はここが一番難しいと思います。
私も初めて挑戦した時はとても迷ってしまいましたが、考えることで自分の中に軸ができますので時間をかけてみてください。
要素を8コ挙げる
中心が決まりましたらその周囲の8マスを埋めていきます。
大目標の達成のために必要な要素を挙げていきましょう。
例に書いているように、要素は就活に直結しなさそうなプライベートなども含まれるのが自然です。
すべての行動に無駄なんてありませんからね。
ここまで埋まるといよいよそれらしくなってくるのではないでしょうか。
要素を達成するための目標を立てる
要素が決まりましたら、その要素をそれぞれの方向に広がっているマスの真ん中に入れます。
そして今度はその要素を達成するために何をすべきかの目標を立てていくのです。
絶対に全部を埋めないといけないわけではないので、やった方が良いと思うことだけを書いていけば大丈夫です。
大谷選手の例を挙げれば、彼は要素に「運」を入れていてその運を呼び込むために「ごみ拾い」と書いています。
そのくらい自由に自分がした方が良いと思うことを挙げていってみてください。
マンダラチャートを作るメリット
私がマンダラチャートを勧めているのはもちろん就活に直接役に立つからです。
作成は早ければ早いほど良いですが、仮に就活終盤でも頭の整理にもなりますので試してみてください。
目標が可視化される
マンダラチャートの最大のメリットは自分がやるべきことが一目でわかるので、目標がすんなり入ってくることです。
自分でどこがクリアできていて、どこかまだ途中であるかを把握することは、自分をブラッシュアップするためには欠かせません。
紙に目標を羅列するのも悪くはないですが、マンダラチャートは繋がりがあるのでどの要素が足りていないかなどもわかる点が優れています。
マンダラチャートは他の人に見てもらうことも一つの手ですが、可視化することで相談もしやすくなります。
自己分析につながる
マンダラチャートは書いてみるとわかりますが、自分がどのような人間で何が足りていないかを真剣に考えないとなかなか書けません。
これってまさに就活で必要な自己分析ですよね?
足りていない部分を考えていると同時に「ここはクリアしている」ということもわかるので、自分の長所や短所が整理されます。
また、紙に書き出していくことでどんどん膨らんでいくので思いがけない自分を発見することにもなるでしょう。
可視化の話にも繋がりますが、マンダラチャートを見るとエントリーシートも書きやすくなりそうですね。
今の自己分析にも役立ちますが、就活で良く出る数年後の自分というテーマを考える時にもマンダラチャートがあると便利です。
余裕があれば就職後の自分をイメージしたものも作っておくと良いです。
用途に合わせて作り替えることも〇
マンダラチャートは1枚作って終わりとも限りません。
コツを掴んだならば是非とも用途に合わせてどんどん書いてみてください。
あなたがまだ就活までに時間がある人ならば少し話を広げて書いてみて、時々更新して具体的に絞り込んでいくとどんどん自分のレベルが上がっていきます。
既に就活中なら短時間で出来ることにスポットを当てて書いていくことで優先順位を立てていくことも容易です。
できれば就活が終わったら今度は入社して活躍するために卒業までにできることというテーマでマンダラチャートを書いてみて欲しいです。
そうすると入社までの時間も有効に使うことができます。
まとめ
マンダラチャートは就活以外の場面でも使われますのでコツを掴んでおくと色々と役に立ちます。
プライベートな目標でも使えそうですね。
それはともかくとして、就活において目標を立てて行動をすることも、自分のことを知っておくことも確実に必要なステップです。
その方法は複数ありますが、整理がしやすい方法として今回のマンダラチャートは試してみてもらいたいです。
大きな夢を叶えるために自分の中で道筋を立てておいてくださいね。