就職活動をしているとどこかで必ず実施される面接試験。多くの企業がこの面接試験を最重要視しているため、いくら素晴らしいエントリーシートを提出することができても、面接試験で台無しになってしまうこともあります。
ここではそんな面接試験で注意すること、面接を切り抜けるためのコツを紹介していきます。
目次
矛盾を作らない
面接試験は言ってしまえば面接官との対話です。キャッチボールが正しくできるかというのは面接試験の最低限と言っていいでしょう。
そこで意識しなければならないのは、矛盾を作らないことです。
面接試験が実施されるということはその前にエントリーシート等が提出されているはずであり、そこに記載の内容は面接官にとっても周知の内容となります。
この面接官がすでに知っている情報との矛盾を作らないことがまず大切です。
面接官が試験を進めていくにあたり、「あれっ?」と感じてしまったり、「さっきはこう言ったような」と感じてしまうと必ずそこを突っ込まれてしまいます。
これを取り繕うために色々喋ると次第に何が正解かを見失ってしまうことに繋がるのです。
まずはエントリーシート等に書いたことをしっかりと矛盾なく自分の言葉で説明できるようにしておくことで面接試験を円滑に進めることができるでしょう。
聞かれたことにはシンプルに答える
面接試験中は面接官から様々な質問が飛んできます。想定していたもの、そうでないもの様々な質問が来ることでしょう。
しかし、どんな質問に対しても、まずは聞かれたことにシンプルに答えることが大切です。
人は自分の自信のあることであったり、知識を持っていることなどに対しては饒舌になりがちです。
でも面接試験はあなたの自慢を披露する場ではありませんし、知識をひけらかす場でもないのです。
最も大切なことは相手の質問の趣旨を捉え、それに対する答えを返答することです。そしてそれはシンプルに回答することを意識していれば自ずとそのような答えになってきます。
シンプルと言っても質問に対し「はい」とか「いいえ」だけでいいという訳ではありません。
質問が来たら、「はい、それに対し私は◯◯のように考えます。それは◯◯だからです。」という感じで、まずは自分の考えを伝えることに徹しましょう。
そこから、さらに質問が来たり、深掘りされていけばしめたものです。会話をすすめていくなかで、自分の得意なこと、持っている知識を披露していきましょう。
困った時は・・・
台本のない、面接試験ですので当然この質問は想定外だとか、もうなんと答えていいかわからないというケースもあるでしょう。そのような時は以下の点を意識しましょう。
まずは質問の意図をしっかり捉える
一番やってはいけないのが、質問の意図を取り違え、まったくトンチンカンな回答をしてしまうことです。
相手からするとうまくコミュニケーションが取れないと思われてしまう恐れがありますのでこれは避けたいところです。
これを防ぐために、まずは相手の質問の意図をしっかり捉えましょう。想定外の質問がもし来て、言ってることがよく分からないのであればその内容について質問しても問題ありません。
「すみません、今の質問はこうこう、こういうことでしょうか?」と面接官に尋ねるなどして、相手が何を聞きたいのかを正しく理解しましょう。
そのうえで、回答をすることがまず大切です。
知ったかぶりをしない
質問の意図は分かったが、あまりいいへんとうが思いつかない場合でも沈黙はいけません。そのような場合は知ったかぶりをせず、「そのことに関する知識はありませんが」とか「勉強不足ですが」などの言葉をつけた上で、「私はこのように考えます」と自分なりの考えを伝えましょう。
知ったかぶりをすると必ず見抜かれます。就活生なのですから、知識が不足していたりするのは特に問題だと面接官も思っていませんので、きちんとそれを伝えた上で、自分なりの考えを伝えましょう。
いよいよ何も答えられない時は・・・
質問に対して、いよいよ何も答えられない、どうしようとなった場合に備えて、あらかじめそういう時用の回答を用意しておきましょう。
「大変申し訳ございません。その点に関しては勉強不足でお答えすることができません。」などと、きちんと分からないことを伝えましょう。
このように伝えておくと、もし、面接の最後に「何か質問は?」などと聞かれた際に、「先ほどのご質問について・・・」と分からなかったことを逆質問することができます。
さらに分からないことをそのまま放置するような人でないという印象を与えることもできますので、ぜひ活用してみてください。
もちろん、その業界を志望するのに必要と思われるようなことを分かりません、と回答するのは逆効果です。