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面接でいかにして相手へ印象づけることができるか、その方法や考え方を人事担当者の目線からアドバイスさせていただきます。コミュニケーションの方法を伝授します。

身だしなみは最初に確認します

面接で始めて顔を合わすわけですから、人事担当の方へ身だしなみは細かくチェックされると考えたほうがいいと思います。

髪型、服装、身の回りの物、靴と一通り目を配りますが、さらには首回りや袖回りの汚れはないか、靴下がおかしくないか等ちょっとしたものでも目につきますので、できる限り注意して下さい。

勘違いしないでいただきたいのは、高価なものを用意してほしいというわけではなく、社会人になって普段身に着けるものですから大事に扱っているかどうかを見たいと考えています。

 

学生時代は洋服などあまり手入れをされていないことが多いかと思われますが、社会人となるからには人とのコミュニケーションが大事になってきますので、その第一印象である身だしなみがだらしないとそれだけでマイナス状況に陥る可能性があるだけに、新卒とは言え、自分は社会人になるのだという心構えだと思って準備を怠らないような気配りをお願いします。

学歴や自己紹介は喜怒哀楽をもって語ると印象深くなります

どのような境遇で育ったのか、10代の成長をどのように進んだのか等、面接を通して人間性を確認するために思慮深く聞きたい内容となります。

ご両親やご兄弟といった家族の中で自分がどのように生活できたのかはとても重要だと思っています。家庭環境に左右されず、ご家族の愛情もあって真っ直ぐに育った方はやはり魅力的です。

そのような境遇を家族への感謝を込めて相手に伝えられる方は、社会に出ても仕事のみならず周りへの配慮を忘れずにできると考えています。

また、学歴も受験などの思い出を絡めて話される方がいいと思います。受験勉強はひとそれぞれで、勉強に対する姿勢やその方法は社会に出ても役に立つと考えていますので、特に個性的な経験は強くアピールしていただきたいと思います。

これは人事担当になってからの経験談となりますが、受験に関して熱弁をされる方は仕事熱心さと上昇志向の高い方になれるという傾向があります。

自己紹介については、新卒のマニュアル通りにあたり障りのない点を伝える方が多いのですが、こちらの採点ではアピールすべき点なし(普通)という評価だけで留めてしまいますので、ネガティブな発言でもそれをカバーできる内容を伝えられるよう考えておくと印象が強くなると思います。根気強くとか粘るという表現が好まれますので、その点をしっかりと植え付けておいて下さい。

志望動機は簡潔にせず自分の思ったことを伝えることが大事です

新卒らしい言葉で語ってほしい点になりますので、うわべ程度の会社情報をもとに将来は自分の実力を試せる部署へ配属されたい等の表現はしないようにしましょう。

人事担当を任せられる人なのですから会社のことをよく分かっている方々と常に意識して下さい。そのような方へ外部へ発信している情報だけで、さも御社のことは十分に理解していますという方向にだけは持って行ってはいけません。

年上であり、人生の先輩という尊敬の念を持つことで、先のような生意気な印象を持たれる発言は控えることができると思います。

大事なのは、新卒の身である自分が会社をどう感じどう仕事に就きたいかを一つでも構いませんので、思い描いた内容を語っていただくことではないでしょうか。例を上げますと、人事担当の方が思いもよらないようなことだと喜ばれるかと思われますので、自社製品に関して自分なり考えてもっと幅広い年代層に受けることができるよう仕事を通じて実現する夢を持ちたい等がよろしいのではないでしょうか。

質問事項は難しくせず理解できる範囲で行った方がいいです

質問事項はお互いに分かっているか疑問に思う内容は控えたほうが賢明です。

新卒の方にありがちなのですが、面接だからと言って質問まで気の利いたことを言おうと、さも暗記した文章を話す方がいるのですが、人事担当からすればゃんと分かっていて言っているのか?と首をかしげることもしばしばあります。

もちろん丁寧に答えるのですが、今度は新卒の方が、何を言っているのだろうと呆然と説明を聞く姿を目の当たりにします。これはお互いにとって無駄な時間になってしまいますし、しいてはマイナス材料になりかねません。

アドバイスがあるすれば、質問した回答をある程度想像できる内容に留めることが良いかもしれません。自分の中でこういう回答がくるんだろうと想定できれば、質問の仕方にも余裕ができますし、担当の方の表情も確認することができるのでちゃんとした会話ができると思います。もちろん、予期しない回答となることもありますが、それこそ驚きを表現することができますので、相手の方もその真意が十分に伝わることとになると思います。

質問事項で一番大切なことは相手との会話を図ることと意識して下さい。

退室するときは感謝の気持ちを笑顔で伝えて下さい

最後まで気を抜かないで下さいという意味で書きました。

社会人マナーの中でよく言われるのですが、入るときより出るときにこそ集中すべきだと教えられます。終わったからと気が緩むときでもありますので、最後の一勝負だと思い相手の表情を改めて観察し、面接におつき会いいただけたことを感謝していただければと思います。それすれば自ずから笑顔が出てくるのではないでしょうか。そのような新卒の笑顔を見ることは、人事担当からしてもこの上ない癒しに感じることが多々あります。

面接が終わった解放感は会社を出て建物が見えなくなってからと考えておいて下さい。
まとめ

新卒の方に少しでも参考になっていただければと、人事担当からの思いを書き綴ってみました。
中途採用とは違い、社会人経験のない方々の合否を決める場ですので、何より大事にしたいのはどう面接に向き合っていただけるのかを会話と通して知りたいということです。

そのような姿勢は印象に強く残りますので、ぜひともお役に立てていただければ幸いです。

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