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就職面接の場で自分が何をしたいのか、将来、こうなりたいというビジョンが不明確なまま就職を希望してくる方がいます。
真に固まった自分というものがないために、イレギュラーな質問を行うと、一発で混乱している様子が手に取るように分かり、面接の印象も悪くなります。そこで、就職を希望する前に、自分の将来像というものを考えてから就職活動を行うためのコツを教えます。

将来のビジョンを構成する必要性

自分が将来どうありたいかが決まっていないと、どのような職業に就職したらよいのか分からないと思います。特に新卒の人は、初の就職ですので、就職活動を行う際に、自分の将来というものをイメージしにくいかもしれません。

とりあえず就職してみて、それから考えるという方法もあるかもしれませんが、人事担当者はそれを見破る道のプロと思ってください。面接の最中に出るボロを見逃さず、不合格と判断してきます。

採用する側としては、やる気のある戦力を手に入れるために、高い資金を投入し、求人を行っているわけです。採用する側も必死ですので、中途半端な人間は、即座に見抜かれ不合格としてしまいます。自分の将来像が決まっているならば、そこへ向けて着実にステップアップしていくために、就職口を選んでいきます。

事務職を目指す人が、土木系を選ぶことはないでしょう。その逆もまたしかりです。

年を重ねるにつれて、再就職というものは難しくなり、再就職や転職をしようにも働き口がなかったり、採用側のニーズと合わず不合格となることが多々あります。

しかし、ちゃんとした将来のビジョンを描き、それに向けて着実に近づいていた人は、その道に関してある程度の専門性を備えており、就職するときの武器にもなります。
新卒や第二卒のような若い人だけではなく、ある程度経験を積んできた人にも、このアドバイスは伝えたいところです。

将来のビジョンの設定の方法

「○○になりたい」と夢を見て、それに向かって一直線というのもよいでしょう。
自分が好きで向かっている方向ですので、多少の苦難が待ち受けていようと、その目標のため、少々我慢しながらでも、頑張って前に進むと思います。

ただ、一度振り返る(立ち止まる)必要もあります。

本当に、この仕事は自分に向いているのか。

就職してみて、初めてその業界の裏を知ることもあるかと思います。
それがどうしても耐え難い場合には、その道を諦めることになります。
そのためにも、自己分析を行って、「自分はこういう人間なんだ」ということを、改めて自己確認しておく必要があります。

方法としては、紙と鉛筆を用意して、自分の長所、短所を箇条書きで構わないので書き出していきます。パソコンで打ち込んでいってもよいでしょう。

この目的は「頭の中で考えていることを、目で見えるようにする」というのが、大きな目標ですので、目で見えるようにしてしまうのであれば、手法は問いません。

ある程度、書き出す作業が終わったら、長所で書いたものに関しては、その反対の意味を考えます。短所も同様です。

例えば、「人の話を聴くことがうまい」と長所に書いたのであれば、反対の意味として、「自己主張がない」としたり、短所で「怒りやすい」と書いたのであれば、「感情が豊か」という具合に考えてみてください。

これらを総合して、自分というものを理解していきます。

 

実は、ここで書いたものに関しては、履歴書に代用することも出来ますので、案外便利なものになります。

自分というものが理解できたら、その特性にあった職業を探してみます。
これは、選択肢が数多くあります。

人の助けになりたいというのであれば、介護士、看護師、医者という手もありますし、公務員も視野に入ってきます。デザイナーといっても、家もあれば広告もあります。

こういった具合に、様々な可能性を見出します。

自分が元々やりたかったことが候補に入ってくれば、迷うことはありません。その求人を探しましょう。自分のやりたかったことと、自分の長所短所が一致するわけですので、適職となるのではないでしょうか。

この作業を行うことにより、自己分析を行うと同時に、その職種に向く人というものを知ることが出来ます。新卒の方だけでなく、第二卒の方、又はある程度社会人経験を積んだ方でも就職先を見つけるための手段として有効です。

信念をもっている人間は面接に強い

自分の適職を見つけ出し、それに向かって就職しようという人は、面接時に大きなアドバンテージを持ちます。

面接は、オーソドックスな質問が続くことがありますが、その回答に人事担当者は期待をしていません。
人事担当者が一番見るのは、イレギュラーな質問をしたときの受け答えです。

給料がいいからとか、待遇がよさそうとか、信念もなしに面接に挑んだ方は、このイレギュラーな質問で混乱してしまい、面接が失敗に終わります。信念を持って、その企業に申し込んだ場合は、多少イレギュラーな質問が来ても、答xることができます。

ここについては、1つアドバイスがあります。

言葉遣いは最低限を保っていれば十分です。
何も、かっこつけていいことを言おうと思わないでください。
面接で見ているのは、最低限の常識です。

  • 人とコミュニケーションが取れそうか
  • 挨拶がキチンと出来そうか
  • 清潔そうか

など、様々ありますが、この段階では、「普通」以上であれば及第点が与えられます。

挨拶もなしに部屋に入室し、面接の最中、足を組んで、のけぞっている。
こんなことでもしない限り、少々劣っていたとしても、採用後に社員教育でいくらでも直すことが出来ます。

しかし、「この企業で働きたい」といった本人の考えは、採用後でも変えることは難しいです。

このイレギュラーの質問にスムーズに答えられることが、面接突破の鍵となります。
多少噛んだり、言葉が詰まってしまっても仕方ありません。伝えるということだけを意識して、答えていきましょう。

まとめ

自分の将来像を考えず、ただ給与が良いから、待遇が良いからと簡単に求人に応募しても、面接で落とされるのがオチです。
バイトやパートの面接ならば、まだしも正社員ともなれば、企業としては、どれだけウチに貢献してくれそうかというやる気を重視して面接を行います。

面接にはイレギュラーな質問というものがつきものです。

それを問題なくパスするためにも、自分の将来像に沿った企業を選び出し、応募する必要があります。

自分のやりたい仕事ですので、情熱は熱く、イレギュラーな質問が来ても、答えることが出来るのではないでしょうか。

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