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今の就活ルールは2020年春入社予定の現在大学3年生までとなりました。
何度も変わる転職、就職市場で希望先に転職、就職するために

  1. これから就職をする学生さん、第2新卒さんなどへ、採用面接で見ているポイント
  2. 人事担当者の質問は「こういうところを見ている」。
  3. 転職や再就職をされたご経験がある人へ、注意&チェックのポイント
  4. 書類選考で見ているポイント、コツ

を紹介します。

これから就職をする学生さん、第2新卒さんなどへ、採用面接で見ているポイント

多くの企業の面接で聞かれる質問は

  1. 志望動機、志望職種
  2. 学生時代に取り組んだことなど自己PR
  3. 労働条件

の3つです。

志望動機、志望職種

  • 「本当に自社に入社したいのか」
  • 「希望の職種に配属されない場合、すぐに辞めてしまうのではないか」

を見極めるために新卒者の採用面接で多く聞かれる質問です。

  • 「〇〇に興味を持ち大学では〇〇を専攻しています。」
  • 「商品企画開発の仕事を希望しています。自社の商品の性能やユーザーのニーズを把握できる品質保証部やマーケティング調査部の仕事にも興味があります。」

一つの部署の仕事にこだわるのではなく、本命の職種に関連のある部署の仕事へも興味があることを示しておきましょう。

学生時代に取り組んだことなど自己PR

  • 大学での専攻科で取り組んでいる卒論研究のテーマや内容
  • サークル活動やアルバイトの内容、部長やリーダーなど役職を経験した場合は役職の役割

などを簡潔に説明できるようにまとめておきましょう。

労働条件

厚生労働省の平成25年若年者雇用実態調査によると初めて勤務した会社をやめた理由(3つまでの複数回答)は

  • 労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった(22.2%)
  • 人間関係がよくなかった(19.6%)
  • 仕事が自分に合わない(18.8%)

の順となっています。

出典:厚生労働省平成25年若年者雇用実態調査の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/4-21c-jyakunenkoyou-h25.html

人事担当者は、新卒者が早期離職とならないように

  • 弊社には、北海道支店もありますが転勤は可能ですか
  • 弊社では決算のため3月は月に◯時間程度残業、月に◯日程度休日出勤となりますが可能ですか

などを採用面接で確認しています。

特に全国展開している企業では、必ず質問される項目です。

「現在は両親が元気なので20代のうちは全国への転勤が可能です。40代以降は地元への配属を希望します。」
「仕事が忙しい時期の残業時間や休日出勤は何時間くらいありますか。」

と確認しておきましょう。

人事担当者の質問は「こういうところを見ている」。

転職者が前職を辞めた理由を見ると「その他(出向を含む)」「定年・契約期間の満了」を除くと

  • 労働時間・休日等の労働条件が悪かった(男性12.4%、女性14.7%)
  • 給料等収入が少なかった(男性11.0%、女性10.5%)
  • 職場の人間関係が好ましくなかった(男性7.2%、女性13.0%)

という理由が多くなっています。
出典:厚生労働省 平成29年雇用動向調査結果の概要
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/18-2/index.html

現在、パワーハラスメントの問題などからコミュニケーション能力が問われています。人事担当者が卒論研究の質問をする時は、仕事をする上での能力を見るだけでなく他人に伝える能力も見ています。

専門外の人が聞いても大まかに分かるように、説明文を一度文章化して声に出して読んでみるなど事前に考えておきましょう。

またサークル活動やアルバイトで部長やリーダーなど役職を経験した場合は、

「自分から積極的に挨拶や声掛けをして、後輩が仕事で困った時質問しやすいような雰囲気作りをしました」

など自己PRしましょう。

転職や再就職をされたご経験がある人へ、注意&チェックのポイント

転職や再就職者への面接で多い質問は

  • 自己紹介と志望動機をお聞かせください
  • 職務経歴をお聞かせいただけますか
  • 前職の退職理由を教えていただけますか

です。注意が必要なのは「前職の退職理由」など答えにくい質問です。

「転勤が多かったため辞めました」
「希望の職種に配属されなかったため辞めました」
「残業や休日出勤が多かったので辞めました」

と言うと「うちの会社でも希望の職種でない場合や残業が多いと長続きしないのでは」とネガティブな印象を与えます。

 

全国展開する企業から地元の中小企業に転職する場合は「1人暮らしをする母親が高齢となったため、地元の企業への転職を希望しています」など定年退職まで長く勤務できることをアピールします。
残業や休日出勤が多く退職した場合は「自己啓発の時間が全く取れなかったため、やもを得ず退職することになりました。今後〇〇の資格取得を考えています」と転職先で貢献できる資格やスキル習得を示します。また「1カ月に◯時間、◯日程度の残業や休日出勤は可能です」と前向きな姿勢の印象を与える回答も考えておきましょう。

書類選考で見ているポイント、コツ

大手企業の場合、採用面接の前に書類選考が行われているケースが多いです。まず見やすく丁寧に書くことは基本です。また誤字脱字がないか、他社に提出した履歴書を使うなどは、社会人としてマイナスのイメージを与えます。

書類選考では、新卒者と転職や再就職者で重視されるポイントが違います。
新卒者の書類選考の場合

  • 志望動機や自己PR
  • 学歴、保有資格

が重視されます。志望動機が薄い人の場合、仕事を覚えるのに時間がかかります。社会人としての経験がない新卒者の場合、仕事への取り組む姿勢が重視されます。履歴書やESには詳細に記載しましょう。

一方転職や再就職者の書類選考の場合は

  • 職務経歴書
  • 学歴、保有資格

など入社後即戦力となるかを判断するため、これまでの経験や保有資格が重視されます。
前職と異業種に転職する場合、前職での経験で転職後に活かせるものを履歴書やESに記載しましょう。

また役職を経験した場合は

  • 仕事が終わった従業員には帰宅を促す、社内回覧用書類は簡潔なものにするなど業務の見直しを行った結果、定着率が◯%と上がった
  • 職場内でスケジュールを共有し、書類の電子化を進めた結果、残業時間が◯時間減った
  • ミーティングの時間を30分以内と決めたことで終業後の会議が◯時間減った

などマネージメントする上で工夫したことや成果も記載しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?採用面接で人事担当者がみているものは、仕事への意気込みだけではありません。
職場内で上手くコミュニケーションが図れるか、過去の経験を就職・転職先で活かせるかなど協調性や応用力も判断されています。
志望動機のように想定される質問には、事前に回答内容を文章化し確認しましょう。

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