今回の記事では、新卒の学生さんの面接において、人事担当者としての視点から、どのようなところを見られているのかについて書いていきます。
目次
人事担当は面接でどんなことを重要視しているの!?
今回は、面接時にどんなところを見ているのかということを書いていきます。
私は、中小企業で人事担当として勤務していますので、私の視点でということになってしまいますが、紹介していきたいと思います。
私たちの会社では、毎年たくさんの新卒の学生さんが面接を受けに来社してくれます。
もちろんそれは大変ありがたいことではあります。しかし、面接ですので、その中から、私たちと一緒に働く人を選ばなければなりません。
ですので、人事担当者としての責任も大きいですので、こちらとしても、しっかりと根拠を持って選考にあたらなければなりません。
面接では「様子」に注目している
まず、面接時というものは、誰でも真剣に臨むと思いますし、真面目にやることや、自分をアピールするという場所でもありますので、面接時の学生さんの様子は、みなさん真剣です。
ここでは、やはり、しっかりと前を向いて、シャキッと歩いている学生さんというのは、しっかりとこちら側にも、やる気であるとか、誠意を感じることができますので、すごく好感が持てます。
面接以外の「様子」もチェックされる
反対に、歩きスマホをしていたり、歩いている様子がだらしなかったり、だれかと電話しながらやって来たりという場合は、印象としては良くないです。
そのようにして、面接さえしっかりこなせば大丈夫だという考えで、臨んでいる学生さんは、やはり、会社に入ってからも、信用することができませんし、私たちの会社では、お客様のところへ営業に出かけてもらうことが多いということもありますので、そのような学生さんは、お客様のところへ安心して行かせることができないと判断します。
ですので、面接だけが、勝負であるという考えでいると、私たちの会社では、不採用になってしまうというケースは大いにあるのです。
他の会社がどのような判断基準を持っているのかはわかりませんが、やはり、面接の対策だけをしっかりと練ってきて、面接時だけとにかく気を張って取り組むということよりも、その前から、家を出た時から、しっかりと、面接はもう始まっているんだというつもりで、会社へ向かうことが大切になってくると思います。
実際どこで見られているのかはわかりませんし、逆に言えば、どこから見られていても恥ずかしくないようなふるまいをするようにした方が良いと思います。
会社の前の道でタバコを吸っていたという学生さんもいました。やはり、面接をしにきているわけですから、歩きながらタバコを吸っているようなマナーを守れない学生さんは、いくら、エントリーシートに立派なことが書いてあっても、面接で、もっともらしいことを言っていたとしても、結局は、マナーも守れない人だというレッテルを貼られてしまっていますので、もういくら素晴らしいことを言われても、面接官としては、全く耳に入ってくることはありません。
ですので、どうしても、面接のことで頭がいっぱいになってしまうことももちろんわかりますし、面接会場へ行くまでの間にリラックスしていたいという気持ちもわかりますが、マナーはしっかりと守って、だらしのないような行動や、言動を見せることがないようにしていくべきだと思います。
挨拶は原則!!
また、挨拶ができる学生というのは大変印象が良いです。
特に、会社の前の道では、自分がまさか面接官になるということは、夢にも思わないはずですので、そんな言って見れば見知らぬ人である私に向かって、挨拶ができる学生というのは、それだけで合格にしてあげたいくらいポイントは高いです。
ですので、良い面で目立つ学生さんは、しっかりとチェックしています。
新卒の学生さんは、社会人としての経験もありませんし、気を遣うことが多くて大変であるというのは、よくわかります。ですが、面接は、面接時がすべてではない可能性もありますので、しっかりと頭に入れてもらえたら幸いです。