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人事採用者の面接を普段行っている人事担当者は、こんなところを見ています。例えば、服装、言葉遣い、行動などがありますが、なかでも面接受験者にとって見逃してしまいがちなのが目線です。目線や目の動きは、とても大切なポイントになります。

人事担当がチェックする面接のポイント

新卒や第2新卒の方の面接を長年していると、全ての方に共通してポイントなるのが目線や目の動きです。人事担当者としては、質問の内容への回答もさることながら、面接中の目の動きや視線は、とても大切な事柄です。回答は多少誇張したり、緊張して上手く言えないなど、本来のその方ではない部分もあるのですが、目線や視線だけでは、隠しても隠し切れない本人の人柄や特徴を表すものとなります。

そのため、奥のプロの人事担当者、本人の本質的な特徴を見抜くために、視線や目線を注意深くみているのです。そこで次のようなことを注意しましょう。

視線や目線が大切な理由

新卒や第二新卒の方が、面接時に目線や視線、目の動きを重視する理由としてはつぎのようなことがあります。

一つ目は、視線や目線は、その人の人間性を表すからです。

目を見て話すというのはごく一般的な社会ルールです。目を見て話さないことは、やはり社会では礼儀に反することなので、入社後に社会人としてのルールが守れなかったり、非社会的な行動が見られることが多いというエピソードがあります。言葉遣いなどは良くても、目を見ずに話をするだけで、社会的なルールがない人と思われてしまいがちです。

二つ目は、性格的な問題です。

目線が合わせられない人は、社会常識がない、というよりはパーソナリティーの問題で、目線を合わせられないことがあります。例えば、極度の恥ずかし狩り、対人関係にコンプレックスがあるなどです。そのような場合のエピソードとしては、入社後に社内の人間関係に溶け込めず、すぐに辞めてしまう、ストレスから出社拒否になってしまう、職場の人とトラブルを起こす、営業などで人前で話すのが極端に下手などのような不安気質やコミュニケーションのトラブルなどを持っていたりします。人事担当者の方は、経験上、このようなタイプの方は人と一緒にやっていく社会性がやや欠如していると見なします。

三つ目としては、真剣さがないということです。

真剣にそこの会社に入社したいとおもっていないのではないか、何かよそ事をかんがえているのではないかということが感じられるとうことです。気持ちが浮ついたり、心ここにあらずという印象を持たれます。このような方のエピソードとしては、入社してもすぐに転職してします。内定を出しても、結局他の会社を選んでいくなどのことです。

目線でだめな例

面接時にだめな目線の動きとして、次のようなことがあります。

一つ目は、目線が泳ぐことです。

どこを見ているのかわからず、目線がうろうろと定まらなかったり、宙をまったように泳いでいる方です。このような方は、落ち着きがなく、不安定な印象を与えます。そして、注意散漫だったり、集中力がない印象を与えます。

二つ目は、目線が常に相手になく、常に視線を外しているような方です。

そのような方は社会不安や性格的に何か問題があるのではないかという印象を与えます。そういう方は、自分に自信がないとか、対人関係にコンプレックスがあるなどの印象を与えます。

三つ目としては、一応は目線を合わせているのだけど、質問の内容によって急に目線を外すような方です。

このような方は、その質問に対して、うそをついたり、自分を偽っているので、自信のなさからそういった行動をとってしまったのではないかという印象を与えます。よく、ウソをつくと目線が合わせられないといいますが、そういうことです。例えば、言いにくい質問をされて、その場を取り繕うためにとっさにウソをついたり、適当な回答でごまかしてしまった時に、後ろめたさから、目線を外すことがあります。面接官は、そういった目線の動きに敏感です。もしかして、今の質問の回答は真実ではないかもしれないなという印象を与えます。

四つ目は、ある特定のタイミングで急に目線を外すことです。

これは、例えば相手の言ったことに対して不服があったり、自分の考えを否定されたことで腹が立った時に目線を外すというものです。このような目線の動きから、面接官は、反抗的な態度をとったと感じることがあります。この場合は、表情のほうも少し険しくなり、怒りや不満が感じられます。こういった目線の動きから、自分の感情を表に出しやすい人、感情をコントロールしにくい人とみなします。

良い目線の動き

では、面接中はどういった目線を保つことがよいのでしょうか。

一つ目は、相手が話している時は少なくとも相手の目を見て、聞くということです。

相手にとっては、自分が話している時に目線が他に入っているというということは、自分の話を聞いていないのではないかという印象を持ってしまいます。どんなに目線を合わせるのが不得意だったとしては、最低でも相手が話している間は目を見ることが大切です。

二つ目は、時々目線を外すことです。

但し、ずっと目線を外さないのは、それはそれで相手に圧迫感を与え、緊張させることなんです。そのため、時々小休止のように、ちらっと目線を意識的に外すことも必要です。

三つ目は、相手の顔の目以外の場所を見ることです。

完全に目線を宙に浮かせてしまったり、別の場所を見ることは、とても礼儀正しくない印象を与えますし、奇異な感じです。ですが、例えば面接官の鼻など、口以外の場所を見ておけば、相手は視線を完全にはずされているとは思わないので、それほど違和感を感じません。恥ずかしがりやの方や緊張しやすい方にはとくにおすすめです。

まとめ

このように、新卒、第二新卒の方が面接を受ける時に人事採用者の方は、目線をしっかり見ています。目線や視線が大切な理由を今回ご紹介しました。そして、これによっていろいろなことが判断されてしまいますので、注意しておく必要があります。正しい目線や視線を保つように心がけましょう。

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