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面接において目線は非常に重要な意味を持っています。
どうしても仕方ない問題なのですが、就職活動の合否は面接での短時間の印象がポイントとなります。
短い時間であなたのことを理解する為に人事担当は言葉以外の部分にも注目していますが、視線もその中に含まれます。
人事担当目線で注目している目線の動きについてご説明します。

無意識に出てしまう視線の動きだからこそ、意識して直すように心掛けてください。

目を見て話すことで誠意は伝わる

面接に限らずコミュニケーションの大前提ですが、相手の目を見て話をすることによって誠意は伝わります。

どんなに素晴らしい内容の話をしてくれても目線がどこを向いているのかわからないと誰に向かって話しているのかわかりません。

新卒の面接をしているとたまに出会うのですが、面接慣れしてくると人事担当を1人の相手として見ていない人がいます。

「就職活動」という仕事を淡々とこなすようになってきて、面接をしている人事担当の目を見ておらず、視線だけはこちらに向けているものの気持ちが入っていないのです。そんな人と仕事をしたいとはこちらも思えませんので思い当たる節がある人は改めてください。

逆に目を見て一生懸命話してくれれば多少拙い話し方でも人事担当も真剣に聞こうという気になります。

不公平と思われるかもしれませんが、面接をする人事担当も人間ですので、話しの内容よりも話しをしようとする意思の強い方に好感を持ちます。

さらに言葉を選ばずに言えば、新卒が面接で話す内容やエピソードにそこまで大きな差はあると思っていません。話しをしていて気持ち良いかどうかは、これからも一緒に仕事をしたいかどうかに結びつきますので、話す内容よりも誠意のある目線が重要なのです。

目線を逸らしていると弱気な印象を持つ

目を見て話をしなければ誠意はなかなか伝わらないとお伝えしましたが、目線を逸らし続けていると誠意が伝わらないどころかマイナスの印象を与えることになります。

まったく人事担当の方に目線を向けていないのは論外として、顔はこちらを向いているのに目線だけは向けられていないのはどこか弱気な印象を受けてしまいます。

特に多いのが話し始めた時には視線は目を向いているのに徐々に下がっていってしまう人です。

 

話しながらどんどん自信を失っているのが手に取るように伝わってきます。
こちらが目を合わせようとすると目を逸らしてしまう人も多く、質問しているだけなのにお説教をしている気分にすらなってしまいます。

どうしても目線を合わせるのは苦手だという人は次の方法を試してみてください。目線をしっかり合わせるのがベストではありますが、これでも悪い印象を与えることは回避できます。

  • 相手の鼻の辺りに目線を向ける
  • 面接官が複数いるなら小まめに色々な人に目線を移す
  • 面接官が話をしている時には頷くなどの動きで聞いていることを伝える

面接の時だけでも頑張って目線を合わせる努力はするべきですが、それが出来ない人は一時しのぎで対応することも検討してみてください。

落ち着かない視線は怪しまれる

人事担当は面接で多くの新卒を見てきていますので、目線の動きで考えていることはなんとなくわかってしまいます。

今まで自信満々に話をしていた人が急に目線を逸らしてくるとそこが自信のない部分だとすぐに見抜きますし、話しながら目線が曖昧になってくると恐らく都合の悪いことだと感じます。

目線の怖いところは無意識に行ってしまうことですので、かなり集中しておくか、そもそも都合の悪い話をしないということが大切です。

 

人事担当もそれを炙りだそうとわざと難しい質問をすることもあるのですが。

心理学の分野で目線によってその人が何を考えているかが読みとれるというものがあります。

例えば右上を見ている時は見たことがないことを創造している時で、嘘をついている可能性が高いと言われています。

面接のテクニックの本などで読んだことがあるかもしれませんが、当然人事担当もそのことは知っています。普段の会話から目線が落ち着かないという人は余計な誤解を与えてしまう可能性がありますので早めにその癖は直しておいた方が良いです。

模擬面接をする際にはその部分に注意してもらうようにお願いするなど、自分の目線に癖がないか把握しておきましょう。

強過ぎる目線も考えもの

目線を逸らすと弱気な印象を与えてしまうとお伝えしましたが、強過ぎる目線も要注意です。相手の目を見て話しているのにうまく伝わらないという人は、目線が強過ぎないか考えてみてください。

強過ぎる目線は相手を圧迫して妙な緊張感を与えます。

 

特に背が高い人は注意が必要ですがあまり強い目線で相手を見下ろすような格好になると横柄な態度に映ることすらあります。

相手の目を見て話すことはとても大切なことですが、適度な生き抜きを挟まなければお互いに疲れてしまいます。射抜くように見つめるのではなく、リラックスした目線で相手の目を見るようにしましょう。

面接は人生の分かれ道と言っても大袈裟ではないこともあり、真剣なことはよくわかります。

ですが、その目線を受け取る側の気持ちを考えた目線を送るのも大切なコミュニケーション能力です。

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面接で聞かれた際の受け答えのサンプル例

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まとめ

面接では目線が重要な意味を持つことはご理解いただけましたでしょうか。

話す内容についてはじっくり対策を取る人は多いでしょうが、同じくらい目線にも気をつけなければなりません。

目線は無意識のものですので自分だけでは対策を取りにくいものです。

就活仲間や大学の就職相談窓口などの協力を受けながらしっかりと準備してください。あなたの就活での成功を願っております。

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