今回は、面接で落ちてしまって、モチベーションが下がってしまっている方に向けて、セルフメンテナンスの方法や回復方法についてお話します。面接で落ちてしまっても、落ち込みすぎないように、メンタルの視点からお話したいと思います。
目次
面接に落ちた時にモチベーションを上げる方法
第一希望の会社で、面接に落ちてしまった、受かると思っていた会社の面接が通らなかったという経験は誰でもあると思います。
希望度が高ければ高いだけ、または受かると高を括っていればいるほど、落ちた時のショックは大きいものです。自暴自棄になってしまったり、やる気が全くなくなってしまったり、もしかすると今後の就職活動にも影響を及ぼすかもしれません。
今回は、このような方がどのようにセルフメンテナンスをして、復帰するかということを、メンタルの視点からお話したいと思います。
落ち込んでいるのはあなただけではありません
このような方が、不採用の通知を受けて、最初に思うのは、自分のどこが悪かったのだろうかとか、自分には能力がなかったに違いないと、自分を責めるような心理に貶められということです。ですが、よく考えてみてください。
実は、今日、同じ通知を受け取った方は山ほどいるのです。
ほとんどの場合は、何十人、ひどければ何百人いた応募者のなかで、面接まで進めたあなたは決して能力が劣っていたわけでも、あなたに落ち度があったわけでもありません。
ここで、あまりにもがっくりしすぎないことです。むしろ、大多数の方が同じような通知を受け取っているのですから、自信を無くすことはありませんよ。むしろ、あなたの良さを見抜けなかったのは、企業のほうかもしれません。
冷静に分析してみよう
復活するためには、まずは冷静に受け止め、少しずつモチベーションをあげることです。
どのようなことが必要かと言いますと、まずは冷静に自己分析をしてみましょう。もちろん、あなたにわるいところがあったわけではないのですが、会社にそう思われてしまうのは、誤解を招く何かがあったのかもしれません。
次のようなことを見直しましょう。
一つ目は、明るい態度や前向きな姿勢で接していたかということです。これは面接では何よりも大切なことです。二つ目は、履歴書です。履歴書は丁寧に書いていただろうか、資格や経歴など、書きそびれていたところはないだろうかということです。三つ目は、面接の受け答えや正しくできただろうかと言うことです。
このような3点を見直しましょう。メンタルとしては、このような過去の振り返りは、前向きな自分になって、モチベーションをあげるのに大変有効となります。
強い自分になる
モチベーションを上げるには、一度や二度の失敗や辛いことは、すぐに忘れてしまうことを訓練することです。
もちろん、冷静に自分を振り返ることはとても大切なのですが、何度も失敗経験をフラッシュバックさせることは大変良くないことです。モチベーションがどんどん下がっていきます。
そのため、ある程度失敗の振り返りや反省はするものの、基本的にはそれが終わったら忘れてしまうということです。人間の良いところは、過去の辛い経験を忘れる能力があることです。
相手が悪いと思う
これは、一部批判もあるかもしれませんが、相手への闘争心などはエネルギーとなるということです。
つまり、自分の魅力や能力がわからないなんて、なんて無能な会社だと、少し傲慢なほどの態度や考え方を持ってみることです。いつまでもこのことに固執するのはマイナスのエネルギーを燃やすことになりますが、一時はこういう反抗的な、相手に向かっていく気持ちを持ってみることも、闘志を燃やすことになります。
相性がわるかったのではありませんか?
人と人の相性と同じように、会社と人にも相性があります。相性が悪い会社で働こうとすると、反動するパワーが働いて、面接でのあなたの評価がわるくなってしまったのかもしれません。
例えば、無理に相性が悪い会社へ入ると、その後の機運が落ちてしまったり、間違えた方向に人生が進んでしまうことがあります。そのため、むしろこのような結果は、方向転換の良い足掛かりになったのかもしれません。会社との相性はいろいろあって、方角や業界との相性、社長や人事の人との相性など、いろいろな要因が混ざり合っています。
そもそもあなたはその業界や業種があっているのでしょうか?
もう一つ、もし、あなたのモチベーションが、面接当日から下がっていたなら、あなたはその会社に本当に入りたいのかということを問うてみたいです。
例えば、本当に入りたい会社の面接なら、自然とモチベーションが上がってきて、目に力が入ります。そのため、面接官の方の印象もこれでガラリとかわります。やる気がある人、前向きな人、実力を発揮してくれそうな人と、面接日のモチベーションは、かなり合否に関わってきます。こういった、ちょっとした心理作戦が、実は面接では大きな成功のキーとなります。
では、どうすればよいのでしょうか。
それは、あなたが自然とモチベーションが上がってくる業界、業種などに方向転換をするのも一つです。
あるいは、少し原点に立ち返って、自分は本当に何がしたいのかということを自問自答するのも一つです。そうすることで、本当に自分が情熱を燃やせることが見えてくるかもしれません。それがあなたにモチベーションを与える、最高の秘訣となるはずです。