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就活に限らず、モチベーションを高く保ち、高いパフォーマンスを発揮することは、良い結果を導く鍵となります。就活では、短い期間で多数の合否を経験するため、心の波の上下に悩まされることもしばしばあるかと思います。特に志望度の高い企業の面接に落ちた時にモチベーションを復活させるのはなかなか大変です。

私は企業の採用担当として、1,000人近くの学生を面接してきました。その経験から今回は、面接で落ちたても、モチベーションを失わない方法について、書いてみたいと思います。

モチベーションについて正しく理解する

モチベーションという言葉ですが、何となく使っているものの、本当はどんな意味だっけ?という感覚はありませんでしょうか?

まずは、ここをクリアにしなければ深い理解を得られません。

モチベーションが上がる、下がるという表現をすることがありますが、モチベーションとは、「動機付け、動機」を意味しており、私たちの中で上がり下がりしているのは、「やる気」や「目標達成のためのエネルギー」になります。

ですので、心を安定させて、常に一定の成果を出すためには、「モチベーション」と「やる気」の二つの視点からアプローチする必要があります。

モチベーションはサボらず、しっかり設定し直す

モチベーションとは、「動機付け、動機」を意味するので、就活においては、就活に成功してその先に得たいものをイメージすることが大切です。

そのために、自己分析にて過去を振り返る前に、自分は社会人になってどんな人生を歩みたいか。どんなキャリアを描くべきかを描いてみましょう。

例えば、30歳で結婚して、4,000万円程度のマンションを買って、子供は二人だと30歳くらいで必要な年収はどれくらいか?

とこのようにリアルすぎる計算をしてみても良いでしょう。

或いは、起業したい。グローバルに活躍するビジネスパーソンになりたい

など、テーマを持ち、そのために何が必要か時間を掛けて考えてみて下さい。

一番の近道は、とにかく多くの社会人に会い、職業観を学ぶと良いでしょう。

 

何となく、大手有名企業に入って、早く就活を終えたいくらいの気持ちであれば、受験して労力を掛ける必要は無いです。残念ながら、コア事業を切り離したり、大切な人材を切り捨てたりと、迷走している日系大手企業が多いので、大切なキャリアをダメにする可能性も多分にあります。もし何となく受験で大手有名企業の受験に落ちて、落ち込んでいるのであれば、ラッキーと思ってもらって良いかと思います。

やる気を上げるためのテクニック

落ちることは当たり前でガンガン攻める

面接で落ちたことにより、「何がダメだったのか?」という負の思考スパイラルに入ってしまうことが、一番ダメな状況です。

会社にはそれぞれのカラーがあるので合う、合わないがありますし、相手も人間ですので、その日の気分によって判定が変わることもあります。理不尽かもしれませんが、そんなものです。従って、落ちたことについて考えるのは止めて、連続的に受験し続けるようにしましょう。

人間は動くほどに成長しますし、その状況に慣れてきます。止まらずとにかく動きましょう。

スーツを新調する、靴を磨く、髪を整える、全身鏡で自分を見つめる

私は、企業の採用担当として、多くの学生の面接をしてきましたが、私の感覚では不合格者の8割は見た目で損をしていると感じていました。

  • 靴が磨かれていない。
  • 髪が長く表情が読めない。
  • スーツがジャストサイズじゃない。
  • ネクタイが曲がっている。

など、ビジネスセンスに欠けるような人が多く居ました。特に営業を目指してくる場合は、残念ながら不合格となる場合が多かったです。大学では、しっかりと伝えれば、内面を見て合格となる。というような指導をしている場合がありますが、それは気休めでしかありません。

ビジネスパーソンは相手にどう見られるか、相手の立場に立って考えられることは必須スキルです。見た目が雑な人に仕事を任せられるでしょうか?皆さんは企業の社会人相手に勝負できる身だしなみができているでしょうか?今一度、全身鏡で自分を見つめ直して、直ぐに修正できるところが無いか、確認してみて下さい。

見た目を整えるだけで、新たな気持ちになりやる気も出たりします。誰でも簡単にトライできる方法ですので、是非試してみて下さい。私の経験ではありますが、見た目を整えただけで、次々に面接で合格していった人を何人も知っています。

心をリセットするルーチンを確立する

ルーチンを持つことでやる気を発揮する方法は非常に役に立ちます。

ルーチンとは、頭では考えず、AをしたらBの状態になるということを身体に覚えさせて、無意識の力を利用する方法です。

 

就活で有効なのは、スーツを着た瞬間、「俺は就活という戦場に戦いに出る!」というような気持ちになり、一度スーツを脱げば、一切就活のことは考えない。というようなルーチンが有効です。もちろん、ESや履歴書の作成なども、スーツを着ているうちに全てやってしまいます。これにより、面接で落ちても、スーツを着た自分が不合格となっただけで、スーツを脱いだ本当の自分はダメージ無し。といった心理状況を生み出すこともできます。

この他にも、この曲を聴いたら戦闘モードになる。というような音楽でスイッチを入れる方法も有効です。

心も身体にも良い方法でストレスを逃がす

面接に落ちても、落ちなくても就活は心身共に疲れてくるのは間違いありません。ストレスも感じることでしょう。ストレスを逃がす方法については、社会人になっても大切なスキルになります。

ここで大切なことですが、気を紛らわすことと、ストレスを逃がすことは同じようで全く違います。

それをやることによって、疲れてしまっては意味がありません。私は社会人を10年近くやっていますが、お薦めするのは、まず運動ですね。

スポーツをやっているのであれば、それをやってみたり、近くを走ってみる。ジムでワークアウトすることでも良いです。

運動すると新陳代謝があがり、身体の血の巡りも良くなり、不思議なことに心が軽くなる感覚があります。また、温泉や銭湯に入って、何も考えず頭を空っぽにすることも効果的です。これもやはり、新陳代謝の向上、血の巡りが良くなり、身体から悪いものが出て行く感覚があります。是非試してみて下さい。

まとめ

今回は、面接で落ちても就活でパフォーマンスを保つ方法について、紹介してみました。就活は大変ですが、社会人になってみて思うことは、社会人の方が何倍も大変だということです。

私は、就職氷河期での就活だったので、何度も面接に落ち、何とか内定を掴み取った状況でしたが、そこに至るまで、今回紹介した方法を少しずつ確立していきました。社会人となった今、完成系に辿りつきましたが、就活を本気で取り組んだからこそ、社会人として大変な状況に対処するだけのスキルを身に付けられてように思います。就活は大変ですが、本気で取り組んだ人は必ずレベルアップできます。

気を抜かず、全力でやってみて下さい。皆さんの成功を願っております。

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