人事担当者が実際に面接で重視しているのは、実は「話す内容」よりも「話しているときの態度」です。どんな態度で面接に臨むべきかをお教えします。
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面接では「内容」よりも「態度」を重視するワケ
面接となると、エントリーシートの内容を掘り下げて聞かれる、エピソードを練らなければと考える方が多いと思います。
特に新卒であればその傾向は強いでしょう。
しかしどれだけ話す内容を工夫したところで、実際の面接では他の参加者とのエピソード被りは避けられません。よっぽど強いインパクトのあるエピソードでない限り、アルバイトや部活でのエピソードでその人の印象が決まるということはありません。
それに、事前にエントリーシートに記載した内容であれば人事担当者はすでに目を通しています。
何十人・何百人もの参加者と面接を重ねているのですから、一人がいくら掘り下げて話したところで、よほど目新しい情報がない限り人事担当者の中での印象
- 「この子は○○のアルバイトで、××を学んだんだな」
- 「部活は〇〇をしていて、××という成績を残したんだな」
という浅い印象は更新されません。「内容」は面接のときではなく、エントリーシートを提出する時点でしっかりと盛り込んでおくようにしてください。
面接で大切なのは第一印象
第一印象が仕事や人間関係に与える影響は絶大です。
他にどんなに魅力的なスキルがあったとしても、あなたが「知れば知るほど面白いタイプ」の人間だったとしても、第一印象が悪ければそうした情報を得られるところまで踏み込む機会が持てない、あなたという人に興味が持てないまま終わってしまうのです。
これは人事担当者にとっても新卒・第二新卒の皆さんにとっても非常に勿体ないことです。
普段はおとなしい性格の人や生真面目な人でも、「社会に出て人と接するときの態度」が「作り込めるかどうか」を人事担当者は見ています。
その人自身の性格や個性はもちろん大切にしたいと考えていますし、今後一人の人間として付き合っていくという意味ではそうした側面もまた見てみたいものです。
しかしこの面接という場面においては、キャラクターを作ってでも「第一印象の良さ」を最優先してください。
「本当のあなた」の姿でなくても構いません。まずは人事担当者からの第一印象を良くすることを意識してみてください。それが今後働く上でも必ず役に立ちます。
どんな「態度」で臨むべきか
人事担当者が新卒・第二新卒の皆さんに求めているものは「フレッシュさ」です。
若さゆえの元気さやパワーを存分にアピールしてください。
第一印象でこの「フレッシュさ」を印象付けてしまえば、人事担当者はその後のあなたの話にも自然と好印象を持ってしまうものです。
「フレッシュさ」をアピールするためのポイントは、「あいさつ」と「声のトーン」にあります。あいさつはとにかくハキハキと元気よく。大声である必要はありませんが、歯切れよくしっかりと発音しましょう。
語尾に「っ」が付いているようなイメージで話すと元気よく話しているように聞こえます。
ただし、ここで表情が硬いとただ緊張しているだけの人だという印象で終わってしまいます。
緊張するのは悪いことではありませんし、それがマイナス評価につながるようなことはありませんが、ハキハキとしたあいさつに笑顔が加われば、「明るくて元気な子なんだな」という好印象に早変わり。思い切って口角をグッとあげてあいさつしてみましょう。
面接の場面では緊張などから声のトーンが高くなってしまうことも多々あります。意識して低めのトーンで話してみましょう。特に女性は、緊張していなくても気づかないうちに声のトーンが上がってしまっていることが多いです。
声のトーンが高いと、なんとなく耳障りで聞きづらいと感じてしまったり、細くか弱い声に頼りない印象を受けてしまうこともあります。
立っている時は地面に根をはるように、座っている時はしっかりと深く腰掛けて、ゆっくりで良いので低めのトーンを意識して発声してみてください。
面接時に聞かれる質問と回答例
弊社のどこに魅力を感じますか?(=業務内容への理解度の確認が目的)