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人事採用担当経験のある筆者が、新卒、第二新卒の方へ向けて面接官の立場から独自の視点で面接時の見ているポイントを教えます。

条件が良い人気の企業などでは、やはり厳しい就職戦線!

年が明けたかと思えば、既に3月。まだ寒いながらも春の息吹を感じる今日この頃です。

4月になれば、新年度となり新たなスタートを切る方も多くいらっしゃいます。

そして来年度も新卒の方を中心とした就職活動がまたはじまります。

特に新卒の方にとっての就職活動というものは、はじめての経験となりますので、戸惑うこともかなり多いと思われます。

選ばれる立場である就職活動は、ある意味ゴールの見えにくい過酷なレースとも言えます。

社会人経験のない皆さんにとって、就職することがひとつの結果であり、まず当面の目標を達成したというゴールとも言えます。

しかし、内定を得たことがゴールでは、ありません。
実はその先の方がずっと長いのです。
社会人となってから、定年となるまでは遥か先のことと言えます。

医学の進歩や環境の変化により年々日本人の平均寿命は伸び続けています。それに比例して定年も上がっています。
現在は、65歳から70歳での定年としている企業も増えてきました。

更に定年後も再就職するなど、労働力としての年齢も高まるばかりです。

現在の日本は少子高齢化で求人は売り手市場とも言われていますが、一方で格差社会とも言われています。

つまり仕事を選ばず何でもよければ、就職しやすいことは事実です。

しかし、条件が良い人気の企業などでは、やはり厳しい就職戦線が今でも存在しています。このような時代背景を踏まえ、考えなければならないのが面接対策です。

今回は、人事採用担当経験がある筆者が独自の観点で面接官の主観についてお話ししましょう。

企業によって異なり判断基準。更に人によって見どころは違う

新卒や第二新卒の方にまず意識していただきたいのは、就職活動をする立場としては、選ばれる立場であるということです。
しかし、就職活動する側であっても、希望する企業を選ぶことも必要となります。

当然、希望の就職先のリサーチは、面接を受けることを前提とするなら当たり前のことと言えますね。

企業は、企業理念にマッチした人材を求めているわけです。
実はその求める人材は企業によって異なります。同じということはありません。もちろん最低限の一般的指標は存在します。

企業側の立場を考えれば企業の規模にもよります。
大企業を選ぶのか、中小企業を選ぶのかによっても異なります。

大企業か中小企業かでは、当然見るところは異なります。
また企業の社風によっても、全く採用基準は異なります。

しかし、どの企業でも一律に同じなのが、新卒の場合、「経験」は、考慮していないことです。
中途採用の場合は、スキルや経験値などを踏まえ即戦力としての期待値があるかどうかが採用の判断基準となります。

中途採用の場合、退職などによって空いたポストを埋める為の意味があるからです。

では、具体的に新卒、第二新卒の場合の面接官の採用基準となるキーとはなんでしょうか?

それにはいくつかのポイントがあります。
具体的にポイント毎に説明していきます。

面接時に面接官が見るポイント1「伸びしろがあるかどうか」

即戦力の中途採用と違い、経験のない新卒の方を採用する際のポイントは、何があると思いますか?

そのひとつが、「伸びしろ」です。あなた自身が採用された場合の伸びしろを考えます。

面接官や人事担当者は、履歴書などの情報、面接での態度、話し方などは、もちろん判断材料とはしますが、それらをベースとし、実は最も知りたいのは、『どういう考え方を持っているか』ということです。

 

あなた自身の、素直な考え方を知りたいのです。

面接対策として回答を事前に用意しておくことも大切ですが、実は用意していた回答や対応は面接官からすれば、わかりやすいものなのです。

そりよりも、自分自身の言葉で、ありのままの考えをしっかりと述べた方が強く印象に残りますし、他者との差別化をはかれます。

面接時に面接官が見るポイント2「企業へのマッチング度」

次に企業へのマッチング度です。これは、その会社の社風や雰囲気に合うかどうかです。

この部分は面接官や人事担当者とのフィーリングによるところもあります。

面接時に面接官が見るポイント3「一緒に働く風景が想像できるかどうか」

上記のマッチング度の延長になりますが、企業に採用となった場合、一緒に働く可能性もあるのですから、実際に一緒に働けるかどうかのイメージを面接官が持てるかどうかも重要となります。

つまり、多くの方との面接を終えた上で採用会議が行われますが、面接時の印象が物を言うわけです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は新卒、第二新卒の方に向けての面接時のポイントについてお話ししました。

筆者は中小企業の管理職を経験し、人事採用にも関わってきました。
実際に面接官としても、多くの方を面接した経験があります。

今回の内容は、筆者自身の主観であり、面接官が変わればその考えも実に様々です。タイミングとフィーリング的な要素も実はあります。

 

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