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新卒の学生さんが、企業に出すエントリーシートについて、人事担当の私から見た、内容や、気持ちの持ちようについて紹介していきます。少しでも参考になればと思います。

内定に差がつく!ESのポイント

この企業に入りたいと思って、まずはじめにエントリーシートを提出するということになるかと思います。

エントリーシートについて、人事担当の立場から言いますと、私の会社ではということになりますが、あまり、長い時間かけて、目を通すという時間がとれないので、できるだけ、自分のことを端的にアピールしてくれるのが良いのかなと思います。

ひたすら長い文章を書いてくれる方もいますが、私としては読み切れないということがあるので、1番の強みを堂々と表現されているエントリーシートに印象が残ります。

逆にあまりにも長い文章である場合は、この人は、あまり自信がないのかなと思ってしまったりしますので返って逆効果となる場合もありますので注意が必要です。

しかしながら、エントリーシートの段階で、この人は合格、この人は不合格という判断をすることはあまりありません。

やはり、実際面接してみなければわからないということは強く思っていますので、よっぽど酷いエントリーシート出ない限りは面接をするというのが私たちの会社のスタイルであると言えます。

 

では、全くエントリーシートで評価していないのかというとそのようなことはありません。

私の場合は、エントリーシートを見て、面接でどのようなことを質問しようかを考えるようにしています。さらにエントリーシートで、端的に自分のことを表現できている学生に対しては、やはり、面接でも有利になってくるということは事実です。

では、エントリーシートの内容についてみていきたいと思いますが、見ているポイントとしては、自己PRの部分と、志望動機の部分ということになります。

自己PRを描くときは端的にアピール

まず自己PRの部分についてですが、こちらは、自分の長所をとにかくたくさん書いてくるという場合がありますが、これは一見すばらしい人物であるということになりますが、それは全て事実であった場合です。こちらとしましては、まだ、社会人としての経験がない学生さんですので、とにかくたくさんの長所が書いてあっても、本当かなと思ってしまいます。

そういう内容よりは、自分のPRは一点に絞り、端的にアピールされたほうが印象にももちろん残りやすいですし、評価も高いです。さらに、それが、まだまだ未熟ですがというような謙虚さがあると、私としてはすごく控えめに自分を評価していて、素直な人物であるのかなと思い、面接で、会うことが楽しみになったりもします。

自己PRでありながらも、しっかりと自分を厳しく評価できるというポイントは高いと思います。ですので、とにかく自分のアピールの場だと思って、あれもこれもPRして、少しでもたくさんアピールしようとするよりは、何か一つに絞り、さらに、それでもこのようなところができていませんがと言ったような内容になっている方が、しっかりと自分のことがわかっているんだなと思われるのではないかなと思います。

志望動機は会社の理解から始まる

次に志望動機のところですが、こちらは、志望する会社の情報をしっかりと理解しているのかという点が大切になると思います。

新卒の学生の場合、まだまだ企業のことを面接の段階で把握しておくのは難しいと思いますが、それでも、真剣に私たちの会社のホームページなりを読んで、理解してくれた上での志望動機になっている場合は、人事担当の側からすると、読んでいてわかります。

逆に、ただ、強い志望動機でもなく、なんとなく待遇面などを見て、良さそうだからエントリーしたという場合も、人事担当からすると、エントリーシートを見ていればわかると思います。人事担当も、毎年たくさんの新卒の学生さんと面接をしたり、エントリーシートをみたりとしていますので、ある意味プロであると思います。ですので、そのプロの目をごまかすようなことは簡単にはできません。

やはり、本当に私たちの会社に入って活躍したいんだというやる気のある人を人事担当としても見極めていかなければならないわけですので、書類だからといって侮るようなことはしてはいけないと思います。また、エントリーした時からもう勝負は始まっているんだという意識を持つことも大切ではないかなと思います。

真剣に書いてきたものとそうでないものは、分かってしまいますので、エントリーシートから、他のライバルと差をつけるんだという意識をしっかりと持つことが大切なのではないかと思います。

企業に提出する書類である以上、なんらかの評価に影響を与えるものであることは間違いないと思いますので、エントリーシートは選考において重要な書類であるという認識をしっかりと持つようにしていきましょう。

面接の時点で、あまり期待されていないという状況になってしまうのは損以外の何者でもありませんので、気をつけていきましょう。

ここまで、人事担当の仕事をしている私の視点から、エントリーシートが、選考においてどのような役割であるのかということを書いてきました。

就職活動を成功させるかどうかということは、書類選考から、ライバルに差をつけるという高い意識を持っているのかどうかということが、すごく強く関係しているということを頭に入れて就職活動をしていくべきではないかと思います。さらに、まだまだ社会人経験がないという新卒の方は、失敗して当たり前という立場でもありますので、どんどん就職活動でも失敗を恐れずに若さを出していくべきかなと思います。

まとめ

就職活動における、エントリーシートの役割という部分で書いてきました。

エントリーシートだからと言って手を抜くなどということがないように、また、エントリーを決めた時点からすでに勝負は始まっているんだということをしっかりと頭に入れて就職活動をしていくべきだと思います。

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