就活の面接方法の一つにオンライン面接がありますが、新型コロナウィルスの発生と共に急激に利用が広がって当たり前になってきました。
そうなってくるとオンライン面接でのマナーも常識として扱われますので、マスターしていなければなりません。
この記事ではオンライン面談のマナーやコツをご紹介していきますので参考にしてください。
目次
カメラには十分気を付けること
オンライン面談で重要になってくることは沢山ありますが、何はともあれカメラがなければ始まりません。
面接では目から入ってくる情報が印象を左右しますが、オンライン面談はその目の役割をカメラがしていますのでこだわるのは当然とも言えます。
カメラの角度に注意
カメラは角度によって見え方が変わってきますので、与える印象も全然違ってきます。
例を挙げると自分の目線よりカメラが下にあるとまるで見下ろすような目線になってしまって不快感を与えますし、カメラの方が位置が高いとあなたの表情がよく見えないので感情が伝わりにくくなります。
カメラはあくまでも自分の視線と平行になるように調整して、実際の面接と同じようにしなければなりません。
文字にすると当たり前のことですし、簡単に思えるかもしれませんが、実際にやってみると意外と難しいので事前に誰かとテストをしてみることをお勧めします。
近すぎに注意
角度とも近い話ですが、カメラとの距離感も非常に重要となってきます。
意外とオンラインでの距離感というものは掴みにくく、何も考えないで手の届きやすい位置にパソコンやスマホを置いていると、普通の対面ではあり得ないくらい近い距離で面接をしてしまうことになります。
あまりに近いと圧迫感を与えてしまいますし、顔も必要以上にじっくりと見られてしまいますので得なことは何もありません。
だからと言ってカメラから離れすぎていても顔がよく見えないという問題が起こりますので、やはりバランスが大事です。
背景に注意
オンライン面接ではあなたの顔だけではなく部屋の中も映りますので背景に気をつけることも絶対です。
いくら自宅とはいえ生活感があり過ぎる背景は良くありませんし、カフェなど後ろを人が歩くような環境もNGです。
自分の顔が映えることを考えても背景は白地の壁やカーテンが好ましいです。
あまり適した場所がなければ背景紙が売られていますので、それを後ろに置くのも良いでしょう。
バーチャル背景もありますが、背景が目立ってしまって目がチカチカしますし、エラーなどの原因にもなり得ますのでなるべく面接では使わない方が良いでしょう。
オンライン面接であった方が良いもの
オンライン面接を成功させるためにはそのためのツールも大事になってきます。
少しでもスムーズに面接を進めていくために、可能な範囲で用意してみてください。
イヤホンマイク
オンライン面接は声が聞き取りにくかったり、こちらの声がうまく届かないということもあり得ます。
そのリスクを軽減してくれるのがイヤホンマイクですので、買っておくことをお勧めします。
面接でこうしたものを使っても良いのかと不安になるかもしれませんが、面接官からはむしろ歓迎の声さえ聞こえてきますので大丈夫です。
イヤホンマイクがあった方が雑音も入りにくいですし、声も聞き取りやすいので面接に向いているというわけです。
ただし、マナーとして使用の前には「イヤホンマイクを使用してよろしいでしょうか？」などと許可をとるようにしておいた方が印象は良いです。
イヤホンマイクのデメリットとして、表情が見えにくくなる可能性もありますので断っておくようにしましょう。
顔用のライト
オンライン面接は実施する場所によっては顔がどうしても暗く見えてしまうことがあります。
多少は仕方がないこととはいえ、顔が暗く見えるとあなたの魅力も伝わりにくくなってしまいます。
そこで使いたいのが顔を照らすためのライトです。
パソコンやスマホに取りつけタイプのものも3,000円以下で売られていますので買っておいた方が何かと使えます。
演出をしているように思えるかもしれませんが、まさにその演出が大切ですので使うことを躊躇する必要はありません。
できれば良いパソコン
お金が絡むところですので理想を言えばという話ではありますが、なるべくしっかりとしたパソコンは用意しておきたいところです。
スマホでも面接はできますが、画面が小さいので見えにくいこともあるのでパソコンが理想的です。
ですがパソコンも古いものやスペックが悪いと途中で止まってしまうなどのトラブルが起こりやすく音声などの不具合も出てきますのでお金に余裕があるなら就活を機に買い替えてみてはどうでしょうか。
オンライン映えするコツ
オンライン面接は通常の対面での面接とは少し違ったコツがいります。
今まで通りの面接のマナーにプラスαで覚えておくとどんな時でも慌てずに対応することができます。
オンライン映えのコツをご案内しましょう。
メイクは少し濃いめでも良し
特に女性の場合、オンライン面接ならばメイクは普段よりも少し厚めにしてみることをおすすめします。
派手にしなさいということではなくナチュラルメイクは心掛けて欲しいのですが、どうしてもカメラ越しになると顔は平坦に見えがちです。
そこをカバーするための厚みであったり、顔色が暗くみえてしまうのをカバーするためのチークなどをうまく活用しましょう。
いつもよりも少しメイクの手間は手間は増やしておいた方が良いですね。
元気に表情は少しオーバーに
面接は印象が大事ですが、オンライン面接の場合はいきなり座ったところからスタートしますので第一印象がより強調されることになります。
なので最初に元気よく挨拶をして相手を掴んでおかないとそのままズルズルになってしまいます。
動きも対面の時よりも表現しづらいので、多少リアクションもオーバーなくらいにしておいた方が面接官側からするとちょうど良かったりします。
入退出まで気を付ける
オンライン面接で意外と油断してしまうのが退出の時です。
対面なら部屋を出るところまで細心の注意を払うでしょうが、オンライン面接はすぐに離脱できてしまうので気が抜けてしまいます。
面接のマナーは対面でもオンラインでも変わりありませんので、しっかりと挨拶をしてから通信を切るようにしましょう。
また、入室の際も途中で何があるかわからないので5分前には待機しておきたいです。
可能であればカメラのテストをして余計なものが映っていないかも確認しておきたいところです。
まとめ
オンライン面接は今後感染症の流行に関わらず増えていく可能性が高いでしょう。
仕事にもよりますが、就職後に活用する機会も多くなるはずです。
これからはできて当たり前になりますので、初めてで緊張するかもしれませんが、マナーを心得てスムーズなやり取りができるようにしてくださいね。