就活の面接をする際に少しでも自分の印象を良くしたいと考えるのは誰でも同じですよね。
その中で注目されるのが心理学の効果です。
面接でポイントになる部分の割合は印象が圧倒的に高いので好印象を与える心理学のテクニックは持っておきたいところです
就活で使える心理学の効果をご紹介します。
目次
覚えておきたい心理学テクニック
心理学は人間の行動や感情の動きを研究し法則をみつけ出してきたものです。
それは日常のコミュニケーションをスムーズにするものからビジネスや恋愛で活用されるものなど様々です。
その中でも就活で効果を発揮しそうなテクニックをご紹介していきます。
結論を最初に言う【アンチクライマックス法】
面接では最初に強い興味を惹きつけることが重要です。
心理学で「アンチクライマックス法」と言われるこの方法ですが、短期勝負の面接では最初に話を聞きたいと思わせることが必要なります。
ビジネスの場面でも最初に結論を持ってくることが好まれますが、忙しい相手の時間をもらう場合や、あまり関係が構築されていない相手とやりとりは最初のインパクトがないと聞いてもらえません。
家族や友人との会話ならゆっくり前置きがあってオチを最後に持ってくる話し方も良いですが、こと面接に関しては結論ありきでいきましょう。
面接官に合わせる【態度の類似性】
人は自分と似ている人に対して親しみを持ちますが、これを態度の類似性をと言います。
広く使われる心理学テクニックですので聞いたことがあるかもしれませんが、簡単に言えば趣味や感じ方が一緒ですと好印象を持つという法則です。
ですが面接で趣味の話をする機会は多くないのでここで使うのは話し方です。
面接官の言ったことを言葉を変えて繰り返したり話すペースを同じにすることを心掛けると面接官は心地良く感じあなたに好印象を持ちます。
面接官をよく観察して相手に合わせることを意識してみましょう。
良い所に注目させる【ハロー効果】
人は情報が少ない場合や印象の強いものがあれば、目立っているものに引っ張られて相手のことを判断することになります。
面接はまさにこのハロー効果が当てはまる部分が多く、どんなにベテランの面接官でも短時間であなたの全てを理解することは不可能です。
そのため例えば元気が良くあいさつが出来ているなどの小さなことでも評価を引き上げますし、何か努力家を思わせるエピソード等があるとあなたは諦めずに前向きに働く人材とみなされます。
このように情報が少ない故に1つ1つの印象の価値が上がり、その中で最も記憶に残ったものがあなたの評価となります。
つまり悪い印象を持たれると挽回は難しいとも言えます。
例えばあなたが真面目さは負けないという強みを持っていたとしても、ボソボソと自信なさげに話をしてしまうとコミュニケーションが下手という印象が強くなって不利になります。
伝え方を工夫する【フレーミング効果】
「大学4年間で10回もバイトを変えた」と「大学4年間で10種類のバイトをした」と聞くと前者は飽きっぽい性格で後者はアグレッシブな性格に思えませんか?
フレーミング効果とは同じことを言っているのに表現の仕方でまったく違う印象を与えることを指します。
もしもあなたが良いエピソードを持っているのにあまり伝わっていないと感じているなら表現の仕方を見直してみてください。
最後に好印象を残す【ピーク・エンドの法則】
面接全体を通して最後に好印象を残すことであなたの評価は高まります。
面接の最後といえば「何か質問などはありますか?」です。
ここが最後のアピールチャンスになるので積極的に発言をするようにしてみてください。
質問がないのであれば今日の感謝やその企業に入りたい気持ちを改めて伝えるようにすると綺麗です。
退室をする際にも最後まで見られていることを忘れずに、しっかりとお礼を言って堂々とした姿で出るように心掛けましょう。
心理学を活用するなら普段からの練習が必要
心理学は取得することで就活に優位になりますが、緊張感のある面接でそれを使いこなすのは簡単ではありません。
うまく活用したいのであれば普段から練習しておかなければなりません。
慣れていないと足元をすくわれる
心理学を活用したいのであれば日常会話等で感覚を磨いておいた方が良いです。
いざ本番の面接で使おうとしても、もっと他に考えなければならないことは沢山ありますので余裕はありません。
覚えた心理学テクニックを使おうとして面接の内容がボロボロになってしまったら本末転倒で目も当てられません。
ごく自然に使えないのであれば無理に試そうとしないでおきましょう。
心理学の効果は面接官もわかっている
心理学はビジネスでも多く活用されるものですので当然面接官も効果のほどはわかっています。
そして就活生が心理学を勉強して来ることも織り込み済みですので付け焼刃の心理学テクニックを披露したところで見透かされるだけです。
面接の中身によっては小手先だけだと思われかねませんので心理学に頼ることを前提にしてはいけません。
あくまでも少し印象を良くするために織り交ぜる程度がおすすめです。
身に着けておけば就職後も役に立つ
心理学を学んでおくことは就活でも使えますが、人とのコミュニケーションに関わるところですので就職後も何かと役に立ちます。
その意味では面接ですぐに使えないとしても日常から意識して練習しておくことは将来の自分のためになるとも言えます。
今までは興味がなかったという人も就活は良いきっかけになりますので、練習をしてみてください。
まとめ
今回は就活で使える心理学のテクニックをご紹介しました。
心理学の分野は深いものですので本格的に勉強してみるのも面白いかもしれませんね。
ここで注意ですが、心理学はあくまで傾向ですので絶対に当てはまるというわけではありません。
効果がない相手もいますので過信しないようにはしてくださいね。
大事なのは自分が就職をしたい意思を伝えることですので、心理学はそれをより伝えやすくして相手にわかってもらうための方法の一つでしかありません。