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面接試験でよくある質問に、最近のニュースで気になるものはなにかありましたか?というものがあります。この質問は就活生が普段からどのようなニュースに興味を持っているかをはかる質問でもあります。

さすがにこの質問に対して「ありません。」と答える人はいないかと思いますが、ここではこの質問に対してどのように回答していくべきか考えてみます。

どんなジャンルのニュースを選ぶべき?

最近のニュースで気になるものと問われたら、極力今受験している企業の業界関連ニュースのうちから回答することがいいでしょう。自分が業界に興味を持っていることのアピールにもなりますし、企業からしてみれば企業研究がよくできた就活生という評価につながります。

しかし、なかなかそんなニュースはない場合もあります。その場合は、政治・経済に関するニュースが無難です。

なぜなら、政治や経済はどの企業に対しても業績に対して影響を及ぼすものであるからです。政治動向いかんで、社会の景気は左右される面もありますし、輸出入を取り扱う企業では外交次第で大きく業績を左右されることにもつながります。そのニュースで企業はどのような影響を受けることが想定されるのかを押さえておけば政治や経済といったジャンルのニュースで回答することはどの業界にも使えるでしょう。

職場環境

ポジティブなニュースを選ぶ場合

回答に選んだニュースがポジティブなものである場合、それは大抵受験する企業にとってもポジティブなものである場合が多いでしょう。ポジティブなニュースであれば「御社はこの流れによってより成長していく企業であり……」等の会話に結びつけていくこともできますので、そこから話題を広げることを意識しましょう。

一方でポジティブなニュースからは自分の考えをアピールしづらいといった側面もあります。ポジティブなニュースから起こり得ることというのは大抵どの人も同じようなことを考えますので、無難な人という印象が精一杯になってしまいます。

ネガティブなニュースを選ぶ場合

就職試験での面接なので、「いくら最近気になるニュース」のような近況を問う話題でもなかなかネガティブなものは持ち出しづらいという面もあるかと思います。しかし、面接試験で話題を広げていくためにはこのネガティブなニュースというものは使えるものです。

業界関連ニュースであれ、政治・経済に関するものであれ、おそらくネガティブなニュースから想定される企業への影響はネガティブなものとなることがほとんどでしょう。ポイントはここであなたはどう考えるか?です。

ネガティブなニュースに対し、「私だったらこうすることで、改善を目指します」など、自分の考えを提案することで、より自社のことをよく考え、勉強している人だという印象を与えることに繋がると思いませんか?

面接試験では短い時間で自分をアピールしていくことが大切ですので、例え最近のニュースを問われる質問であっても自己アピールにつなげるべきです。そのためにあえてネガティブなニュースで回答するというテクニックは使えると思います。

選ぶニュースのレベルは?

このような質問がくるといい格好をしようと思って、ついつい難しいニュースを回答してしまいたくなりがちです。答えて終わりの筆記試験であればそれでもいいかもしれませんが、それが会話のきっかけとなる面接試験であまりに背伸びして回答することは自らの首をしめることになりかねません。

まして、相手は何年も社会の荒波に揉まれてその業界で生きてきた人たちです。背伸びして難しいことを回答しようとしていることなどすぐにバレてしまいます。大切なのはこの質問への回答から会話を発展させていき、自分をアピールすることですので、あまりに難易度の高いニュースで回答することは控えた方が賢明です。

最後に逆質問も一つの手

よく面接試験の最後に「何か質問はありますか?」や「何か言いたいことはありますか?」などと聞かれることがあります。もし試験中に最近気になるニュースを問われていたとしたらここで逆質問してみるのも一つの手でしょう。

逆質問といっても面接官に対して「最近気になるニュースは?」と聞くわけではなく、「私はこのニュースからこう感じましたが、面接官の方だったらどう感じるのでしょうか?」などと、自分と同じニュースに対し、相手はどう考えたかを聞くのです。

社会経験の少ない就活生ですので、ニュースから得られる情報や感じ取ることもそこまで多くありません。これに対し、経験豊富な社会人の先輩だったらどう思うのかと質問するのです。これにより勉強熱心だという印象を与えることができますし、人の意見を広く聞いて自分のものにしようという人間だという印象を与えることもできます。面接の最後の最後までうまく使っていきたいですね。

まとめ

ここでははよく面接で聞かれる「最近のニュースで気になるものは?」という質問に対して考えてきました。面接ではどんな質問に対しても自分の考えを交えて回答することが大切です。一見すればただ最近の情勢を問うている質問かもしれませんが、必ず自分の考えを交えられるようにしっかり準備しておきましょう。

 

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