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就職活動において選考方法には種類があり、人によって得意不得意があります。
普通の面接ならどうにかなるものの、グループディスカッションは苦手という人や、筆記試験の対策がわからないという人など様々でしょう。
選考のシチュエーション別に突破するためのポイントをお伝えします。
しっかりとそのポイントを抑えればきっと良い結果がついてくるはずです。

エントリーシートや履歴書のコツ

就職活動の第一歩である書類選考がさっそく鬼門であるという人も少なくないと思います。

たしかに文字にして自分を表現するのは難しいことですし、目立ったエピソードがないと何を書いていいのかわからなくなってしまいます。

ただ、一生懸命考えて書いていただいて申し訳ないのですが、人事担当はそこまで細かく内容を見ているわけではありません。

少人数しか応募してこない職種の会社であれば別でしょうが、多くの企業は新卒採用時には大量に送られてくる書類をじっくり読みこんでいる時間はありません。

書類選考で外されてしまうのは次のような場合です。

  • 日本語になっていない文章
  • 多すぎる誤字脱字
  • 質問内容とあまりにズレた内容
  • 使い回しが明らかな志望動機やエピソード

このどれかが当てはまるともう読む気を無くしてしまい、次の人の選考に入ってしまいます。

逆に言えば、これを気を付けてもらえればそれほど劇的なエピソードはなくても書類選考を通ることは可能です。自分がいかにこの会社に入りたいかをしっかりとした言葉で書いてください。

グループディスカッションのコツ

就職活動をしているとグループディスカッションが入ってくる場合があります。

お題もその時に応じで変わって就活生には大変でしょうが、これは自分をアピールする大チャンスだと思ってください。

人事担当としては新卒の人が仕事ができるかどうかを面接だけで判断するのは簡単なことではありません。グループディスカッションのポイントは集団の中での自分の立ち振舞いをいかに見せるかです。

会社での仕事はみんなで協力して行うものです。
当然協調性や積極的に参加する意識というものは仕事を続けていくうえで常に必要になってきます。

そして人事担当が見たいのもその部分です。

グループディスカッションでまずやらなければならないことは積極的に参加することです。

望ましいのは司会を務めるなど、その場でリーダーシップを発揮することですが、それは誰もが考えることです。よくリーダーになっても自分本位過ぎて逆に評価を落とす就活生もいますので、やれば良いと言うものでもありません。

仮にリーダーになれなくても、積極的に意見を言ったり他の人の意見をしっかり聞くことが出来ていれば人事担当の評価は上がります。

ちゃんとメンバー全員を見て話すことができているか、自分に反対する意見でも受け止めることが出来ているかを見ています。

間違えている就活生はこの時に明らかに目線や意識が我々の方を向いており、他の人の意見も議論でねじ伏せようとしてきます。

それでは集団で仕事をする上ではあまり良くありませんので、お気をつけください。

普段大勢の中で自分の意見を言うことが苦手という人には少し辛い選考かもしれませんが、他人の意見をしっかり聞けているかも大切ですのでその部分でアピールしてください。

注意するのは、意見を求められた時には自分の言葉にして話すことです。いくら相手の意見を受け入れても、そのまま賛成するだけでは参加している意味がなくなってしまいます。

集団面接のコツ

就活生数人と面接者という構図は定番の面接スタイルではありますがここでもコツはあります。

グループディスカッションにも共通するとことですが、注意すべきなのは他の人に流されてしまわないことです。

集団面接ですと人事担当が同じ質問を繰り返すことがあります。そうすると前の人が答えた内容を真似してしゃべってしまう人がいますが、それはまり心証が良くありません。

自分が前から考えていた回答を先に取られてしまったという動揺はあるでしょうが、同じ意見でも少し別の角度から見るなど変化はつける必要があります。

そのためにも何パターンかの回答は考えておいた方がよろしいでしょう。

集団面接では同じグループの中から順位を決めていて、上位が次に進むと勘違いされている人がいます。

そのためライバル心むき出しでアピールをしてくる人がいます。悪いことではないのですが、相手を潰すようなことは避けた方が良いでしょう。

面接をして良かったと思えば全員進むこともありますし、残念ながら全員不採用ということも普通です。

あまり意識し過ぎずに自分を出すことに集中してください。

個人面接のコツ

就活生一人に対して複数の面接官がいるスタイルの面接は非常に緊張するでしょうが、心配はいりません。

相手が多いからといってやり方を変える必要はありません。

複数の面接官がいる場合、その面接官のタイプもバラバラであることが多いです。少し意地悪な人もいれば、関心が無さそうにしている人もいて新卒のみなさんとしては怖くなってしまうでしょうがそれでも自分を出すことが大切です。

関心の無さそうな人も話しは実はしっかり聞いていますし、意地悪な質問もその対応力を見ています。

完ぺきな受け答えができるに越したことはありませんが、それよりも自分の言葉で質問に対して答えを出せるかどうかが注目されています。

目線も注意が必要です。

多くの場合は質問者に対して視線を向けることになりますが、時々は全体にも目線を動かすようにしてください。

聞いているのは全員ですので、その場にいる人たちに聞いてもらうという姿勢が大切です。

最後に質問はと訊かれたら

面接やエントリーシートでは「最後に質問は」となることがよくあります。ここは最後のアピールチャンスですのでできれば生かして欲しいです。

本当に質問がないなら仕方がないですが、本気で就職したいと思ってくれているのであれば、気になることが少しは出るものだと思っています。

つまり、この質問で自社に対する興味度合いを測っているのです。

業務についての質問でも良いですし、業界についてでも良いので本当に興味があるということを伝えてください。消費者向けの商品を扱う会社なら、消費者目線の意見でも歓迎されるでしょう。

本気で就職したい会社であれば簡単に思いつくはずです。

遠慮することなく質問した方が好印象です。

まとめ

参考になりましたでしょうか?

新卒の就活ですと、面接で緊張してしまうことはよくあることです。なので緊張していることについては人事担当もそれほど気にしてはいません。

ですが、緊張のあまりに自分のことを話せなくなってしまいますと、こちらも判断材料がないので困ってしまいます。
よく面接は「落とすためのもの」と言われますが、そんなことはありません。

確かに採用人数には制限があるので絞らせてはいただきますが、企業は優秀な人材を見極めるために面接をするのです。
書類選考やグループディスカッションも同様ですが、とにかく自分の言葉で自分をアピールしてもらえることを人事担当は望んでいます。

就活生みなさんが、自分で納得のいく就職活動ができることを願っております。

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