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「とりあえずエントリー」で送っていまいがちな選考書類たち。
同じ人でも内容によって、通ることもあれば、お祈りされてしまうこともあります。
採用担当目線で、もったいないと思った選考書類と改善ポイントをお教えします。

もったい無い!!選ばれる書類・エントリーシートの書き方

企業の規模にもよるとは思いますが、採用担当者はたくさんの選考書類に目を通しています。私が採用担当やっていたときは、少なくとも月に80名くらいの書類選考を行なっていました。

どこの採用担当者さんも、数が増えるとどうしても1件の選考に回す時間が少なくなり、全て必ず目を通してはいるものの、じっくりと読む、ということはなかなか難しいのが現状です。

「じっくり読んでくれないんじゃ選考書類に力を入れる意味ないじゃん。。。」

そう感じる方もいらっしゃると思いますが、新卒も中途も、とりあえず面接に進まなければお話になりません。たくさんの応募のある中で、書類から会いたいを勝ち取るのがまず最初の一歩です。

「じゃあ、どんな書類なら会いたいと思うの?」と感じると思いますが、私が採用担当者をやっていて、特に見ていたのが下記のポイントです。

【新卒】
・写真
・志望動機
☆書類構成のレイアウト
【中途】
・写真
・志望動機
・職務経歴書(2枚以内!!!)
☆書類構成のレイアウト

書類選考で選ばれる写真とは!?

まずは「写真」のお話。

「写真って顔で判断するの…?」って思われるかもしれませんが、やはり正直なところ、写真である程度の「イメージ」はついてしまいます。

例えば営業職で、全く同じスペックの二人の履歴書があるとして、一人は口角の上がった笑顔、もう一人は虚ろな瞳。。。だったら、次のステップに残りやすいのは、きっと前者だと思います。

顔の造形で決めることはまずないですが、どの職業でも何かと「コミュニケーション能力」と言われる時代。

しっかりと前を向いた明るい表情で写真をとることをオススメします。またできるだけ、エントリー時には履歴書に写真をつけることをオススメします。

もったいない志望動機と選ばれる志望動機

お次は「志望動機」のお話。これは本当に採用担当者からするともったいないポイント満載です!

よく見る志望動機の例文。

小さい頃から〇〇が好きで、〇〇業界で働くことを強く志望しています。

これ、何がダメなの?と思うかもしれませんが、前後にしっかり内容があれば問題ありません。ただこれだけだとちょっと足りない内容です。

よく私もこの志望動機を受け取っていましたが、大概現場に

  • この子、”うちの会社”じゃなくても良さそうだよね
  • 決め手にかけるなあ

と言われることがほとんどでした。

今、企業は自分の会社にフィットする人材を求めています。どの会社にも使いまわせそうな志望動機はすぐにバレてしまします。ぜひこの会社に入りたい!と思ったところには、その企業に入りたいという思いも書いておくことをオススメします。

「書類構成のレイアウト」はとても重要!

序盤に書いた通り、1通の書類を見るのに担当者あまり時間はかけれません。つまり、シンプルで見やすい書類が選考には好まれる傾向が強いです。

小説みたいに長い文章で、自分のセールスポイントを徒然と書かれる方もいますが、下記の例文の方が見やすい、かつ要点が分かりやすくてオススメです。

【セールスポイント】
・コミュニケーション能力/実行力
→〇〇サークルの部長を行い、○○名をまとめてきた経験があります。
学祭でも分担をしっかりと行い、校内投票で○位に選ばれました。
見出しで分かりやすく、その後にシンプルに具体的な行動を書くと説得力が増します。書類の見やすさは、自頭の良さや、Officeソフトがある程度使える裏付けにもなります。

 

書くことで精一杯になりがちですが、選考書類とは「読む相手」がいるもの。
見やすいものを心がけましょう。

見やすい職歴書のサンプル例

【職務要約】
A株式会社のコーポレートとして、経理/人事/総務全般の事務業務を経験。
事業拡大による採用強化につき、人事リーダーに就任、採用/労務を担当。

【職歴】
20XX年X月?現在 A株式会社
事業内容:制作会社(従業員数:XX名)
配属:人事部マネージャー

【主な職務概要】
中途採用
・採用チャネルの選定
・求人作成(担当部署とのベンチマーク/ペルソナ設定、求人への落とし込みと管理)
・母集団形成(エージェント対応、ダイレクトリクルーティング)
・書類選考~日程調整~1次面接対応~内定者フォロー
・入社後フォロー(勉強会、社内セミナー企画実施)

新卒採用
・中途採用と同様の業務に加えて、学校との折衝
・説明会の企画、実施

人事制度
・評価制度構築
・評価制度改修
・社員研修の企画立案、実行 他

労務
・入退職者手続き
・助成金
・36協定
・健康診断管理
・社内規則管理 他

その他
・コーポレート部門内業務全般のサポート 他

実績・成果
・XX年度採用実績○○名(採用予定人数〇〇名、達成率○%)
・採用媒体、エージェントの見直しを行い、稼働していない○○社を解除。結果、XX年度採用コスト○○%ダウン

まとめ

結論をかきますと、「履歴書は企業へのラブレターだとこころえよ!」です。

ちょっと暑苦しく極端ですが、やはり「入りたい」という意欲をもって送ってくれる書類が残る傾向が強いです。きっとみなさんも「好きだ!」と言われて悪い気がする方は、そうそういないですよね。

好きな相手に送るものなら、見やすくしよう、という心使いも自然とできるはず。「読まれる意識」を持って書類は作成しましょう。

「ちょっとスキルが足りないけど、意欲的だから会ってみようか」なんて、よく聞く話です。

ちなみに採用担当は採用が主な仕事なので、面接はいくらでもやりたいと思いますが、配属先の担当者はメイン業務が面接ではありません。
ちょっとでも面接の時間を自分のメイン業務に回したいと思っている方も多いのが現実。角度が低い方の面接は避けたいのです。

ぜひご紹介したポイントもおさえつつ、「会ってみたい」と思われる選考書類作りを行なってください。

 

 

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